50億円と引き換えにされた命・40年超原発再稼働は世界的にも例がない! | misaのブログ

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🟣50億円と引き換えに40年超原発の再稼働とは!

 
関西電力は12日、運転開始から40年を超えた美浜原発3号機を6月下旬にも再稼働すると発表した。

40年超原発の再稼働国内初のケースとなる。

関電によると、5月20日から原子炉に核燃料を入れる作業を開始し、順調に進めば6月下旬に原子炉を起動する。

6月中に発電と送電を始め、徐々に出力を上げ、7月下旬に営業運転に入る見通し。

美浜3号機は2011年の東電福島第一原発事故後から定期検査で停止しており、稼働は約10年ぶり。

関電は発電所内に常駐する作業員を通常の倍に増やすなど、「安全最優先で取り組む」としている。

一方、美浜3号機と同様、40年超運転を目指している高浜原発1・2号機は、テロ対策施設が期限(6月9日)までに完成しないため、当面、再稼働を見送る。

<転載終わり>



福井県内にある運転開始から40年を超えた関西電力の原発3基が、再稼働へ向かっている。

日本の原発として前例のない運転延長は、福島第一原発事故後にできた『40年ルール』をなし崩しにするだけではなく、政府が掲げる「脱炭素社会」の実現を名目に今後当たり前になる可能性が高い。

2020年10月16日、福井県庁7階の庁議室。

経済産業省資源エネルギー庁の保坂伸長官は、杉本達治知事と向き合っていた。

関電の金品受領問題に伴う業務改善計画の進捗状況を報告後、切り出した。

「環境性能に加え、供給の安定性に優れた原発を活用する重要性は高まっている。40年超運転は不可欠だ」

国として、福井県内にある運転期間が40年を超えた原発の再稼働に同意を求めた瞬間だった。

この日を境に、関電が40年超運転を目指す美浜原発3号機、高浜原発1、2号機の再稼働を巡る議論が一氣に動いた。

11月に高浜町議会、12月に美浜町議会が同意し、両町長も2月に再稼働にゴーサインを出した。


◆首相の「脱炭素」宣言 高まる原発の存在感

エネ庁長官と杉本知事の面談から10日後の10月26日、原発を取り巻く環境に大きな変化があった。

菅義偉首相が臨時国会の所信表明演説で、50年までに二酸化炭素(CO2)を主とする温室効果ガスの排出を実質ゼロにする「カーボンニュートラル」を目指すと宣言したことだ。

1990年代以降、地球温暖化対策の点で重視されてきた原発は、原発事故後に「依存度を可能な限り低減させる」方針に変わったが、再び存在感が高まりつつある。

ただ、原発再稼働は進んではいない。

全国33基のうち、新規制基準に適合して再稼働したのは9基。

国は30年の電源構成に占める原発の割合を20~22%と設定しているが、実現するには30基程度の稼働が必要で、遠く及ばない。

「新しい原発に頼るのではなく、諸外国と同様に40年超運転を順次、実施していくことが極めて重要」と保坂長官。

政府はカーボンニュートラルには原発は一定数必要とし、米、仏、英などで運転延長が認められていることを強調する。



◆「極めて例外的」が当たり前に 原発の運転延長

「既存原発の運転期間延長は最も費用対効果の高い手段。40年上限、20年延長を1回限り認めるという不合理な制約は見直すべきだ」

4月7日、国会内で開かれた自民党の電力安定供給推進議員連盟の会合で、東京大公共政策大学院の有馬純特任教授(エネルギー・環境政策)はカーボンニュートラル実現に向け、さらなる運転延長の必要性を力説した。

