16日、朝日テレビ「モーニングバード」が、関西電力の今年の夏の供給能力を検証していました。
この表をご覧下さい。
関西電力が電力供給力として、4月9日に出したデータでは、最大で2574万kWでした。
しかし、枝野大臣が試算のやり直しを指示したら、13日には最大2631万kWにまで供給量が増えたのです。
しかし、facebookで「関西電力でんき予報」というのがあるのですが、そこにはピーク時の供給力は2734万kWとあるのです。
そこで、その数値を去年に当てはめてみました。
需要が供給を上回っている日、つまり2734万kWを超えている日は、8月9日の4時間、10日の3時間だけ、しかもほんのわずかだった事が分かりました。
夏の7~9月の中のたった7時間です。
確かに去年はかなり節電はしていました。
でも、去年並みの暑さだったら、ちょっとの工夫で今年は原発なしで乗り越えられると思います。
電気が足りないからと、安全も保証されていない原発を無理に再稼働させるよりも、この足りない数時間をどう足らすのかをみんなで議論した方が、よっぽど建設的だと思います。
関西電力のコロコロ変わるデータも、全く信用できません。
電力会社は、原発を再稼働させたい側ですから、その為なら再稼働に有利な値を出すに決まっています。
電力は十分に余力がありますよ、と言ってしまったら原発稼働の必要性はないわけです。
広瀬隆さんが、「週刊朝日」で「関西電力の電力不足は偽装だ!」という記事を書いているようです。
私は買えなかったのですが、そのうち広瀬さんの言い分を書きたいと思っています。