■ピラティスにおけるネガティビティバイアス問題 | 呼吸からはじめるピラティスライフ

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毎朝リフォーマーに乗るようになって1週間。


まだたったの1週間ですし
1回20分程度の軽いワークアウトですが
新しい気付きが毎日やってきて面白いです。





最近いちばんの気付きは
「課題解決よりも正しい動きを」
ということ。


私は昔から胸郭が左にシフトしていて
側弯と診断されたことはないものの
体幹の筋肉たちにはかなりの左右差があり
ずっとずっと課題に思っていました。


で、これまではずっと
胸郭の左シフトを改善するために
「胸郭を右に寄せること」
を心がけてきたのですが


ある日ふと
「恥骨の位置を胸郭のセンターに合わせる」
というのを試してみたら、これがよい感じで。


恥骨をセンターに=骨盤を左へ、つまり
胸郭を右へ、とはベクトルが真逆。


得られる結果は同じでも
正しいポジションにフォーカスするか
できていない課題にフォーカスするかで
意識はまったく別物です。


ワタクシ的〝パラダイムシフト〟でした。






また別のある日には
股関節の動きについて
またもやパラダイムシフトが。


それまでは
「あー、ここ使いすぎる癖、なんとかしたい」
と思いながらやっていたエクササイズが
股関節を屈曲する(折り畳む)場所の意識を
いつもより少し恥骨寄りに変えてみただけで
あるエクササイズで必ず感じていた
腿の前の張りが全くなく行なえました。





でもこれね、お客様とのセッションでは
当たり前にやっていることなんです。


課題点にフォーカスして
なんとかしようとするのではなく
身体を正しいポジションに置いて
動いてみるということ
関節の適切な動きを意識してみるということ。


どうやら自分には
全く使えていなかった模様...。滝汗


これってたぶん脳の
ネガティビティバイアスによる
無意識の思考だったのではないかな
と思います。


私たちの脳は、生存確率を高めるために
エラー検知、粗探しがとても得意に
進化してきました。
「できていない」に意識が向きやすい
という仕組みがあるのです。


お客様とのセッションでは
「よりよい動き」の習得
にフォーカスしたナビゲーションを
大切にしてきたはずだったのに
自分自身に対しては無意識な脳の癖に
邪魔されていて気づかなかったのですね。


インストラクターの私ですら
こんな感じな訳なので
お客様に対してのお声がけは
ネガティビティバイアスを助長しないよう
より一層ポジティブな方向への働きかけを
意識していこうと思いました。


みなさんも、ご自身に対しては
ネガティビティバイアスが働きやすい
ということを知っておかれるとよいかもです!




 

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