東日本では、日本原子力発電の東海第二原発が40年超の運転許可を得ている。

30年には、高浜3、4号機を含む原発11基が運転40年以上となる。

NPO法人原子力資料情報室(東京)の伴英幸共同代表は「新しい原発への建て替えは世論が認めないため、電力会社は今ある原発を使い続けるしかない。

原子力産業をつぶしてはいけないと、国も認める動きをしている」と指摘する。

原発事故後、政府は12年6月に原発の運転期間を原則40年に制限した。

当時の細野豪志原発事故担当相は「40年という期限が来たら、基本的に廃炉にする。

延長を認めるのは極めて例外的なケース」と強調していたが、原則は崩れつつある。

◆機器は取り換えたが、原子炉は交換できず

「点検をして安全だからそのまま使うというが、危険性が眠っているかもしれない」。

4月9日に開かれた県原子力安全専門委員会で、原発の再稼働に慎重姿勢な県立大名誉教授の田島俊彦委員(素粒子物理学)が訴えた。

専門委は5年間かけて、関西電力が40年超運転を目指す美浜3号機と高浜1、2号機の安全性を議論してきた。

この日の会合では「必要な対策が講じられている」とする報告書案が大筋で了承されたものの、最後まで疑問の声が残った。

関電は老朽化と事故対策を進めて原子力規制委員会の審査をパスするために、美浜で2400億円、高浜(1~4号機)で5467億円という巨額を投じた。

3基は中央制御盤など多くの機器が最新型に取り換えられたものの、肝心の原子炉容器は造り替えない限り、交換できない。

原子炉は核燃料の核分裂反応で生じる中性子線を受けると、金属が粘り強さを失いもろくなる。

限度を超えると、緊急時に原子炉に水を入れ、300度近い炉を常温まで急激に冷やす際に破損する可能性がある。

関電は、運転開始時から炉内にある試験用の金属を取り出し、劣化の具合を調べた。

高浜1号機は国内の原発で最も金属がもろくなっていたが、「運転60年の時点でも安全性は保たれる」と判断。

原子力規制委員会もこれを認めた。

◆「世界的に前例のない」異常も 想定外の劣化リスク

だが、3基よりも新しい高浜3、4号機では、18年から定期検査のたびに蒸氣発生器の細管損傷が見つかっている。

関電は異物混入が原因とみて対策を講じたが再発が続いた。

昨年12月、細管の表面にできた水あかのような金属片がはがれてこすれたのが原因と判明。

世界的に前例のない現象で、検査でも金属片の危険性を見逃していた。

「今までの想定で原発の検査をしても、未発見の現象は防げず、重大な劣化を見逃している可能性もある」。

原発問題に詳しい大阪府立大の長沢啓行名誉教授(システム工学)は警鐘を鳴らす。

<抜粋終わり>


政府による「脱炭素」の声に押された見切り発車で、例外的とされた運転延長の道へ先陣を切った。

「(県原子力安全専門委員会に)5年前から安全性を確認してもらい、避難計画も1月に出された。いたずらに延ばすわけにはいかない」。

杉本達治知事は県庁での定例記者会見で、同意表明を急いだのではという質問にこう答えた。

老朽原発の再稼働という全国初の手続きは、4月に入って急加速した。

知事は県議会に、再稼働すれば国から県に計50億円の交付金が入ることなどを提示。県議会はすぐに応じ、2週間余りで容認した。

「関電の現場から再稼働を急ぎたいとの声が上がっていた」と、ある中堅県議は取材に明かした。

「再稼働すれば、短期間でも10年間動かしていない原発の不具合を確かめられる」と指摘した。

使用済み核燃料の県外搬出が再稼働の条件だったが…

福井県は、関電が3つの原発で出る使用済み核燃料を県外に搬出するよう求め、候補地の提示が再稼働の議論の条件と突き付けてきた。

関電は実現を約束したものの、昨年末に県外候補地の自力提示を断念。

その代わりに電力業界と国が、東京電力と日本原子力発電の使用済み核燃料の保管先である青森県むつ市の中間貯蔵施設の共同利用案を提示し、関電は2023年末までに候補地を示すとした。

できなければ、「老朽原発を運転しない」と約束した。

杉本知事は関電の背水の陣の覚悟に対して「一定の回答があった」と評価し、途端に前のめりに。

ところが、むつ市の宮下宗一郎市長は共同利用案に否定的で、本紙の取材に「受け入れの可能性はゼロ」と断言。実現の見通しはない。

杉本知事は27日、関電の森本孝社長と梶山弘志経済産業相とのオンラインの面会で約束を守るよう念押ししたが、いずれも「むつ市」に言及しなかった。

<抜粋終わり>

40年を超えると原子炉の圧力容器内で核分裂で出る中性子が当たって劣化が進むため、原子炉は40年を寿命として想定されて来ました。

それを、50億円に目が眩み、脱炭素も理由にして再稼働に舵を切るとは、言語道断です。

40年超原発を20年延長して動かすなんて、世界的にみても例がありません。

ましてや、原発は一般住宅よりも耐震設計が弱いのです。

1000ガル以上の揺れには耐えられないのです↓
福島原発事故を経験している国が、そして、原爆を落とされた国が、核の怖さをまだ分からないだなんて、開いた口が塞がりません。

私が毎日、世界の地震の動向を載せているのは、今、地球のプレートが大きく動き出しているからです。

いつ何処で巨大地震が発生するか分からないのです。

特に、日本は世界的にも稀な4つのプレートが重なり合う場所です。地震大国なのです。

そして、南海トラフ地震も近づいている状況です↓

この国はいったいどうなっているのでしょう。

利権のためなら、国民の命などどうなっても良いと言う政府の方針が、今回のコロナ禍でも見え見えになりました。

福島原発事故もまだ終わっていないのに、これ以上の事故が起きたら、日本は破滅します。

政府は日本を壊したいのでしょうか。

みなさん、ぼ〜っとしていたら、本当に国に殺されてしまいます。

政府がやっている事は全てデタラメです!

私たちが立ち上がらなければ、地球が動き出すでしょう。

皆んなで再稼働反対の声をあげましょう!

よろしくお願いします。