クリスティさんが撮影した美しい朝焼け。
一昔前までは、こんなキレイな朝焼けの時には、スズメが「早く起きて見てごらん」と起こしてくれたものです。
ところが、最近我が家の周りではほとんどスズメの姿を見かけなくなりました。
全国的にスズメの数は激減しています。何故でしょう。
その訳は、こちらのニュースからも分かります。
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20131009-OYT1T00222.htm
畑でスズメ大量死、胃の中から検出されたのは…
神奈川県海老名市は8日、同市中野の畑で9月末、スズメが大量死しているのが見つかったと発表した。
市農政課によると、9月30日夕、同所の農家から「畑でスズメがたくさん死んでいる」と電話があり、職員が調べたところ、約1000平方メートルの畑にスズメ約110羽が死んでいた。
鳥インフルエンザの簡易検査は陰性だったが、県衛生研究所が死骸の一部を持ち帰って検査した結果、スズメの胃の中の米から、毒性の強い殺虫剤「メソミル」が検出された。
メソミルは白菜などの害虫駆除に用いられるが、米に使われることはないという。
同課はメソミルの付着した米を食べたのが大量死の原因とみて、詳しく調べている。
<転載終わり>
【『メソミル』は、米国デュポン社が開発したカルバメート系の殺虫剤。青色の粉末で、弱い硫黄臭がある。日本国内では1970年に登録され、「ランネート」などの商品名で販売されている。主に野菜畑で大型害虫に対し、水和剤として使用される。】
メソミルは大型害虫の駆除のほか、畑や果樹園を荒らす鳥獣の駆除にも使われることがあるようですが、鳥獣駆除目的でメソミルを使用することは、農薬取締法違反だそうです。
3年前にも、赤とんぼがいない秋という記事を書いていますが、スズメだけでなく農薬によりミツバチや赤とんぼたちもいなくなって来ているのです。
生態系の狂いは、地球の循環を乱していきます。
スズメたちは身を挺して農薬の危険性を人間に知らせているようにも思えます。
そんな毒性の強い農薬がお米に付着していたならば、大変な事です。
更に、水溶性の農薬は地下水にまで影響を及ぼし大地や海まで汚していくのです。
農薬を使用しなくても、虫や鳥たちと上手に付き合って美味しくて栄養価の高い野菜は作れる事を学ぶべきです。
農家さんや我々の意識改革を筆頭に、農業のやり方をまず変えていかなければならない事を痛感します。
こんな愛らしい生き物たちを、絶対に守っていきたいですよね。
それが、地球を守るようにと宇宙から派遣された人類の使命だと思います。
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