1月11日11時に、「観音力カード」でおなじみの草場一壽さんの池田山公園ギャラリーに行って来ました。
草場さんが、今年は陶彩画の制作活動に専念するという事で、今月26日を最後に、ここ東京ギャラリーは閉館されることになったのです。
(ご安心ください。各地での個展は例年通り開催するそうです。)
私は、草場さんの作品が大好きなので、閉館前に何としても一目お会いしたいと思ったのでした。
池田山公園ギャラリーでの最後の個展は『弥勒の世界』展でした。
朝からもう、ワクワクドキドキ。いよいよ、本物の陶彩画にご対面~!!
「弥勒菩薩」
混んでいない日には、人物と一緒なら、撮影しても良いそうで、何枚か写真を撮らせていただきました。
「観音力カード」ではこちらのカードの作品です。
本物を生で見るのは違いますね。大きさがお分かりになりますか。
私は、こんなに美しい絵画に出会ったのは初めてです。光のあたり方や、見る方向によって全く違う色に輝くのですから。
草場さんの「陶彩画」は完全なオリジナル芸術で、従来の有田焼の手法を用いながら、独自の発想と工法で完成させた焼き物の絵画なのです。
白い陶板に一度絵付けをしては焼成し、さらに上から違う色で絵付けをしては焼成し、と、 その作業を十数回も繰り返しながら描いていくのだそうです。
色合いや図柄に合わせた緻密な絵付け作業は、正確さと根気強さを必要とするだけでなく、窯の温度調整から時間配分まで、 制作過程は一切、気を抜くことのできない緊張の作業だとのこと。
窯に入れたあとは火に託すのですが、時には作者のイメージをはるかに凌駕した、まばゆいばかりの光を放つものも生まれるそうです。
窯の中で溶け合う色彩は、同じ色が二度と生まれることはないのだそうです。
「開く」
(この作品も私的にはお気に入りです。生で見るとどの作品も光り輝き、美しさに引き込まれます。)
作品の誕生は、まさに神さまの手によるもののように私には感じられました。
陶彩画は、陶磁器と同じなのでずっと色あせる事なく、耐候性にも優れています。
ただ、陶磁器と同じならば、衝撃には注意しなければいけないでしょう。
作品を作る過程でも、1mを超す大作には大変な苦労があるようです。
大きければ、大きいほど陶板が絵の具の重さや収縮率の違いに耐え切れず、焼成時に割れやすいのだそうです。
また、運搬時にも大きな危険が伴う為、観音力カードの表紙を飾る「弥勒菩薩」さまは、これまで佐賀ギャラリーから持ち出されることは、ほとんどなかったという事です。
今回の東京ギャラリー最後の個展では、奇跡とも言える超特大サイズの「弥勒菩薩」さまが、皆様をお待ちしているのです。
これは、絶対見逃せないでしょう。
それに、ここ「池田山公園」は、いにしえより風水でいう龍穴にあたり、富士山から発する龍脈が入ってくる場所なのだそうです。
今回の個展では、22日から26日までは草場さんも会場にいらっしゃるようです。
私も、お会いしたかったのですが、多分相当混むことが予想されるので、一足先に行って参りました。
尚、福岡市のエルガーラホールギャラリーでは15日~20日まで『富士越えの龍』展が開かれます。
東京・福岡ギャラリーの詳細情報はこちらをご覧くださいね。
http://www.imagine-koubou.com/index.html
「蓮華菩薩」
「時は今」
「黄金の龍」
まだまだご紹介したい事が山ほどあるので、次回に続きます。
お土産に買ってきたポストカードをプレゼントしたいと思っております。
草場さんのファンの方、お楽しみにね。