あっという間に1週間が過ぎてしまったけど
これは感想を書き残しておきたいなと。
先週の土曜日、Kバレエ・カンパニーの
『ラ・バヤデールinシネマ』
舞台挨拶付き上映を観るために
朝から豊洲の映画館まで出かけてきました。
全幕バレエ公演をスクリーンで観るのは
私は初めての経験だったのですが
多彩なカメラワークによって
バレエの素晴らしさと美しさが
あんなふうにぐっと自分に入り込んでくるとは
想像していたよりも凄く良かったです。
(観るまでは「やっぱバレエは生で観なくちゃね」と思ってました)
特に中村祥子さん。
言葉のないバレエという世界では
すべてを身体で表現する。
その、動きのひとつひとつが
どこを切り取っても美しいのです。
まさにコントロロジー(Contrology)の極み。
※コントロロジーとはピラティスメソッドの創始者である
ジョセフ・H・ピラティスさんのつくった造語で、
Control+logyということで、日本語では
“コントロールの哲学”と訳されたりしています。
当時いまでいうピラティスのことをピラティスさんは
コントロロジーという名で呼んでいました。
バレエの動きは確かに「非日常」だけど
人間の身体の可能性を追求し続けた先に
あの動きがあるのだと感じました。
うまく言葉にできないのだけれど
身体が進化した究極の形がバレエなら
その源流は私たちと全く同じ身体であり
シンプルな身体の「基本型」に
立ち戻ってゆくような気がしました。
あと、Kバレエの衣装がすごく好き。
スクリーンだと細かいところまでよく見えて
好きだなーって思った。
今年は本公演も可能な限りな観たいなぁ。
そしてシネマ版の良さも知ってしまったので
次回作もまたぜひ観に行きたいです。