2週間引きこもっていた間に

ドラマや映画を観まくった。

 

 

① ドラマ「星降る夜に」

 

 

 

このドラマは、リアルタイムで1話観て、

その時「silent」ロスが酷かった頃だったのもあり、

また手話のドラマを観る気持ちになれずに離脱していたんだけれど、

改めて全話観てみたら、すごく素敵ドラマだった。

 

吉高由里子が主役のドラマは間違いない!がまた立証された。

彼女は、相手役の男性の魅力を引き出すのが上手だよな。

 

 

② 映画「花束みたいな恋をした」

 

 

 

 

恋愛物語といえば

・付き合って結婚してハッピーエンド系

・結婚後がハッピーエンドとは限らないぞ夫婦ドロドロ系

が定番だけど、

 

これは、恋に落ちて付き合って別れたけど

人生通してみたらあの時期はハッピーだったな

当時はしんどいこともあったけど、幸せな時間だったなって

人生の中の一コマとして切り取って、大切にしている感じが好きだった。

 

恋人が戦死してしまい

その後、違う人と結婚して幸せな家庭を築いたけれど

歳をとってからもずっと人生の大切な時間、思い出としてずっと残っているお話に

感動する気持ちと似ていたかな。

 

 

私は20歳から7年同棲して結婚しているから

環境が変わって関係が変わって・・っていうのすごくわかったのもあるし。

 

うちの場合は、元々趣味とか笑いのツボとか共通点なしで、

私が面白いと思う作品を「面白さが全くわからん」と

コメントされることが常で

完全に理解しあってた頃が存在しないから

環境に影響されまくって人格変わった?ってなっても

諦められたけれど。

完全一致からのズレは悲しみが深いだろうな。

 

それにしても

「花束みたいな恋をした」ってタイトルが素敵すぎるよな。

 

花束なんて人生でそんなもらうものじゃなくて

だからこそ、もらったらテンション上がるし、

もらったことはずっと覚えている。

 

もらうだけじゃなくて

花束を見ただけでも

なんか幸せな気分になる。

 

枯れるってわかっているのに

その一瞬はすごく幸せなんだよね。

 

完全に相手と一致する恋なんて人生であるかないかだし

「花束みたいな恋」が完璧にこの映画を表現していて感動よ。

 

さすが坂元氏(この映画の脚本家)

 

坂元氏を尊敬する

「silent」や「いちばんすきな花」の生方さんが

花束や花に想いを託している感じも相まって

勝手にエモってなってしまったわラブ

 

 

③ いちばんすきな花

 

 

8話もよかったね。

旦那は「おもしろくないわけじゃないけど、よくわからん」と

コメントしてはりましたが。

 

ドラマや映画を見終わったあとにレビュー読んで、

同じものを観ても感想ってそれぞれだよなって

確認するって作業を毎回やるんだけど、

 

このドラマは賛否がすごく分かれてるね。

好きな人はすごーい好きだけれど、

はぁ?って人はとことんこき下ろすみたいな。

 

 

Yahooのレビューはほぼ否で、

フィルマークスのは賛って分かれているのも面白い。

 

 

 

 

いつもは人それぞれいろんな感想あるね〜で

終われるんだけれど

否なレビューに対して

「多数派の辛さはわがままなのか」

「理解してくれなくていいから知ってほしい」

ってドラマのセリフを返してしまいたくなる衝動に

かられてしまってね。 

 

面白くなかった

共感できなかったって感想に対しては

人それぞれなんだからって尊重できるけれど、

そこと一緒にしないで!って気持ちになるレビューもあってさ。

 

例えば

 

自称HSPがー

被害者意識強め

文句ばっかり言ってて性格悪い

 

とかにはモヤってしちゃってね。

 

 

わかるよ。

私も自称HSPの人好きじゃないよ。

だって、本当にHSPの人は

「私繊細だから配慮して〜」とアピールはしないもの。

「私意外と傷つきやすいから笑」みたいにネタにすることはあっても

見た目にわかりやすく

他人からの心配を求めていますオーラは出さないから。

 

以前HSPって言葉が世に出始めた頃に書いたけれど

HSPって言葉がメジャーになることで

自称が現れて、

そのせいで本当に繊細な人たちが苦しくなるんじゃないか

という危惧が現実になってきちゃっててやるせないわ。

 

