「遊戯王」の高橋和希さんと薬師寺さんとの絆 | misaのブログ

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昨日の富士山↓真っ白😱




前回からの続きです。


アクリル&ジュエリー彫刻作家・薬師寺一彦さんと『遊☆戯☆王』の原作者・高橋和希さんは大親友だったのでした。



薬師寺さんの大きな龍の作品を、高橋さんが購入されたことがご縁のきっかけだったそうです。


高橋さんは、数々のオリジナルな龍をこの世に生み出しており、また、薬師寺さんも同じく龍の彫刻をたくさん発表されているため、おふたりは意氣投合し、今後のコラボ企画の夢を語り合う仲となりました。


高橋さんが、沖縄に向かう直前にもおふたりはお会いして、コラボの約束を交わしていたと聞きました。


それが、まさかおふたりが会う最後の日となろうとは。。



沖縄県名護市沖で2022年7月、遺体で見つかった人氣漫画「遊☆戯☆王」の作者、高橋和希(本名・一雅)さん(当時60)が、海で流された少女の救助中に海難事故に遭ったことが14日、第11管区海上保安本部(那覇)への取材で分かった。


11管は少女の心のケアを優先し、遺族と相談の上、救助中の事故と公表していなかった。


11管によると、高橋さんは7月4日午後、恩納村でシュノーケリングをしていた時、遊泳中の米国人少女と両親が沖合に流されているのを発見。


近くにいた米軍人ら2人と救助に向かった。


少女は米軍人に救助され、両親は自力で岸までたどり着いたが、高橋さんは波にのみ込まれたとみられる。


米軍準機関紙スターズ・アンド・ストライプスが今月11日、米軍人の話として、高橋さんが少女の救助活動に携わっていたと報じた。


高橋さんは東京都出身。


1980年代に漫画家デビューし、96年から2004年まで集英社の「週刊少年ジャンプ」にゲームバトル漫画「遊☆戯☆王」を連載した。


<転載終わり>



2022年7月、沖縄県名護市の沖合で、人氣漫画「遊☆戯☆王」の作者である高橋和希さん(60歳)がうつ伏せで漂流しているのが発見され、その後死亡が確認された。


当時、海上保安署は高橋さんがスノーケリング中に溺れて亡くなったと見て、詳しく調べていると報道されていた。


しかし今、高橋さんは人命救助をしている中で命を落とした可能性が指摘されている。


当日同じ海にいたという米陸軍将校のロバート・ブルジョ少佐は、10月11日に掲載された米軍紙「Stars and Stripes(星条旗新聞)」に、当時の海での状況を語った。


ブルジョ少佐は7月4日、ダイビングを教えるためビーチに来たが、海のコンディションは非常に荒れていたという。


そんな中、彼は渦潮に引き込まれ助けを求めている3人を発見し、泳いで救助に向かった。


その救助に加わったのが高橋さんだった。


ブルジョ少佐の生徒によると、高橋さんは渦潮から度々浮上したが、その後姿が見えなくなったという。


「彼はヒーローだ。他の人の命を助けようとして亡くなったんだ」とブルジョ少佐は同紙に語っている。


<転載終わり>


高橋さんが亡くなられた事を知った薬師寺さんの氣持ちを思うと、私も胸が痛く、メッセージを送ることも出来ないでいました。


そして、今回の個展は、高橋さんの追悼をも兼ねているのでした。


彼とのコラボ作品が展示されており、メッセージが添えられていました。


龍ノ種↓


大切な友からもらった「龍の種」


「漫画『遊★戯★王』の原作者・高橋和希さんとわたしは、アートや縄文文化、中でも龍の話に大いに花を咲かせ、盃を交わす良き友人同士でした。


出会いは2013年のわたしの個展。


初出品したわたしの龍の彫刻作品を高橋さんが偶然に購入されたことです。


すぐに意氣投合し、翌年開催の銀座三越でのわたしの個展で、コラボ作品を特別展示させていただきました。


そして、劇場版『遊★戯★王』の公開の際には、とてつもない造形美の「ディープアイズ」を彫刻させていただきました。





本当に楽しく、充実したを時間を共に過ごさせていただきました。


近年最も語り合っていたは、龍の美術館をつくろう、そのために協力していこうという話しでした。


まず二人展から始め、お互いの龍の作品をリンクさせながら、作品を増やしていこうと約束をしました。


その高橋さんの突然の訃報以来、わたしは大きな悲しみの中、悩みました。


語り合ってきたことや、あの約束と自分はどう向き合うべきか考え続けました。


確かにわたし一人で出来ることは限られています。


それでも、やはり高橋さんと共に描いた夢を少しずつでもカタチにしたいという思いは消えませんでした。


高橋さんへの深い敬意と感謝をこめて、今回の特別展示をさせていただきます。


これは追悼であり、始まりです。


高橋さんと語り合ったこと、過ごした時間は"龍の種"としてわたしの中にしっかりと植わっています。


大切な友から受け取ったこの" 龍の種"を大切に育てていきます。


どうぞ見守っていただけましたら幸いです。


彫刻家・薬師寺一彦 HARAKARA」


龍ノ種↓



龍の種は、惚れ惚れする美しさです💓


ルーベンさんの作品↓

左のバングルが高橋さんの、右が薬師寺さんのものだそうです。


このドラゴンのモチーフは、高橋和希さんのオリジナルの龍なのです。


実は、そうとは知らずに私も持っているのです!


(薬師寺さんとのコラボとして、薬師寺さんがグリーンガーネットをつけて下さいました。)



このペンダントは、以前に山中湖に来られた薬師寺さんの友人・ホピ族のルーベンさんから、新作として購入したのでした。



後日、薬師寺さんにお会いした時に、このペンダントを見せると、高橋さんのオリジナルの龍のモチーフだと判明したのでした。


今から思うと、山中湖でそれを私がたまたま選んだのはすごい偶然だったのです。


珠・翔↓


高橋さんがイメージした薬師寺さん↓



掛け軸の絵は、高橋さんの作品↓


下は、薬師寺さんの作品「炎ノ種」


真正面から見た絵↓


下から見上げると金粉が↓金粉は薬師寺さんがつけたものです。


炎ノ種↓

縄文土器の龍がついています。



薬師寺さんが、今回の特別展示を『高橋さんの追悼であり、始まり』と言っているように、今後も高橋さんの作品とのコラボを薬師寺さんは企画されていくと思います。


高橋さんとの間で育まれた友情・絆は、龍の種となって薬師寺さんの心の中に植えられました。


私たちは、その成長過程を楽しみに見守っていきましょう。


今回の個展では、高橋和希さんのファンとおぼしき若い女性をちらほらお見かけしました。


高橋さんのファンの方にも、是非、今後のコラボを楽しみにされていて欲しいと思いました。


高橋和希さんの想いは、薬師寺さんと共にさらに歩み続けているのです☆



やはり、高橋さんが薬師寺さんと出会った事には意味があったのですね!


あと一回続きます。。