おはようございます

すべての人に素敵なパートナーが
いる世界を実現する辰原奈緒です。


 
 
 
 
セックスの悩みは
突き詰めると二つです。
 



一つ目は
したいのに出来ない
 
二つ目は
しても気持ちよくない
 




 
今日はひとつ目の
したいのに出来ない
について
 
 
 
 
アメブロの人気マンガブロガーさんに
結婚してるけど処女
あるいは
結婚してるけどスキンシップゼロ
というかたがいらっしゃいます。
 


お二人とも女性で
したい気持ちはあるのだけど
かたや
どうしても怖くて挿入出来ない
かたや
ご主人が極度の恥ずかしがりやで
スキンシップすら断られる
 
という状況で
それでもご主人のことが好きという気持ちを
何ともかわいらしい絵と
どんどん続きを読みたくなる内容で
かいていらっしゃいます。
 
 
 
 
このお二人に代表される
したいのに出来ない
という悩みを解決するには
個人の力では限界があります。
 
 



カウンセリングなり
医療行為なり
その道のプロに相談するのが
もっとも早いでしょう。
 
 
なぜなら自分では原因が
恐らく分からないからです。
相手に原因があるとしか
思えない場合でも同様です。







「したいのに出来ない」の
「したい」の部分が重要で
 
本人は本当に本心から
「したい」と思っているつもりでも
 
実は「したくない」と
もっと強く思っている自分が
奥の奥の奥のほうにいるかどうかは
 
第三者に手助けしてもらわないと
なかなか見えてこないのです。
 



 
そのとき
気軽にはできなくても
勇気を出せば相談できる程度に

セックスのことを
人生において重要で
誰でも欲求があり
自然なことで
 
出来ないというのは
とても辛く苦しいから
 
本当に何とかしたい
と強く思えるかどうか
 
 
 



それとも
セックスが出来ないということを
人に相談するとか
時間とお金をかけるとか

そんなことを悩んでいるのを
第三者に知られるなんて
とても恥ずかしくて出来ない
 
と強く思ってしまうのか。
 
 
 



 
もし後者であるなら
「したい」という気持ちも
ニセモノである可能性が
非常に高いです。
 
 


人に相談出来ない
人に相談するようなことではない
恥ずかしいことである
 
と思っているセックスを
本当に「したい」
と思っているとしたら
 

自分は恥ずかしい人間である
 
と心の底で
強く信じていることになります。
 





恥ずかしい人間である自分が
恥ずかしい行為を
本当にしたいと思っているなんて
恥ずかしい
 
 
これが本心であり
ほぼ自分のことも
自分の願いも
全否定の状態なんです。
 
  




何を恥ずかしいと思うかは
人それぞれですが

現在の日本では
例えばインフルエンザが
流行っているときに
高熱が出たら

病院に行くのは当たり前
と思う人がほとんどで

何度の熱がいつから出たか
お医者さんに伝えることも
皆さん迷いなく
行動に移せるでしょう。
 
 


もしも
インフルエンザなんて
寝ていれば治るのに
わざわざ出掛けて
体力を消耗するなんて
恥ずかしい

熱がいま何度かなんて
体内の個人情報を
赤の他人である医者に
伝えるなんて恥ずかしい

という考え方が
社会全体に広がったとしたら
途端に病院に行く人は
減るのではないでしょうか




つまり
インフルエンザを治したいかどうかよりも
その症状が出たときは医者にかかるのが
社会的に当たり前になっているかどうかを
基準に多くの人は行動しているわけです。





結婚したら夫婦で
セックスするのが当たり前で
もしそうできない場合は
病院に行くのが当たり前の
社会になっていれば

そして病院にはセックス外来があり
何でもかんでも薬を出すのではなく
カウンセリングありきの社会になっていれば

したいのに出来ない

と悩む人は激減するでしょう。








ところが現在の日本は

セックスの仕方は
個人個人で適当に
どこかで学んでください

そのうえで
結婚したあとセックスして
妊娠しない場合のみ
不妊治療という名目で
医者にかかってください
が当たり前になっているんです。





セックスしたら妊娠することや
セックスには性病のリスクがあること
妊娠を望まないときは避妊すること
性病のリスクを避けるために
コンドームを使用すること


これらの情報は至るところから
求めなくても与えられますが


セックスを楽しむ方法や
セックスを経験するまでに自分で
自分の体をよく知っておく方法などは

自分で興味を持って
探しにいくしかない
それが今の日本です。





 
スタンダードとなるべき
誰もが知っているセックス論や
これがお互いにとって
心地よいセックスだというような
入門ガイドラインは
どこを探しても見付からない社会です。






だって隠されているから


みんなが恥ずかしいことだと
認識しているから




男性は男性目線の興奮と刺激を

女性は女性目線の奉仕と優しさを

それぞれが自分勝手に
口に出さず心のなかで求め


こうしてくれるべきでしょ


と思いながら口に出せず
不満を募らせている社会が
当たり前になってしまっているんです。








だからこそ
まず一人一人が
セックスをしたいという欲求や
セックスについて知りたい
もっと学びたいと思うことを
自分に許可すること



そして誰もが同じ悩みや欲求を 
持っているのではないかと
想像すること


そのうえで
間違いなく批判せず
現実的に悩みを受け入れ
アドバイスなり
カウンセリングなり
医療行為なりをしてくれると
信頼出来る第三者を探すこと


 


この順番でセックスに向き合って
初めて

したいのに出来ない
から

ついに出来た
への道を

一歩踏み出せるんです。








仮にパートナーが一切
性欲を持っていないと感じても

まずは自分のなかの
セックスへの想いを
徹底的に見つめる作業から
始めるんです。






性器への想い
体液への想い
自慰への想い


これらにまったく
何のひっかかりもないまま 
育つ人のほうが
今の日本では稀有な存在です。




汚い

と思っているだけで
セックスすることに
大きな抵抗が出ます。



性器や体液や自慰を
汚いと思うことは
当たり前でも何でもありません。




だけど頑丈にこびりついている
本当に取れにくい価値観です。




だから時間をかけて少しずつ
とかしていく必要があるのです。





「相手に性欲がないから」
と決めつける前に

自分の中にセックスにまつわる
嫌悪感があることを認めてしまえば

相手をどうにかしなければ
どうにもならない
と信じていたのが

自分だけでも出来ることがある!
という希望に変わります。