↓ 以前書いた記事

 

 

被害者意識強めとかもさ。

昨今はさ、自分のお気持ちだけを重視しろ!な

被害者しぐさの人たちが跋扈している世の中ですよ。

そういう人に辟易しているから

言いたくなる気持ちもわからんではないんだけど、

ここで描かれている人たちは

そういう人とは根本的に違うんだよな。

一緒にされがちってのはわかるんだけど。

 

自分の被害妄想で勝手に傷ついて

多数派の人を悪者にしているって

多数派の人は思うんだよね。

 

わかるよ、わかるよ。

わかるから、それを言葉にしてこなかったのよ。

「被害妄想」って言われるのがわかっているし、

理解してもらえるなんて思っていないし。

 

私は、被害者意識強めな人を、

自分は他人を理解する気ゼロなくせに

他人に自分を理解するように強要する人だと思っているから、

 

相手が自分のこと理解できないことがわかっていて、

自分を理解してほしいと要求していない人たちが

傷ついている様と同じに括らないでほしいなと思ってしまうんだよね。

 

 

文句ばっかりっていうのもさ。

今まで自分の中だけに閉まっていたものを

全部出してもいい人たちに出会って

共感できるって幸せ〜嬉しい〜ってなってるだけだし、

4人でいるときぐらい

はしゃいじゃってもいいじゃないか。

しかもコメディで描いているのに。

 

文句言うなんて人の悪口言うなんて

そんなの人としてどうなの?と

自分のことをポジティブな善良人間だと思っている人が

無意識に人権意識ゼロな言動をしているってこと結構あるけれど、

 

そう言う人に対して、

心の中で「はい出た!ポジティブ人間アピール」って悪態ついている自分を

性格悪いな〜って自覚して生きてきているのよ。

 

そういう自分を外に出さないことへの後ろめたさもあって、

人から悪口とか絶対言わないよね〜とか褒められると、

「私、腹黒いんですよ」

「性格悪いんですよ」

って自分下げをしてしまったりさ。

 

それを言葉通りに受け取るタイプの人が

「本当は腹黒いらしいよ」って周りに広め出したりしてややこしくなったりして

結局さらに当たり障りのないことしか言わなくなっていき・・

自分の心で思っていることを表現することを諦めちゃってさ。

 

だから、表現できる場に出会えたら

そりゃぁ饒舌にもなるわ。

子どもの時からどれだけためてきたと思っているのよ!

 

と、まあ

否レビューに噛みつきたくなる衝動が抑えられなくて

負なことばかり書いてしまったが、

 

実際は、

世間の「いちばんすきな花」の評価が高いところを見ると、

繊細な自分と折り合いをつけながら

多数派に属している風な人たちってクラスに2〜3人はいるわけで、

そういう人たちはドラマや映画が好きな率が高いし、

ニーズは実はめっちゃあるって可視化されて嬉しい気持ちの方が強いんだけどね。

 

 

④ ウソ婚

 

 

これはリアルタイムで観ていて、

毎週楽しみにしていたドラマ。

 

アマゾンで配信されてたから改めて観てみたけれど、

いや〜好きなのよ。

これは旦那も面白いって言ってた。

 

心理描写が丁寧なんだよね。

 

 

TVerやアマゾンで10年前くらいのドラマを

観ているけれど、

エンタメとして楽しいけれど、

人物を繊細に丁寧に描いているのって少ない気がしていて。

 

若いときは外国かぶれだったから

洋画や海外ドラマばっかりで

日本のものはほぼ観ていなくて、

 

出産子育てで10年くらい

完全にメディアから遠ざかっていた時期があるから

日本のエンタメを語るなんておこがましすぎるんだけどさ。

 

 

「アンナチュラル」から

日本のドラマや邦画にハマり出した新参者ではあるけれど、

作り手さんたちが繊細になった感はあるよね。

 

バブル時代のイケイケノリノリ(古)な業界人が

いなくなったってことなのかな。

知らんけどニヤニヤ

 

 

 

この4つ以外にも

アニメ含めいろいろ観たが

書きたいのは今のところこれくらいかな。

 

やっぱ好きなものを書く方が楽しいね。