バレエの基本となる脚と腕のポジション~バレエのレッスン疑問点 no.20~ | 瀬間亜理砂バレエ教室のブログ

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バレエ初心者の方も、これからバレエを習おうかなとお考えの方も、ずっとバレエのレッスンをしている方にも、バレエのお悩みがちょっとでも解決できるようなブログになれるといいな・・・と思っています

こんにちは

愛知県名古屋市にある瀬間亜理砂バレエ教室です

 

バレエの基本中の基本なんだけど、基本すぎて今更人に聞けないような疑問って、結構お持ちなのではないでしょうか?

バレエ初心者の方も、これからバレエを習おうかなとお考えの方も、もうバレエは随分習っている方にも、お悩みがちょっとでも解決できるようなブログになれるといいな・・・と思っています

 

《バレエの基本となる脚と腕のポジション》

バレエのレッスンで

脚、腕、方向の

基本のポジション(型)は番号です。

そして

ポジションをまず覚えなくては、

バレエのレッスンが始まりません。

 

脚のポジションはどのメソッド(教授法)でも同じです。

腕のポジションや方向のポジションは

番号もついてますが、

メソッドによって違ったりしますので名前がついています。

 

脚のポジション

1番

両脚を踵を付けて立ち、

股関節で両足の付け根を外側に180度アンデオールさせ立った状態。

 

ですが、

股関節の可動域がよっぽど広い人でないと、

最初から180度アンデオールさせることは難しいです。

 

体幹を使います

まず

足裏のアーチ構造を使って

床を真っ直ぐ押して立ち、

内腿の一番上・体幹を使って

骨格アライメントに沿って

真っ直ぐ伸びます。

 

そして

体幹を使って上半身を徹底的に引き上げ、

股関節に動く余裕を持たせ

可能な限りアンデオールします。

 

まずはご自分の股関節の可動域を知り、

それ以上の無理をしない角度の1番ポジションを覚えます。

 

無理をしない角度の1番ポジションですが、

ご自分の中では、

上半身の引き上げと、

アンデオールは、

し続けていることが重要です。

 

床を使ったバレエのレッスン等を

きちんと行っていくことで、

可動域は広がっていきますので、

怪我をしないように最初から無理はしないようにしてください。

 

以下、上半身の引き上げとアンデオールし続けることは同じです。

 

2番

1番ポジションから、片足を横にタンジュして、足裏を床につけ立っている状態。

 

3番

1番ポジションより、片足の土踏まずにもう一つの片足の踵をつけ立っている状態

1番ポジションと5番ポジションの間は全て3番ポジションとする説もあります。・・・1番と5番のポジションは特に正確に!という考えからきているのかもしれません。

 

4番

片足をもう片方の足の前や後ろへタンジュし足裏を床につけ立っている状態。

とても難しいとされるポジションです。

 

骨格アライメントを崩さず立つことは勿論ですが、肩・肋骨と骨盤の向いている方向が同じになるように気を付けてください。

 

5番

片足ともう片方の脚とを前後にピタリと重ねます。

 

アンデオールがまだ十分にできていない場合、

横から見た時に、

前足の踵と後ろ足の親指が触っている状態で、

前足の指先と後ろ足の踵は離れてしまいます。

 

5番ポジションも4番ポジションと同じく、

骨格アライメントを崩さず立ち、

肩・肋骨と骨盤の向いている方向が同じになるように気を付けてください。

 

補足ですが、

両足の親指と踵をつけて立った状態を6番という場合があります。

6番でも上半身を引き上げ、

内腿の一番上はアンデオールしている意識をもって立ちましょう。

 

腕(アームス)のポジション

腕のポジションも脚と同じく5つのポジションがありますが、まずは名前のついているポジションを覚えてください。

 

このブログのno.12で説明した4つのポジション

アン・バー、

アン・ナヴァン、

アン・オー、

ア・ラ・スゴンド  です。

 

アン・バー en bas

・・・フランス語 下に の意味

en は方向を示す語

アン・バーは腕の基本ポジションです。

 

アン・ナヴァン en avant

・・・フランス語 前方へ の意味

avant 前 

ドゥバン devant・・・フランス語 前に

どちらも前方向にという意味ですが、

バレエにおいては、

アン・ナヴァンはアームス(腕)についてのみに使われます。

 

アン・オー en haut

・・・フランス語 上に の意味

 

アン・ラ・スゴンド à la seconde

・・・フランス語 2番に という意味

バレエにおいては、

脚や腕が2番(横)方向に という意味で使われます。

レッスンでも「アームス2番」

と指導される場合があります。

 

バレエのレッスンを受ける時に、

脚のポジションは番号で、

腕(アームス)のポジションは名前で

指導されることが多いと思います。

 

方向のポジションはセンターレッスンのお話の時に詳しく説明します。

 

こちらも覗いてみてくださいね→瀬間亜理砂バレエ教室ホームページ