「骨盤底」はその名のとおり骨盤の底にあたる部分。
その骨盤底にある筋肉たちのことを「骨盤底筋群」と総称して言ったりします。
この骨盤底筋群の働きって、意外と知られていないかもしれませんね。
それをカンタンに言っちゃうと、骨盤の底で内臓の重みを支えてる筋肉、という感じかな。
だから、骨盤底筋群の機能低下がみられると骨盤内の内臓(子宮など)が支えられなくなり、
カラダの様々な働きにも影響を及ぼすと言われているんですよ。
で、少し間があいてしまいましたが前回の続きを書きたいと思います。
女性のカラダはもともと赤ちゃんを産むために骨盤内の靭帯や筋肉などが
ゆるみやすくできていると言われています。
女性の場合、骨盤底筋群の機能が低下すると、子宮が支えられなくなって
少し下がったりするそうです。
出産回数が多くなるほど、その傾向がみられやすかったりするんだとか。
出産を経験すると骨盤底筋群がゆるむ、というのは私も実体験として経験済みです。
妊娠前からピラティスをやっていましたから余計に実感できたんだと思います。
産後復帰前にトレーニングを始めたとき、骨盤底筋群を意識しようと思っても、
「あれれ?骨盤底ってどこ??どこいった???」って感じで全然使えませんでした。(笑)
ピラティスは骨盤底の筋も含めた「コアのインナーユニット」の活性化にとても有効。
なので産前産後の女性にもとってもオススメなのです。
そして、これから妊娠・出産を考えてらっしゃる女性にも!
骨盤底筋群の衰えによって骨盤内の内臓が下垂することによるカラダへの悪影響としては、
子宮・卵巣などが下がることによる膣の変形や骨盤内の血流悪化などもあげられているんです。
つまり、骨盤底筋群の衰えによって、妊娠を遠ざけてしまう可能性だって否定できないのかも。
(それ以外にも、腸の圧迫、頻尿・尿漏れ、月経困難症・PMSや冷え・むくみ、
下腹ぽっこりや便秘などなど、女性が気になることがいろいろと・・・)
一方、ゆるむことだけじゃなくて「骨盤底筋群のこわばり」もあまりよくない。
骨盤底筋群だって「筋肉」なわけですから筋肉としての伸縮性も大切。
つまり、柔らかく伸びるし、ちゃんと縮む、ってこと。
収縮はできてても柔軟性がなきゃ・・・だし、
柔軟でもきちんと収縮出来なきゃ・・・そう、機能的とはいえないわけです。
妊娠・出産のための準備としてコアからカラダの土台を整える、
というアプローチがあったりすることもぜひ知っておいていただきたいな。
そういう意味でも全ての女性の皆さんにピラティスをオススメしたいです。
いまピラティスを始められる環境にない方は、
ひとまず「深い呼吸」を意識してみることから始めてみてくださいね!
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