昨日からの続きです。
製作をお願いしていた糸魚川ひすいの勾玉・石笛がついに完成の運びとなりました!
石選びの最初から、職人さんのブログで見せて頂けるなんて、こんな体験は滅多に出来るものではありません。
本当にワクワクさせて頂けました。
では今日は、勾玉ちゃんたちの完成に至るまでの過程をご紹介させて頂くことにします。
私のヒスイちゃんたちを生み出して下さった方は、コバさんと言う職人さんです。
職人気質の方なので、気持ちが乗っている時にのみ作業をされるという事なので、気長にお待ちしておりました。
3月1日、まずは石笛(いわぶえ)となる原石選びから始まりました。
コバさんのブログ 選ばれる
特別なヒスイだけが笛になるのだそうです。
青ヒスイの大きな原石が見事にスライスされていきます。
「ヒスイの選ばれる部分は偶然ではなく必然」とコバさんは言います。
製作途中で石目から割れないように、こうやってハンマーで砕き、強い部分を使うそうです。
雪の中での一振り。
そうして神様に選ばれた部分が決まりました。
3月8日、コバさんは晴れた日にしか作業をされません。
勾玉と石笛は、同じ固体の共石(ともいし)で作られる事になりました。
共石のヒスイで勾玉と石笛を揃えるというのは、探してもなかなかお目にかかれない代物で、オーダーメイドだからこそ出来るすごく贅沢な組み合わせとなりました。
石目の少ない部分がカットされます。
ブレードの厚さ分だけヒスイが溶けるように削れてなくなり、1ミリの溝ができ、その1ミリは神の取り分なんだそうです。
神様の報酬
勾玉と石笛を成形した
そして3月22日、コバさんのパワー満タンの日に、コバさんはヒスイと会話しながら勾玉たちを日が暮れるまで、1日かけて削り上げて下さいました。
時間も忘れて作業に没頭。神の手が成せる技です。
そして3月26日、ついに勾玉&石笛が研磨され完成するのです!
完成
コバさんも納得の出来栄えの石笛は、古事記に書かれている奴奈川姫の女性らしい優しさと力強さをイメージして作って下さったそうです。
(奴奈川姫については、前の記事参照)
コバさんは敢えて、誰でも良い音が出るようには石笛を作らないのです。
石笛は、神を降ろし会話するための神器だと考え、選ばれた持ち主のみ吹くことが許されるようにと作って下さっているのです。
真の音色は耳が痛くなる位の高音で、焦ったり、悲しんだり、怒ったりや雑念を持つとなかなか音が出ないようです。
平常心と穏やかな気持ちがあると嘘のように、かん高い音色を奏でるとの事なので、頑張って練習してみようと思います。
私だけの音が出せるように。。
勾玉の方は、出雲型と呼ばれる形にして下さいました。
ヒスイは5億年前に誕生したと言われているそうです。
特にこのレアな青ヒスイは、糸魚川のヒスイ商間でもほとんど流通していないものなのだそうです。
だから、勾玉たちを作った時に出たカケラたちも無駄にはできません。
カケラと言えど、出処のしっかりした本物の糸魚川産のレアな青翡翠なのです。
今回、「はんなりフェア」でたくさんの方々が、このカケラたちをゲットして下さったようで、私はとても嬉しいです。
私の勾玉・石笛ちゃんたちと、カケラたちは兄弟なのです。
日本各地に散ったカケラたちと、いつかお会いする日が来るかも知れません。
その日を楽しみにしています。
カケラをお持ちの方は、カッピング体験会のメンバー抽選の時には、優先されるかも?(笑)
姫石の翠さんが「青ヒスイ・八犬伝プロジェクト」について何かお考えがあるそうな。。。
それから、本日こちらの作品がフェアに追加されるそうです。
挑まれた
ネットショップ
争奪戦になると思われますので、お急ぎ下さいね。
尚、皆さまにご注意して頂きたい事があります。
コバさんは、腕のいい本物の職人さんです。
ご自身の信じた道を行く職人気質の方だからこそ、素晴らしい作品を生み出す事が出来るのだと思います。
そのため、コバさんに直接注文をしてしまいますと、御断りされる可能性が非常に高いのです。
それに、作品製作に集中出来ない状態にさせてコバさんにご迷惑をおかけしたくはありません。
なのでご注文を希望されるは、お隣りの姉妹店の翠さんの方へとお願いいたします。
翠さんのブログ
あまりの感動で、ここの所ブログが糸魚川ヒスイ一色になっていますが、それくらいヒスイに入れ込んでいます。
勾玉・石笛ちゃんたちの到着が今か今かと楽しみです。
コバさん、翠さん、出会いに感謝しています。
コバさん、ステキな青ヒスイたちを作って下さり、本当にありがとうございました。
私の大切なたからものです!