河井継之助という人物を一躍、世に広めた名作です。
その中の一節。
河井継之助の言葉とのこと。
「志は塩のように溶けやすい。
男子の生涯の苦渋というものはその志の高さをいかにまもりぬくかというところにあり、それをまもりぬく工夫は格別なものではなく、日常茶飯事の自己規律にある、という。
箸のあげおろしにも自分の仕方がなければならぬ。
物の言いかた、人とのつきあいかた、息の吸い方、息の吐き方、酒ののみ方、あそび方、ふざけ方、すべてがその志をまもるがための工夫によってつらぬかれておらねばならぬ」
志は溶けやすい。
だからこそ、
自己規律の上でその、志を固める
必要がある。
確かに、一流や本物と言われる人たちは
所作や言動が違います。
彼らには彼らのルール(マイルール)や自己規律があるのでしょう。
歴史に名を残した河井継之助ですら
当初の志は塩のように溶けたのでしょう。
そこを如何に律するか。
経営者たるもの、自己規律を作る必要があり
それを朴訥に守る覚悟や習慣が必要なのだと
『峠』から学びました。
