

■はじめに
もしも願い事が叶うとしたら、あなたは何をお願いしますか?
まずはその答えを頭に思い浮かべてください。
2013年の年末に公開された映画『魔女っこ姉妹のヨヨとネネ』です。
当時、劇場で観てとても感動しました。(涙がぽろぽろ)
この映画を観ると、少しだけ人に優しくなれます。
中学校の道徳の時間に観てもらいたいような感じの作品です。
ここのところ、私の心はすさんでいます。
そこで、自戒の意味も込めて、2022年のいま改めてこの映画を観てみようと思いました。
amazonで検索してみるとブルーレイが販売されていることがわかりました。
お値段、なんと定価の\10,780!
た、、、高い!
・・・と思いましたが、それを購入しました。(先月)
「頑張った自分へのご褒美」なんて言い回しがありますが、私のコレは「頑張っていない自分への制裁」です。
オンデマンドが主流の今、あえて高いお金を支払って物理的なモノを手元に置くという行為は「自身がヲタクである」ということを再確認するための崇高な儀式なのです。
※TSUTAYA系のサービスで配信されているようですので、そちらでも視聴可能です
■製品(Blu-ray)




◆収録内容◆
Blu-ray:本編+映像特典
◆封入特典◆
・完全収録サントラCD付き
・特製魔法ステッカー
・オールカラーブックレット12P
・アニメージュ連載ノベライズ完全冊子化(カラー含む)52P
◆仕様◆
三方背ボックス付き/DISC2枚組(Blu-ray+特典CD)
※公式サイトにはオールカラーブックレット16Pと記載されていますが、(予定)とのことですので実物と微妙に異なっています
■映画の冒頭を少しだけ
以下、コンテンツの一部を記載しますが、悪意はありません。
権利者様、どうかご容赦ください。
"魔の国"に住む2人の魔法使いがいました。
「かけます!! ときます!!」という売り文句を掲げて"呪い屋"を営む仲良し姉妹です。
姉のヨヨさんは"絵本級大魔法使い"。
妹のネネさんは"最優秀お手本級魔法使い"。

