聴く耳育成メソッド -9ページ目

●アマチュア吹奏楽団のクラリネット吹きさん@試奏会

クラリネットに限らず楽器のパーツを買うときは誰か自分以外の客観的な耳を借りて試奏してから購入したいですね。

でも趣味でやってる方には先生と一緒ならともかく、一人で行って楽器店で試しに吹かせてもらうというのはなかなかハードルの高いこともあるそうです。

マウスピースやリガチャーを買い替えたいけど何を選んだらいいのか、試してるうちにわからなくならずどうやったら良いのが選べるのか、楽器店では何と言って試させてもらえばいいのか…なんて思ってる方のために去年からわたしのお世話になってる楽器店で不定期に試奏会をしています。

いらっしゃる方はみなさんご自分に合うものを見つけられて喜ばれていますが、その中からおひとりアマチュア吹奏楽団のクラリネット吹き女性からいただいたご感想です。

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●この試奏会に申し込んだキッカケは何ですか?
かなり前に買ったマウスピースだったので、新しいものを探していましたが、自分ではどう選んでいいか分からなかったときにメルマガを見ました

●参加してみていかがでしたか?
とても有意義な時間でした。
知らないことがたくさんあって、勉強になりました。

●この試奏会はどんな人にオススメだと思いますか。
自分では選定するのが難しい人
プロの意見を聞いてみたい人

●今後知りたい・やってみたいこと・その他コメントはありますか?
タンギングが苦手、クラリネットらしい音を出したい。
今の悩みの解消につながるヒントをもらえる会があれば嬉しいです。

●ありよしなおこってこんな人でした。
とてもステキな方でした!
優しく的確なアドバイスしてくださって、優柔不断な私でも決めやすかったです。


先生おひとりを一時間独り占めできるなんて、とても贅沢な時間でした(´▽`)

同じ種類でも、あんなに違いがあるなんてびっくりです!さっそく今週末の練習で、楽団のみんなに自慢しようと思います笑

神奈川県
会社員
Y.Kさん 28才

↑↑↑↑↑↑↑ここまで↑↑↑↑↑↑↑↑

ひとつひとつ吹くたびにそれぞれの機種による違いと個体差による違いに驚いていらっしゃいましたが、お気に入りの組み合わせを見つけるお手伝いができてわたしも楽しい時間になりました♪

Y.Kさん、ありがとうございました(*^^*)

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●レッスンの受けるときにも教えるときにもある危険

レッスンを受けるときにも教えるときにもある危険なことに「こんな感じで」という指導があります。

これはあいまいであることが問題なのではなく、どんなに具体的な細かい表現で「感じ」を言い表しても間違って伝わる可能性があることが危険なんです。

当たり前ですが同じ動作をしてもそれによって人がそれぞれ感じることは必ずしも同じではありません。
むしろ違っているのが当たり前です。

例えばアンブシュアについて「口を狭く、きゅっとした感じで、先端がすぼまるような…」といくら言っても解釈の仕方はたくさんあるのです。

唇を締め付ければ良いのかな、歯とアゴで噛めば良いのかな、舌やほっぺたの筋肉で何かするのかな、のどで操作するのかな…歯並びなんてそれだけで個人が特定できるくらいですから、口の中の状況なんて本当に人それぞれ。

ある人には舌を前歯に触れるのが具合が良くても別の人にはそれはやりにくい動きだったりします。
しかも手足のように演奏中に動きがどうなってるか外から見えるわけではない部分についてならなおさらひとつの表現では伝わりきらないのです。

ではどうしたら?

先生は何を引き起こしたくてその表現を使ってるのか、生徒に何をしてもらいたいのか、感覚的な手段の伝え方ではなく結果として起きてほしいことにフォーカスして目の前の相手オリジナルの方法を考えてみましょう。



例えば口の中の容積を狭くしてもらいたいなら「もっと噛んで、絞めて」だけではなく「そのためにあなたにできることは何があるかな?」と一緒に見ていくこと。

先生が「絞めて」と言ったら、それによって何が起きることを期待しているのだろう?不具合の原因は何だと分析したのだろう?ということを尋ねてみるのも上達のためにとても良い手段です。
何を意図してるのかわかったら自分にわかりやすい言葉に脳内で変換してしまえばいいのですから。

相手に通じる言葉を色々試してみるのは日常のコミュニケーションなら当然ですよね。
レッスンの場面でもどう言ったら通じるかな?この人の言いたいことは本当は何なのかな?ということを考えていたいですね(*^^*)


