サンダーバード・ロッジでの一夜が明けました。
氣持ちの良いお天氣です。何故かウサギがいました。
ナバホ族のフランキーさんがお迎えに来て下さり、レンタカーに全員乗り込みいざ出発です!
キャニオン・デ・シェイに行く前に大事な場所に向かいます。
ここは、聖なる祈りの場所・シュライン(石の社)で、キャニオンに行く時はフランキーさんは必ず寄るんだそうです。
この地に日本を繋げる為に、私たちは各地の小石を持参していました。
私は、富士山の溶岩と山宮浅間神社の小石、それと北海道の緑の小石をお供えしました。
そしたら、フランキーさんが代わりの石を持たせて下さいました。
うちのピエールも連れて来ていたので、石仲間なので出してあげました。
さぁ、お次はいよいよキャニオン・デ・シェイです。
「キャニオン・デ・シェイ」とは、スペイン語から派生した言葉で「岩の渓谷」という意味だそうです。
やはり、「ホースシューベンド」のように河川によってアリゾナ平原の大地が浸食されて出来た渓谷でした。
しばらく歩くと、おお!見えて来ました!!
「スパイダーロック」です。
ホピ族とナバホ族が交流していた場所でもあります。
渓谷はやはり300mの垂直の断崖が約42kmにわたって細長く東西に伸びていました。
「ホースシューベンド」の場所とは、こんなに離れていても、永年水で侵食され続けた深さは同じだという事が興味深かったです。
この中央のスパイダーロックは約244mの高さがあります。
そう、ちょうど243mの東京都庁舎くらいの高さになります。なんか形が似てますねえ。
スパイダーロックは、今でもナバホ族の人々にとって聖なる岩として崇められており、この岩に住むといわれる蜘蛛女は、世界を作った全知全能の女神とされています。
元々、蜘蛛を神霊化した先住民族(アナサジ)の祈祷師自身がスパイダーレディーと呼ばれ、その祈祷の儀式がこの岩のタワーで行われた事が、スパイダーロックと呼ばれるルーツとなっているそうです。
高い方のタワーの頂上⬇︎
低い方の頂上⬇︎
織物を大切な生業のひとつにしているナバホ族に古くから伝わる神話によると「おばあさん蜘蛛が人々に織物を教えた」んだとか。
スパイダーウーマンは、芸術の神さまとも言われているんだそうです。
キャニオン・デ・シェイには、紀元前の古代プエブロ族の住居遺跡が今でも残されています。
赤い矢印の場所を望遠カメラで撮りました⬇︎
ここキャニオン・デ・シェイは、アメリカ大陸の中で、人類が最も長く生息している地域の一つであり、遺跡の保存状態がほぼ完璧で、考古学上、文化遺産の研究、そして地質学的にも非常に貴重な存在とも言われている公園なんだそうです。
そして、今もここの谷底ではナバホ族の人たちが暮らしています。
平和な民族であるナバホ族は、岩を聖なる岩の神、大地を母なる土の神と崇め、スピリチュアルな生活を営んでいるという事です。
場所を少し変えてみました。
ちぃさん、お決まりの行動↑
ナバホ族のフランキーさん⬇︎
日本人の奥さま幸枝さんは、おうちでお料理の準備をされているようです。
eribowさんも、この壮大な景色に大満足!
また、ここでも青い鳥ブルージェイが飛び回っていました。
本当に、何時間でもここに居たいと思いました。
でも、夜中までいたら凍るよ、と言われました(笑)
フランキーさんも大好きな場所なんだそうです。
また、少し場所を移動しました。
フランキーさんが古代遺跡がある場所を教えて下さいました。
青い矢印の場所を望遠カメラで見ると。。
肉眼では見えなかったけど、確かに遺跡があります!
こういう⬇︎すき間もよく見ると。。
あるある!!
古代遺跡と共存しながら、ナバホ族の方々は自然と共に生きているのですね。
展望台にある「VIEW FINDER」というレンズなしの細い筒は、それぞれ古代遺跡を指している事が、最後にようやく分かったのでした。
望遠カメラのおかげ。
そして、私たちは一旦ロッジに戻り、フランキーさん先導の元、二台の車で幸枝さんの待つお宅へと向かうのでした。
いよいよ、スウェットロッジよん♡