※2015年1月にアップした記事の再掲です。
ピラティス・メソッドの創始者、ジョセフ・H・ピラティス氏は、
自身の最初の著書「ユア・ヘルス(YOUR HEALTH)」の中で、
下にあげたような“目に余る誤り”が、子どもの病気や腕や足の変形、
虚弱体質やその他の不調などの原因になる、と少々過激に語っています。
母乳のかわりに人工栄養を与える
空腹でないときに食べ物を与える
寒くないのに厚着をさせる
子どもが望んでないとき、手足を伸ばしたり曲げたりする
まだ自分の体重を支える力がないのに、無理に立たせようとする
まだ体の動きをコントロールする力がないのに、無理に歩かせようとする
体を動かしたがっているときに、無理に動かないようにさせる
自然な欲求から木登りをしたり、塀から飛び降りたがっているとき、それを禁ずる
健康を守るという名目で、注射で害になるものを与える
自然な運動をさせるのではなく、下剤を飲ませて便秘を防ごうとする
~ジョセフ・H・ピラティス著「ユア・ヘルス(YOURHEALTH)」より抜粋
幼少期にはよい習慣も悪い習慣もすぐに身についてしまうから、それならば、
よい習慣だけを身につけさせ、あとで悪い習慣を矯正する手間を省いたほうがいい、
だから「まずは子どもの教育を」ともうったえていて。
この本が出版されたのは1934年―――なんと80年以上も前。
現代ではピラティスは大人のための知的な(スマート)エクササイズ、と言われたりもするけど、
彼が最初に出版したこの著書の中では、意外なことに子どもの身体教育についての記述に
多くのページがさかれていたりもするんですよ。
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