良い指導者は「感覚知覚」と「情報知覚」を両立する | 呼吸からはじめるピラティスライフ

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ピラティスライフ・ナビゲーター
西村由美です

 

 

 

今朝こちら↓の記事に書いたこと
これピラティスに限らずだな、と。




年齢を、経験を、重ねれば重ねるほどに

「心と身体」で感じることより

「頭」が優位になりがちで



賢くなればなるほどに

「心と身体」で感じるチカラが衰え

「頭」に踊らされてしまいがちな私たち。






ここでいう「頭」は「情報知覚」

「心と身体」は「感覚知覚」

言い換えることができます。



知っている物事の数を増やすのが
「情報」が増える「情報知覚」
知識や過去の経験もここに含まれます。

豊富な知識、検証した物事、経験人数、
感覚的なパターンの理解・・・
などなどがあればあるほど

目の前の人を、目の前の出来事を
「そのまま、あるがまま」に
見なくなってしまいます。



目の前の人を目の前の人として

目の前の出来事を目の前の出来事として
「今まさに」経験し知ること、には
自分の「感覚」を使います。
これを「感覚知覚」と言います。



例えばね、

身体に良いとされる

エクササイズがあるとして、

あるいは、

身体に良いとされる食べ物や

食事法があるとして、



でも、それを取り入れると

調子が悪くなる自分がいるとする。



なのにそれをやり続けるって

なんかおかしいよね。



でも「頭」=情報知覚を優位にするって

それと同じことで。



今朝あげた記事に書いた



自分が受ける立場になっても

ついついお客様とのセッションに

紐付けて考えてしまうことが多くて

自分自身に集中するパーセントが

ついつい低くなってしまう───



という状態のときって

そのとき、その瞬間の自分の「感覚」より

自分の中に蓄積された「情報」のほうが

優位になっていることなんですよね。





人は「個々に違う」から、教える仕事には

「個別化」という視点が欠かせません。

個別化には感覚知覚を使います。



もちろん教えるときには

「情報」も扱いますし生かします。

自分の感覚知覚だけでは分かりえないことも

情報知覚を使えばより深く幅広いところまで

たどり着くことができたりもします。



だから良い指導者は

「感覚知覚」と「情報知覚」を両立する。



ここにピラティスインストラクター的視点を

ひとつ加えて言うと。



私たち現代人が、「感覚」よりも

「情報」を優位にしてしまうのってね

加速的に利便性が高まるのに反比例して

「身体性」が衰えていきつつあることと

けして無関係ではない気がします。



そんなような話をすでに100年も前から

語っていたのはピラティスメソッドの創始者

ジョセフ・ピラティスさん。



こちらはピラティスをされない方でも

ぜひお読みになっていただきたい一冊です。




ヒトの本質について綴られています。




 

 

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