私が眼の手術をした理由 | misaのブログ

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8月25日と9月1日の2日に分けて、私は眼内レンズを挿入する手術をしたのですが、今日はそこに至るまでの経緯をお話しすることにします。


私は、小学生の頃から視力が弱く、ずっとメガネに頼る生活を送っており、コンタクトレンズにしたのは高校2年の頃でした。

煩わしいメガネから解き放たれ、ハードコンタクトレンズにした時には、世界も変わって見えました。

でも、視力が良い人がとても羨ましく、それが長年のコンプレックスとなっていました。

しかし、今は亡き最愛の人は、網膜色素変性症により20歳の頃から次第に目が見えなくなり、ついには全盲になってしまったのでした。

彼は、目が見えなくても違う世界が観えるようになっていましたが。。

今から思えば、私たちふたりは「眼が見えること」に対し、強い憧れを持っていたのでした。

そんな私が、シンギング・リンちぃさんの導きにより、2017年の12月にマレーシア&シンガポールに行くことになったのです。



マレーシアのペトロナスツインタワー⬇︎

スーパームーンの上空に、何か写っています。




これは何だ?



あの頃は、なんでこんなに生き急いだようにあちこちの海外に行くことになるのだろうか、と思っていましたが、今になってようやくその理由が分かりました。

そういう事だったのですね。

そして、何処かの乗り継ぎの飛行場で、ピアノの調律師の池田さんと同じテーブルに座ったのでした。


その時に、池田さんから初めて眼内レンズのお話を耳にしたのです。

「遠くも近くも見えて、すっごく調子いいよ!」と。

その頃の私は、老眼がひどくなっていて、飲食店のメニューさえ見えないほどでした。

なので、すぐにその話に飛びつき、旅行前にすでに2人で大いに盛り上がっていたのでした。



その頃の眼内レンズの手術は、最先端医療の保険の適用だったそうです。

それからしばらくは、氣になりつつも眼内レンズの手術のことは、先延ばしにしていました。

ところが、今年の春頃、孫に会うため娘の家に遊びに行った所、何故かいきなり娘が「私、コンタクトやめて、眼内レンズを入れようと思うの。」と言い出したのです。

「えええー!お母さんも前から入れたいと思ってたのよ!」と、2人でまた盛り上がってしまいました。

何でも、使い捨てレンズをこの先何年も購入することを考えたら、眼内レンズを挿入した方が安いんだと。

私は、今年になって、コンタクトレンズが合わなくなってしまい、涙がポロポロ出ることが多くなっていました。

そこで、3年前に話を聞いた池田さんに連絡を取ってみたのです。

そしたら、相変わらず調子が良いとの事なので、池田さんが手術を受けた岐阜の眼科を紹介していただいたのです。

今は、最先端医療保険はきかなくなってしまったそうですが、私の心は変わりませんでした。

そして、そちらで検査を受け、レンズを選択しオペの日を決めました。

保険適用のレンズもありましたが、やはり、良く見えるのは高額な多焦点レンズの方だと言うので、後悔しないよう、3つの中から真ん中の額のを選びました。

眼内レンズには、単焦点と多焦点があり、多焦点レンズは、近くと遠く、その中間にピントが合うものでした。

単焦点レンズは、白内障手術で使うことが多いものです。近くか遠くの一点にしかピントが合いません。

偶然に、娘が探した眼科も名古屋でしたが、付き添って説明を聞いて分かったのは、私の手術とは違うと言うこと。

娘のオペは「水晶体」を抜かずに、その前にレンズを置くようで、将来的には白内障になるかも知れないし、老眼にもなる、と言われていました。

それに対し、私のオペは、白内障手術と同じに「水晶体」を吸い出して、代わりにそこに人工レンズを入れるので、もう、白内障にはならないし、近くも良く見えるのです。

そして、期せずして親子で1日違いの手術となったのでした。

私が眼の手術はめっちゃ怖かったと言うと、娘ももうやりたくないと言っていました😓

私は、怖い思いを二日したのですが、娘の手術は1日で両目をやってしまったそうです。

手術後は、地元の眼科で検査を受けているのですが、そこの眼科も名医と評判だったようで、何故わざわざ岐阜でオペを受けたのか、と何度も聞かれました😂

私は、今、1.2まで見えるようになりましたが、娘は1.5まで見えるそうです。

手術後は、目が見えるのが不思議で、夕方になるとついつい「コンタクト外さなきゃ」と思ってしまうのでした。

朝から、目が良く見えて快適な毎日となりました。

長年の課題を克服した感じです。

天国の彼も、きっと喜んでくれていると思います。

私たちの憧れの視力だったから。。

そして、このコロナ渦だったからこそ、オペを受けられたのです。

マスクしてるから、すっぴんでも平氣で岐阜まで行けたし、何処にも出かけてないので、オペに要する日程が取れたのです。

今年受けたのは、良いタイミングとなりました。

これからは、目に見えるものだけでなく、裏に隠された物も見抜けるようになるかな?

長いお話にお付き合い下さり、ありがとうございました!