アナフィラキシーショックを
起こす重度の食物アレルギー
を持つ高3長男が自身の
食物アレルギーをテーマに
ポスターを制作し、
完成しました
完成前の卒業制作の
最終プレゼンの様子は
コチラから
をご覧ください
長男の許可をもらいましたので、
是非、見てやって下さい
5枚のパネルから一つの
ストーリーになっています。
①「正体不明の怪物」
②「体を蝕む恐怖」
③「見えない重り」
④「僕を避けないで」
⑤「いつか必ず・・・」
実物はB1サイズ(728×1030ミリ)
と、かなり大きく迫力があります
皆さんにも是非、実物を見て頂きたい
実際に見ると、長男の想い、気持が、
身近で長男を見てきただけに
痛いほどに伝わり、
自然と涙が溢れてきていました
実際に当事者にしかわからない
ネガティブな気持ちを正直に
表現したものだと思います。
作品にコメントを入れる際に
先生からは、お母さんがショックを
受けるのではないかと心配された
そうです。
しかし長男は「たぶん大丈夫です。
それにショックだったとしても、
替とえるつもりはないです」
と答えたと私に話してきました。
私はショックというより、
普段、アレルギーを感じさせないくらい
飄々としており、アレルギーを
めんどくさいとは言うものの、
その事で私を責めるようなことや
困らせるようなことを
言ったことはなかったので、
本当の心の叫びはこれだったのだ、
今まで理解をしていなかったなと
感じると同時に、
私だったら耐えられなかったかもしれない、
私より、よほど大人だし、
我が子ながらすごいなと素直に
思いました
①から④枚目までがかなりの
ダークな感じだったので、
⑤枚目が光や前向きさを感じられる
ものになっていたのが
正直、ホッとしました
私は⑤枚目が一番好き
しかし、長男に対しては、
しなくてもよい辛さや、苦しさを
経験させてしまったとは思っています
長男が自分自身に例えているカラスの
羽が片方だけ鋼で描かれているのは、
それこそが、食物アレルギーであり、
重りであるそうです。
いよいよ、来週から牛乳負荷増量し、
100ccになります。
目標は200ccです。
少しずつですが前に進んでいます。
これからも、アレルギーと共に
歩んでいきますが、最後の⑤枚目の
絵にあるように、食物アレルギーであり、
重りであった鋼の羽を
ネガティブなマイナスの物と捉えていたが、
それを武器に変えて、
一緒に飛び立つように・・・
ここで言う「武器」とは、
決して戦う為の物ではなく、
アイテムとして、自分が
マイナス、足枷として、
ネガティブに捉えていた物でも、
使い方、見方によっては、
自分を助けたり、他人を助ける
事が出来るという意味で使いました。
「武器」=「道具」に近いのかな・・・
怪物など出てきて、
ストーリー性があり、
少しロールプレイングゲーム的な
要素があった為、このような表現を
してしまいましたが、
現実には武器は持つべきでは無いし、
そもそも戦いはしない方が良いと
思っています。
長男も、あえて最後の飛び立つ
前のシーンでも羽は鋼で
重りのままで、それは、
すでに自分の一部となっていて
鋼と共に飛び立つと言っていました。
つまり、アレルギーと付き合うことを
意味しているのだと思います。
長男、この絵をかいている時、
とても楽しっかったそうです