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●ドイツ管クラリネット奏者さん

クラリネットを趣味にしていらっしゃるアマチュア奏者さん、わたしが大学時代にお世話になった先生に師事されていたそうですが、久しぶりのレッスンでアレクサンダー・テクニークなどの違う刺激も、ということでうちにレッスンを受けにいらっしゃいました。

楽器も日本では珍しいドイツ管のクラリネットをお使いでこのフレーズはこういう風に吹きたい!ということが明確だったことから、クラリネットと音楽が本当にお好きなんだなということが伝わってきました。

この日はひとつふたつのフレーズにフォーカスして練習するときに心掛けたいことや音を出すときに考えたいことを中心に、はやく上達するための練習の組み立て方をお伝えしたところ、普段の練習に応用してやってみますとのことでした。

そんなドイツ管奏者さんからレッスンのご感想をいただきましたのでご紹介します。


●この体験レッスンに申し込んだキッカケは何ですか?
以前に習っていた先生のFacebook知り、メール講座に登録しました。
普通と違う教え方に興味を持ち体験レッスンに申し込みました。

●体験レッスンの前のお悩みはどんなことでしたか。
しばらくレッスンをサボっていたこともあって音が悪くなっていた。
特に高い音がきれいに出ないなど、基本的な発音をやりなおしたいと思ってました。

●解決した・解決できそうなことはありましたか。
自分で自分を観察し、どうすれば良いかを自分で考える。
言うは易く・・ですが、がんばってみます。
レッスン最後に吹いたワン・フレーズは結構きれいに鳴っていたと思います。

●この体験レッスンはどんな人にオススメだと思いますか。
少しでもうまくなりたいと考えている人、自分の欠点を見つめ直して根本からやり直したい人など・・

●今後知りたい・やってみたいこと・その他コメントはありますか?
アレキサンダー・テクニーク、もっときれいな音作り。
次元の違ったレッスンになるような気がします。

●ありよしなおこってこんな人でした。
歩く姿勢が、バレリーナのように美しく印象的でした!
辛抱強く、意思が強い方のように思います。



都道府県:東京都
ご職業:会社役員
お名前:RKさん
年齢:66才
楽器:クラリネット(Hammerschmidt)
経験年数:40年(お休み中を含みます)

レッスンの最後にこういう風に、とご自身で組み立てたイメージを持って吹いたレガートのフレーズは絶品の美しさでした。

RKさん、どうもありがとうございました。

体験レッスンはメルマガ読者さん限定で
行っております。

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●ソルフェージュって絶対音感のこと?




メルマガ読者さんからソルフェージュって絶対音感ですか?というご質問をいただきました。

結論から言うと、ソルフェージュは絶対音感のことではありません。

確かに微妙な音程やリズムの違いを聞き取れることは必要ですが、ドかレかわかるということよりも一緒に演奏している人がどういうことをやってるのかわかるかどうかの方が大切です。

たとえば一緒に演奏してる人が少し明るめの音程だったらどうしますか?
少しだけテンポをゆったりさせたがっていたらどうしますか?

チューナーで測って正しいからって自分は聞こえるのとは違う音程を出す!
メトロノームに合ったリズムにするためにゆったりしてる人は無視する!

そんなんじゃアンサンブルはガタガタになってしまいますよね。

アンサンブルを一緒にやる仲間と寄り添い合うために、微細な音程やリズムの違いを聞き取りたいはずです。

そして仲間がどうなってるかわかるためには何となくだいたいそれっぽく音が並んでるかどうか、という聞き方をしているだけではダメですね。

わたしたち日本人なら外国人はみんな同じ顔に見えるけど日本人同士であれば双子の見分けもできる、というような興味を持って接したときにしかわからないけど着眼点を知ってたらなんのことは無い、そういう違いを聞き取れる耳を持っていることが必要です。

そのためにできることはなんでしょうか?

まずは興味を持って自分以外の人がどんなことを演奏してるのか耳を傾けてみることが第一歩。

よくよく注意してみるだけで聴こえることはずっと増えますから、ぜひ試してみてくださいね♪

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初日の出

あけましておめでとうございます!
去年は新たなチャレンジがたくさんの一年でしたが、今年はさらにパワフルにがんばりたいと思います。

年越しはセッション仲間たちと鍋パをし、そばを食べてから初詣に行き、早起きして初日の出を見て太陽からエネルギーをたくさんもらった元旦でした♪
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今年もどうぞよろしくお願いいたします(*^^*)


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