「大石林山」の続きです。
「チームアリエス」の7名は、大石林山より更に強力なパワーを持つ聖地「安須森(アシムイ)」へと足を踏み入れました。
安須森御嶽(アスムイウタキ)は琉球開闢七御嶽のひとつで、沖縄最高の聖地と云われています。
安須森とは、シヌクシ嶽・アフリ嶽・シチャラ嶽・イヘヤ嶽の4連峰の総称で、イヘヤ嶽の周辺が、大石林山になっています。
安須森御嶽は、天から降りたったアマミキヨが沖縄の島で最初に創った御嶽だと言われています。
黄金洞(くがにがま)⬇︎
山全体が琉球の国土を鎮める神霊が宿る霊山として崇められているそうです。
幾重にも重なる地層⬇︎
安須森御嶽は標高248mなのですが、侮るなかれ。
それを20〜30分で登れるほどの急勾配なんです!
黄金洞まで10〜15分はかかったかと思いますが、その間写真が一枚もないのが、その過酷さを物語っています。
岩をよじ登りながら登るのですから、写真など撮影するヒマはないのです。
むしろ、スマホやカメラは邪魔になる為、リュックにしまっておいた方がいいのです。
滑らない靴で登るのはもちろんの事、軍手があった方が、より安全です。
上の2枚の写真が、私の先を行く人と後に続く人のものです。
どれほどの勾配かお分かりになるでしょうか。
やっと頂上に到着しました!
苦労して登ってきた甲斐があるほど、素晴らしい眺めです。
大石林山も見えます。
子之方天軸男神大親大神
大宇宙神
性子神大神
遥拝所からは、ちゃんと大石林山が見えるようになっていました。
さらに奥へと行ってみました。
御天卯之大神(ウティンウヤガナシー)
すると、さらに心地よい場所に出たのです。
宇宙からのパワーを、チームアリエスのメンバー7名で受け取りました。
麻子さんが、信じられない事に(重たいのに)「シンギング・リン」を持参しており、頂上で奉納演奏をする事が出来たのです。
人払いされた聖地に、リンの宇宙と繋がる倍音がいつまでも響き渡っていました。
炎天下でもなく、涼しい風が吹いており、いつまでも頂上で時を過ごしていたのでした。
全員「牡羊座」のメンバーにとって、忘れられない想い出の地となりました。
帰ろうとする頃に、ようやく他の人が登って来たのです。
頂上を貸し切りにして下さった事に感謝いたします。
下りの道も、登り以上の修行の場でしたが、無事に下山出来て良かったです。
茅打(かやうち)バンタ⬇︎
バンタとは、崖を意味する方言で、ここは約70mの断崖です。
その名は「茅を投げ込むと吹き上げるほど風が強い」ことから由来しているそうです。
茅打バンタは、大石林山からほど近い場所にあります。
「大石林山」と「アシムイ」を両方訪れることが出来て幸せな1日となりました。
「チームアリエス」で、必死に登った聖地アシムイの事、私は一生忘れないでしょう。