指導の工夫③ セルフタクタイルを活用する | 呼吸からはじめるピラティスライフ

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本日も過去記事を再編集して
お届けしています。



 
フィットネスクラブのマットピラティスなど
30分のショートレッスン指導では
お客様が説明を“聞くだけ”になる時間を省き
動き続けていただけるようにリードすること
を心がけています。


そのための工夫が
 

 

① エクササイズを分解する

② 呼吸で動きをガイドする

③ セルフタクタイルを活用する

 

 

 


今日は3つめの

「セルフタクタイルを活用する」

について書いてみたいと思います。



一応ピラティスインストラクター向けに
書いている記事になりますが
今日の内容はピラティスを実践される際にも
応用できる手法だと思いますので
よろしければご参照くださいね。

 

 

 

③ セルフタクタイルを活用する
 
 
インストラクターがお客様の体に触れ
触覚から動きをガイドするテクニックを
「タクタイルキュー」と呼んだりします。


なので「セルフタクタイル」というと
お客様ご自身で体に触れていただくことで
骨格や筋肉の動きを「手で感じながら」
エクササイズを行なっていく方法。


言葉で説明するよりも
手で触れて感じたほうが理解が早い
ということがあったりします。


息を吐くときには胸郭が閉じて下がる
ということを書きましたが、それを
頭で理解し体感していただくよりも
手のひらを肋骨に当てて
胸郭が閉じて下がっていくことを
手から感じていただくほうが早い。




こんな感じで肋骨の動きを手で感じながら
大きく呼吸をしてもらいます。


私は呼吸のときだけじゃなく
胸郭のポジションを確かめるときにも
同じように手を当ててみたりします。


肋骨が飛び出てないかな、って
確かめていただきながら
骨盤をインプリメント&リリースしたり
場合によっては
腹斜筋たちの働きを促すために
肋骨が閉じて下がるように
手でガイドしながらインプリメントを
練習してみたり。




こんなふうにヒップロールズを
あえて肋骨に手を当ててもらいながら
行なったりすることもあります。
腹斜筋の働きが抜けて
肋骨が飛び出てきちゃう方が
結構多かったりするので。





呼吸の練習でこんなセルフタクタイルを
することもあります。


胸骨(デコルテあたり)に当てた手は
胸からの呼気を促進するために
「胸を撫で下ろすように」
息を吐いてもらったり
「胸に当てた手が動かないように」
と言葉を添えることで
背骨の形が変わらないように
(脊柱をニュートラルに保ったままで)
呼吸をしてみましょう、ってしてみたり。


お腹に当てた手のひらでは
腹横筋がゆるりと締まっていくのを
(お腹が平らになっていくのを)
感じ取ってもらったり
腹横筋をゆるめることなく
呼吸することを意識してもらったり。


こんなふうにセルフタクタイルを活用すれば
言葉での説明を最小限にできますし
エクササイズをしながらの動きの修正を
グループ全体に対し効率よく一斉に
伝えることができるので便利なんですよ。


以上、私がショートレッスン指導で
短い時間で効率よくエクササイズを
進めていくためにできる工夫について
ご紹介してみました。


よかったら試してみてくださいね!



 


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