おはようございます。

 

台風が過ぎて、すごい気温が上がっています。

 

熱中症に気を付けて下さい。ほんとに・・・

 

 

 

以前こんな話を聞いたことがあります。

 

結構前のコトなんですが、その人はとあるゲイ雑誌から原稿を頼まれるような人で、

 

時折依頼があって、ゲイが好きそうな話題を取り上げていたそうです。

 

ある時ゲイとファッションをテーマについて書くことになって、

 

具体的な内容はその記事を読まないとわかりませんが、

 

要は「ゲイにモテるファッション」は

 

短髪で、ジムで鍛えたガチムチで、髭があって(←身体的なコト)

 

ラグシャツを着て、短パンを履く(←服装)

 

とモテるYO!!

 

みたいな内容だったそうです。

 

 

そして、その後、とあるゲイのサークルの団体が、どこかの駅で待ち合わせをしていたら、

 

一人残らず、全員ラグシャツを着ていた・・・・そうです。

 

 

 

この話を聞いた時・・・

 

「いや~、僕も同じようにラグシャツ着たかもなぁ~。」と思ったりしました。

 

今でこそ「服装は相手に迷惑にならないように。」

 

という信念をもっているので、必ず襟の付いたシャツを着るようにしていますが、

 

数年前の僕だったら、ゲイだったらこれを着るべきでしょ!

 

なんて言われたら、ホイホイ買いに行っちゃったかも知れません。

 

 

やはり、自分に自信がなかったり、信念がなかったり・・・他にも理由はあると思いますが、

 

他人(ここで言えば「雑誌」)から、「これがいいんだよ~」なんて言われると、

 

「そうなのかも」とか思って、本当に自分の好きなものを置き去りにして、

 

そっちに飛びついてしまうのかも知れません。

 

 

僕個人として、ゲイは「男性性が不足している」から「男性性をより求めよう」とする人たちだと思っているので、

 

自分に不足している部分があると、無意識で理解しているからこそ、

 

「これがもっと男性的だよ~」と言われると、疑うことなくそれを採り入れようとしてしまうのかも知れません。

 

そう考えると、これはゲイ業界の小さな話ではありますが、

 

世の中のマーケティングっていうですか?

 

そういうのもこういうやり方をきっと使っているだろうし、

 

ファッションだけではなく、思想・信条に至るまで、

 

実は私たちは「誰か」のあっち向いてホイ!と指さす方向を向いてしまっているのかも知れません。

 

私たちにはせっかく考える頭があり、そもそも生まれもった好きなモノが備わっています。

 

それに従って生きれば、他人の意見に左右されることなく、自由に素敵な人生が送れると思うのです。

 

是非そうありたいものですね。

 

 

 

 

 

 

ちなみに・・・

 

そのゲイのファッションについての記事を書いた人が、こうも言っていました。

 

これは「若いうちのファッションだと・・・」

 

その後のコトは書いていないそうです。

 

つまり、年齢を積んだのであれば、それにふさわしいファッションがありますよ。とは紙面の関係上書かなかった・・・

 

とのことです・・・・

 

 

 

 

 

それでは、今日はここまで。

 

最後までお読みいただき、ありがとうございます。

 

 

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