高倉健さんに続き、私たちは大切な昭和の大物俳優を再び失ってしまいました。
映画「仁義なき戦い」シリーズなどに主演した俳優の菅原文太さんが、11月28日、転移性肝がんによる肝不全のため、東京都内の病院で死去されました(81歳)。
菅原文太さんは、2009年には山梨県で農業法人を立ち上げ、自ら有機野菜作りをされたり、東日本大震災後は、クランクイン直前だった映画を降板までしてふるさと支援に力を入れていたそうです。
そして、原発反対を公言し、世の中に脱原発を呼びかける運動もされ、自らの足で被災地を見て回っていました。
また、特定秘密保護法や集団的自衛権行使容認に対しても反対の立場で、集会にもよく参加されていました。
沖縄の辺野古移設にも反対され、11月1日の沖縄知事選では翁長雄志氏の応援演説に立つなど、最近まで本当に精力的に活動されていたのです。
妻文子さんの「がん発症以来、以前の人生とは違う学びの時間を持ち、小さな種をまいて去りました。
一つは、先進諸国に比べて生産量の少ない無農薬有機農業を広めること。
もう一粒の種は、日本が再び戦争をしないという願いが立ち枯れ、荒野に戻ってしまわないよう声を上げることでした。」というコメントからも、菅原さんの想いを知ることができます。
以前に「戦争を知らない世代へのメッセージは?」と聞かれた菅原さんは、こう答えています。
『スズメのように大勢が群れて目先のことでパタパタしないで、タカやワシのように遠くまでたった一羽で飛び、大きく羽を広げて世界を見てほしい。
都会から時々観光で田舎のにおいを嗅ぎに来るだけじゃなく、いのちを身体で感じてほしい。
そうしないと日本だけじゃなく地球の未来も危ないよ。』
また菅原さんは、亡くなる半年前の6月、日比谷で開かれた「戦争をさせない全国署名提出集会」では、3000人の聴衆を前に演説もされていました。
「戦争というのは、いろいろ政治家含めて言っているけど、言ってみれば暴力です。
暴力映画をしきりに撮ってきた私が言うのもなんだけど(苦笑)、あれは架空の話で、皆さんに楽しんでもらう以外の意図は全くありませんでした。
私は昭和8年生まれですから、戦争が始まったのは小学校2年生のとき。
始まった次の年、親父が40過ぎで戦争に持ってかれました。帰ってきたのが、6年後の戦争が終わった昭和23年だったかな。
親父の弟は、赤紙で戦地に向かってそれっきり帰ってきません。フィリピンから一通の手紙が届いたっきり、どこに転じたのか、どこで死んだのか、餓死だったのか弾に当たって死んだのか、未だにわかりません。
親父の兄の長男は戦地から帰ってきたけど、生涯マラリアに苦しめられて死にました。うちの親父も帰ってきたけど、その後の暮らしは生涯を棒に振りました。
戦争はよくないんですね。戦争は絶対にやめなきゃダメです。
もし(戦争に向けた動きが)始まったら、みなさん命をかけましょう!
私は、もう80だから(命は)惜しくない。
といって、命をかけましょうと言ったって、一人で走っていって当たっても、あまり意味はない。
そんなことより、皆さん一緒に戦争反対の気持ちを、今日そして明日、明後日で終わらずに。
これから皆さん、子供も孫もおられるでしょう。皆さん一緒に戦い続けましょう」
菅原さんは、ご自分の息子さんを早くに亡くしてもいます。
菅原文太さんのご冥福をお祈りすると共に、命の尊さを終始訴えて来られた菅原文太さんの、まさに「命をかけたメッセージ」を、私たちはしっかり受け止めなければいけないと強く思いました。
今月行われる総選挙に、菅原文太さんはあちらの世界から力を貸して下さるでしょうか。
日本のより良き未来のために。。。私たちは大きな権力に立ち向かわなければいけません。
松原照子さんの「幸福への近道」より
解散総選挙
<世見>2014.12.2
「解散」このことを出来るのは総理大臣しかできないことを私は知らなかった。
講演会の時どのような質問があったのか何故か忘れてしまっていますが、消費税10%の質問に「ある」と答えたようにかすかに覚えています。
安倍総理の頭の中には佐藤栄作の戦略と同様な路線があるように思ってしまいます。
佐藤栄作元総理がどのような政権を行ったのかは私自身殆ど思い出せませんが、今回の“解散”この言葉を聞いた時、佐藤栄作の顔が浮かびました。
そういえば小泉元総理は「郵政民営化」で解散したのですよネ。
安倍総理は長期安倍内閣を目指しておられるのだと思います。
2020年、東京オリンピックが開催された時の総理の座を思っておられるとしたら、私は「?」をどうしても感じます。
民主党の議席を増すもののきっと自民党は勝利するのでしょうネ。
衆参の数で法案が次々に通ると我国はどうなるのでしょう。
私達に与えられている一票をどうか大切になさってください。
消費税が先延ばしになったからといって10%に必ずなります。
株価は確かに上昇しましたが、中小企業は頭を抱える問題が山積みにあります。
格差は今後ますます広がり、高齢者は増える現実と介護の問題も悲劇を作ることでしょう。
たしか日銀は「4月消費税を引き上げても景気は下がることはない」と言っていたはずです。
選挙合戦が繰り広げられる今年の年末。
あなたがどれだけこの選挙を真剣に捉えるかが日本の未来をどうするかにかかっています。
<転載終わり>
<お知らせ>
11月2日に開催された松原照子さんの東京講演会のお話と質疑応答の様子が録画されたDVDが、いよいよ12月10日に発売されることになりました。
このDVDには、百瀬直也さんと照子さんとの対談も収録されています。
私は、講演会の時に関係者さんから聞いて知っていたのですが、ようやく公開できることになりました。
百瀬さんご本人さまからもコメントをいただきました。
百瀬直也さんのブログ
百瀬さんは、照子さんからこれから起きる災害のことや肝心な事を聞き出して下さったようです。
2時間たっぷりの照子さん初のDVDのご予約はこちらから↓
ワンダー・ジャパン『第7回 特別講演会 in 東京』
販売価格(税込): 3,780 円
10日過ぎればAmazonなどでも取り扱いされるようです。
<内容>
1.今月の言葉(2014年11月)
2.講演会(2014年11月2日)
3.世見LIVE
4.世見(2014年11月2日ー9日)
5.特別対談 松原照子×百瀬直也(超常現象研究家)
照子さんの東京講演会での様子↓
過去記事
百瀬直也さんとどんなお話をされたのか気になりますね。