東電が隠す事ができない所まで来た放射能汚染 | misaのブログ

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いよいよ大変な事になって来ました。

前回の続きになりますが、東電の広瀬社長が何故7月26日に汚染水漏れについて謝罪会見をし、このような発言をしたのかが徐々に分かって来ました。

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原子力の「安全文化」とは、その意識があるかどうかで再稼働できるかが決まると云われているもので、これが出来ていないと社長が言ってしまったら、「もう、原発の再稼働は出来ません」と自ら言っているようなものなのです。

今、社長がそう発言せざるを得ないほどの状況になっている事が発覚しました。

東京新聞より

トリチウム数10兆ベクレル流出か 福島第1原発の汚染水

福島第1原発の汚染水が海に流出している問題で、東京電力は2日、2011年5月以降に汚染水に含まれて流出した放射性物質のトリチウムの量が20兆~40兆ベクレルに上るとの試算を明らかにした。

原子力規制委員会で開かれた汚染水対策を検討する作業部会に報告した。

東電は、体内に蓄積しやすく健康影響が懸念される放射性ストロンチウムも流出総量を今後試算するとともに、原発周辺海域での魚介類への影響調査を始める。

http://japanese.ruvr.ru/2013_08_02/118987749/

福島第1原発 地下水から高濃度放射性ストロンチウム検出

東京電力は、福島第1原発3号機海側の観測用井戸の水で、高濃度の放射性ストロンチウムが検出されたと発表した。

放射性ストロンチウムは1リットル当たり180ベクレルと、基準の約5倍にあたる濃度だった。

7月末まで、放射性物質は検出限界値の18ベクレル未満だった。

東京電力は、地中の汚染範囲が、これまでの2号機周辺から、3号機周辺にまで拡大している可能性があるとの見解を示した。

http://japanese.ruvr.ru/2013_08_02/118991434/

日本政府 東京電力に福島第1原発のデータを早急に公表するよう求める

日本政府は、東京電力に対し、福島第1原発の状況に関するデータを早急に公表するよう求めた。

茂木経済産業相が記者会見で伝えた。

これより先、東京電力は福島第1原発から汚染水が海に流出したことを示すデータを速やかに開示しなかった。

2011年4月、東京電力は、原発から汚染水が海に流出している可能性があると伝えたが、対策を講じたと強調、しかし放射性物質に汚染された水の流出を食い止めることはできず、汚染水は海へ流れ続けた。

東京電力が汚染水の海への流出を認めたのは、7月末になってのことだった。

<転載終わり>

今までひた隠しにして来た汚染水漏れを、何故、急にここに来て東電が白状したかを「報道ステーション」を見ていて分かりました。

とうとう、汚染水が「止水壁」を乗り越えてしまったようなのです。

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2日夜に行われた原子力規制委員会では、7月20日ごろから地下水が遮水壁を乗り越えて海に流出している恐れがあるとの見方を強めました。

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汚染水の量は、毎日100トン近くになるとの事です。

ひ、ひゃくトン!!信じられない量の海洋汚染じゃないですか。

この対策として規制委員会は東電に対し、陸地に新たに穴を掘って地下水を汲み出し、タンクなどに保管するように指示したそうです。

いよいよ東電も、これはヤバイと認識できたようですね。

もう、打つ手立ても限界になり、ギブアップ状態なのではないでしょうか。

しかし東電は、事の重大性を19日に分かっていたのに、選挙後の22日に発表したのでしたよね。

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こんな重大な出来事を発表させない力って怖いですね。

国民の命よりもこの力に屈してしまう位だし、もはや、東電には汚染水ひとつも任せてはおけません。

東電には、原発を扱う資格はないのです。

小出裕章助教らが、早くから地下ダムの必要性を要請していたのに、1000億円のお金を惜しんで着工しなかったのですから。

もう、東電まかせにしないで国が動くべきなのです。

民間企業で担い切れないのは明らかで、一刻も早く手を打たないと地球規模の汚染になります。

しかし、選挙後まで発表を遅らせ、原発を推進する自民党にやる気はあるのかが心配ですが、そんな事は言っていられないほどの危機的状況なのです。

高濃度の放射能汚染水が海に流れたという事は、世界を循環している命の水がまんべんなく汚染されていく事を意味します。

海から蒸発して雲になり、雨の中にも入る事になります。

日本のせいで、世界中が汚染されていくのです。

一刻も早く汚染物質を閉じ込めなければいけません。

海は広いから放射能は薄まるなどと言う東電のような考えは、言語道断です。

どうか、命の水を守って下さい。

国が早く動き出すように、みんなで訴えましょう。