伊平屋島での2日目は、テントの中で暑くて目が覚めたのですが、テントに「テントウムシ」が止まっていました!
こりゃ、朝から絶好調だわ!!
朝食を食べてから、キャンプ場から歩いて2分の米岬ビーチへ。
橋で野甫島(のほじま)と繋がっています。
そして、サンゴの白い砂の粒子がとっても細かくて感動しました。
まるでお砂糖みたい。。
この後、すぐ出かける為、私は泳がなかったですが、スサノオ(モアイ)さんと大黒天(ホルスキー)さんは、さっそく海に入ってました。
この神さまネームをお互い呼び合うのが、なかなか大変で、10秒くらい「えーと、何だっけかな?」と考えてしまうのでした。
おまけに自分の名前に馴染んでない為、他の神さまから呼ばれていても氣づいていないという。。
私は菊理姫だったのですが、「菊ちゃん」と呼ばれても「だれそれ?」てな感じでした。
リトリートにうってつけの良いお天氣の中、私たちはレンタカーで我喜屋の神アシアゲ(アシャゲ)という場所に行きました。
この茅葺きの4本柱の建物が、神アシアゲで、集落のノロ(祝女)たちのご神事に使われていたようです。
このように、中に入るには神さまにこうべを垂れながらくぐるのです。
低軒様式については「牛・馬や飛鳥類が聖なる神アシャゲに入らぬように考慮したもの」という説もありますが、奄美大島では同じ神アシャゲがあっても軒が高いようです。
祭祀を行い、神がかっているノロたちの顔が見えないように、という事でもあるようです。
左右に祝女殿が建っていましたが、それはまるで伊勢神宮の外宮と内宮のような感じがしました。
皆で履き物を脱いで座り、神さまにご挨拶しました。
沖縄では、自分の住まいと名前、そして自分の干支を名乗るそうです。
そこから歩いてすぐの所に真井泉(メーガ)という真名井の井戸があるのです。
ますますここは、伊勢神宮の始まりの場所ではないかと思いました。
真名井の井戸から、法螺貝で聖水を汲み、みんなの法螺貝やシャンカに注いで禊ぎました。
日本では「法螺貝」と呼ばれていますが、インドではシャンカ、ネパールやチベットではトゥンカルと言うそうです。
この緑のシャンカは中山さんのです。
特にホルスキーさん、いえ大黒天さんの法螺貝は、伊平屋島産のものなので、伊平屋島の聖水で法螺貝を清められた事に、彼はとっても感動していました。
シャンカなどの宗教宝具は、もともとは仏教の八吉兆のひとつで白いシャンカは「純白で清浄であることのシンボル」として扱われて来ました。
右巻きの法螺貝は解脱(浄化)を意味し、勝利への導き、名声を広める意味もあるようです。
ヒンドゥー教では、インドの最高神・ヴィシュヌも持っています。
インド史では、法螺貝・シャンカは大いなる力・権力・威信の象徴で英雄達はみな名がついた白い法螺貝を持っていたそうです。
英雄が白い法螺貝を鳴らすと敵軍は恐怖に慄き、それは戦いの始まりを意味したとの事。
今では白い法螺貝は、平和と良いエネルギーの神聖な象徴になっているようです。
そして、次に幼き神武天皇が歩かれたという神の道へと場を移しました。
祈りを捧げる兄弟たちの頭上から、まばゆい光が射し込んでいました。
そして、続いて私たちは龍宮神という場所を訪れました。