2012年は、何かと騒がれている年ですが、天文現象的にみてもすごい年なんです。
3月26日に、金星・月・木星が縦一直線に均等に並ぶという光景が見られたばかりですが、次に控えるのはそんなものではありません。
5月21日『金環日食』
6月 6日『金星の太陽面通過』
8月14日『金星食』
「トリプル金」とも呼ばれるこの3つのイベントが同じ年に見られるのは、本当に珍しい現象なのです。
天空に輝く金色のリング
太陽と月とが重なり、太陽がリング状に見える現象である『金環日食』が国内で観測されたのは、25年前の沖縄でした。
今回はこの神秘的な現象が、来月の5月21日に関東をはじめ九州南部などでも観測可能なのです。
国内のこれ程広い範囲で見られるのは極めて稀で、首都圏では実に1839年(天保10年)以来173年ぶりになります。
この次に東京で金環日食が見られるのは300年先になるそうです。
300年後は多分見られないと思うので、私はこの日は休みを入れてあります。
朝の7時半頃あたりは、出勤日だと忙しくて見る事が出来ないからです。
金星の姿がくっきり
6月6日には、太陽の前を金星が横切るという『金星の太陽面通過』が起きます。
金星が月にかくれんぼ
8月14日の未明、夜空には月の陰になって金星が見えなくなる『金星食』が起こります。
この壮大な宇宙の神秘に意識を向けてみてください。
人間とは何てちっぽけな存在なんでしょう。
なのに、人間は自分たちこそ一番優れた生き物だと言わんばかりに地球や宇宙を汚し続けています。
珍しい天体ショーが次々起こるのも、意識を変えよと宇宙が知らせているのかも知れませんね。
自分の事ばかり考えて目の前しか見ていないと、気づかないものがたくさんあります。
たまには空を見上げてみましょう。