女性のカラダと骨盤底の筋のこと① | 呼吸からはじめるピラティスライフ

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先週の土曜日、とあるセミナーに参加してきました。

そのことについてはまたあらためて別記事で書くとして、

今日はそこでご一緒したじゅん姉 さんからリクエストをいただいた
女性のカラダと「骨盤底の筋」のことについて書いてみたいと思います。



ピラティスメソッドの創始者であるジョセフ・H・ピラティス氏は
コア(体幹)を「家」に例えて、力の源「パワーハウス」と呼んでいました。
・横隔膜=屋根
・腹横筋=壁
・多裂筋=柱
・骨盤底筋群=床 ・・・という感じ。



昨今では“コアのインナーユニット”というような言葉で表現されたりもします。

リンク背骨を支える最強ユニット

リンクインナーユニットと呼吸



骨盤底筋群と呼ばれている骨盤の底の筋は、
英語の「Pelvic floor muscles」が直訳されたもの。
フロア=床 という言葉が名前にも見てとれますね。



骨盤底筋群は、人間が直立姿勢になったことで発達した筋肉なんだとか。

二足歩行をする人間の骨盤は、体幹のいちばん下に位置します。
その骨盤の底にあり、ハンモックのように内臓や上半身の重さを
筋の張力を発揮しながら支えている
のが骨盤底の筋肉たちなんです。



女性の骨盤底筋群は男性に比べてゆるみやすいと言われています。
それは男性に比べて骨盤底の筋に開口部が多い(尿道・肛門・膣)から。
妊娠・出産の経験があるとなおさらです。



体幹のいちばん底で内臓の重みを支えているということは、

骨盤底筋群がゆるむと内臓たちを支える働きが低下する、ということ。



さらに、ユニットで活動する「パワーハウス」の筋肉たちは連動して働くので、

骨盤底のゆるみはインナーユニット全体の弱化とイコール、とも言えて、

内臓たちを支える力は弱まり、適切なポジションにはいられなくなる。

そして、下にいけばいくほど、上からの重みに圧迫される。

圧迫されるということは血行だって悪くなる。



つまり内臓は本来の機能を発揮できなくなる・・・かもしれない。



で、ここからがじゅん姉 さんにリクエストいただいたことの本題になるのですが、

長くなったので続きはまたあらためて別記事にさせてくださいね。