"魔の国"で大きな"化物"が暴れています。

ヨヨさんとネネさんが、その"化物"をやっつけに来ました。

控え目の魔法では効き目がありませんでした。
「ネネちゃん、例のヤツ、試してみるです!」
2人で巨大な魔方陣を描きます。

「ほいっ!召喚しまーす!」


ドスーン。
"化物"は死んだ。スイーツ(笑)(死語)
※ネットスラングって、5年も経たないうちに忘れ去られてしまいますよね
以上が映画の冒頭約3分間の内容です。
"魔法使い"という存在を説明するようなシーンです。
物語の簡単な導入はコチラ(公式サイト)。
■物語の内容
以下、この物語の内容に触れます。
ただし、一部、意図的にミスリードする記載にしており、かつ最重要ポイントは記載しませんので大したネタバレではないと思います。
そもそも、原作付き映画なんて話を知っているうえで観るなんてことも珍しくありませんからね。(唐突な無責任感)
※以下、その別世界のことを"こっちの世界"と表記
ヨヨさんは"こっちの世界"から"魔の国"へ戻る方法を探しますが、よくわかりませんでした。
"こっちの世界"でも"とある事象"に関わりそうな問題が発生していたため、ひとまずその問題の解決を図ります。
すると、"こっちの世界"で魔法が悪さをしていることがわかりました。
そのことから、"こっちの世界"にも魔法使いが存在するのではないかとヨヨさんは推測します。
問題を探っていると、"こっちの世界"で人気のゲームアプリが悪さをしていることがわかりました。
そのゲームアプリの開発には、ヨヨさんの推測したような魔法使いが関わっていました。
ゲームを進めると「だれかのためにねがいごとをかいてね」と書かれた画面が表示されます。
人々はそこにわがままな願い事を入力してしまいます。
それらが呪いとなって、人々に災いをもたらします。
世界が呪いに侵される中、ついにヨヨさんは問題の発生源を突き止めます。
なんとか対応を試みるも、ヨヨさんは呪いに絡みつかれ、絶体絶命のピンチに陥ります。
そこで、とある小さな奇跡が発生するのです。
そして、同時に視聴者はこの出来事の真相を理解するのです。
(号泣ポイント)
■感想
Blu-ray付属ブックレットの監督(平尾隆之氏)のコメントとして記載されている通り、「祈り」は一歩間違えると「呪い」となります。
(これは私なりの解釈も含むのですが、)魔法や呪いというのは人々の「気持ち」から生まれるものなのです。
例えば、幸せになって欲しいと思える相手がいた場合、その気持ちを元に相手を幸せにすることが出来ると思います。
人生の相方を想う気持ちや子を想う気持ちがそれですね。
逆に、不幸になって欲しいと思う相手がいた場合、その気持ちを元に相手を不幸にしてしまうかもしれません。
そのような呪いの気持ちに飲み込まれると、(最悪の場合、)それが凄惨な事件として具現化されます。
極端にとっつき辛い世界観ではありませんので、楽な気持ちで観ることは出来ます。
映画の内容だけだと回収されない伏線があるようで「あれは何だったんだ?」と思う部分が多々残りましたが、それはご愛敬。(というか、事実、設定まわりについて結構不親切)
各所のレビューを見ると、もちろん高評価コメントもあるものの、以下のような批判コメントもありました。
・小さな子どもには難しく、かといって大人には幼稚
・メッセージが響かなかった
そういう意味でも、前述の通り中学生くらいの年齢層に一番フィットするのではないかと思った次第です。
批判コメントって批判することを目的として書く部分もありますので、ちょっと辛辣ですよね。(まぁ、逆に絶賛コメントも褒めることを目的としているわけですが)
王道系のストーリーではあるので、ジブリが好きな人にはおススメします。
自分の中の優しさチェッカーとしても機能すると思います。
心に響いた人は優しい人です。
心に響かない人は・・・聖人君子か
メイン主人公のヨヨを演じるのは諸星すみれという少女。
調べてみたら、なんと上演時の年齢は14歳。
逆算するともっと若い時に録ったかも?
とてもそうは思えなかったためビックリです。
Blu-ray付属のサントラCDには、(全BGMはもちろんとして、)劇中でヨヨさんの歌うあの歌や、小松未可子の歌う主題歌、そして主題歌の英語verが収録されています。(英語verが収録されているCDはこれのみかも?)
主題歌『虹の約束』の中の2番冒頭の歌詞が印象に残っています。
----引用ここから----
「夢見るの、やめました」
オトナ、少し微笑って
置き去りの時間まだ
コドモ、のまま流れる涙
----引用ここまで----
作詞は小松未可子・平尾隆之の連名となっておりますが、メインを小松未可子が担当しています。
「人と人を繋ぐ想い」を込めて歌詞を書き上げたとのことです。(映画パンフレットより)
■監督のコメントを少し
上演時に劇場で購入したパンフレット内の監督(平尾隆之氏)インタビューの中から以下を引用します。
----引用ここから----
Q.この映画を誰に見てほしいと考えて作りましたか。
A.難しい質問ですね(笑)。実は、本作の企画に取りかかる前に、自分の中で、ちょうど一区切りついた感じがあったんですよ。高校生以降に自分が作りたいと思った作品は一通り作ってしまったな、というか。だから『ヨヨとネネ』を作るにあたっては意識を変えて、高校生よりももっと年齢が下の層である子供たちに、アニメーションを見るドキドキやワクワクといった原始的な体験を届けたい、というところからスタートしました。ただ映画が完成して、徳島で行われたイベント『マチアソビ』で先行試写をやったところ、20代~30代の方からもすごく好意的な感想をもらえたんです。仕事などでいろいろつらいことがあったけど、この映画でポジティブな気持ちになれました、と。それを聞いて僕自身気付かされたんですが、子供たちに原始的な体験を伝えようとすると、大人が観ても子供の時の素直な気持ちやポジティブさを呼び起こされるんだな、と。なので劇場を訪れた皆さんには、大人から子供まで楽しんでいただければと思います。
----引用ここまで----
■最後に
さて、皆さんは願い事が叶うとしたらどうしますか?
この映画が視聴者へ投げかける問いは以下です。


もし、魔法がつかえたら
誰のためにつかいますか?
・・・え?
私だったら何をお願いするか、ですか?
そうですね、あえて言いましょう。
みんなが笑顔になりますように
おわり








