体重は変わらないのに「痩せたね」と言われるのは | 呼吸からはじめるピラティスライフ

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「体重は変わらないのに
 “痩せたね”って言われるんです」


今日お客様がおっしゃっていた
周囲の方からのこんな反応って
ピラティスを続けていると
結構よくあったりします。


体重が変わらないのに痩せて見えるとき
考えられる理由はいくつかあって
皆さんが想像しやすいのはたぶん
「脂肪が減って筋量が増えた」
「身体が引き締まってきた」
「むくみが取れてきた」
などなのかな、と思うのですが


これっていわゆる「運動」を一生懸命すれば
わりと誰でも簡単に得られる成果であって
ピラティスに限っていうと
ちょっと違う理由も考えられるんです。


それは「骨格の配置が変わった」
というもの。
簡単にいうとボディラインが変わった
ということなんだけれども
ボディラインの変化っていうとまた
脂肪が落ちた、引き締まった、というのと
混同してしまいがちだったりするので
ここではやっぱり「骨格」と言いたい。


例えば、胸郭のポジション(配置)。




ご覧のように胸郭は
左右12本ずつある肋骨が
まるで鳥かごのような構造に
なっているのですが


上の写真で分かるかな…
肋骨は後ろ側(背中側)では
背骨と連結しているんです。


だからね、
背骨のアライメント(配列)によっては
この胸郭が前に飛び出てきたりする。
すると何だか胴体が大きく見えちゃう。


逆にいうと、この胸郭の配置を
本来のポジションに戻してあげるだけで
アンダーバストのサイズが下がって
スリムに見えたりもするわけです。


人によっては胸郭が開いているために
広がっていたバストが真ん中に寄り
胸のラインやカップ数に変化がある場合も。


これ以外にも
骨盤の前傾(前に倒れている)がキツイと
下腹がぽっこり出やすかったり
頭と首の配置が悪いことで
二重あごになっていたりするケースも
あったりなんかして。


骨格の配置が適切でないために
本来の自分以上に太ってみえるなんて
なんだか損してますよねー。顔2





キツイ運動をしなくても
骨格を本来あるべき配置に
戻してあげるだけで
身体が快適になるだけじゃなく
ボディラインも整ってくる───


ピラティスにはそんな効果も
あったりするんですよ!


気になる方はぜひ
お試しくださいね。ポイント