とても、ショッキングな悲しいお知らせがもたらされました。
昨年末、私が仕事中に膝を骨折したお話をしました。
ストレッチャーで機械入浴した後、86歳の大柄の利用者さんを車椅子に移動しようとした時に、左足をひねってしまい、膝の骨が欠けてしまったのでした。
私は、冷たい濡れた床に倒れ込んでしまいましたが、利用者さんを車椅子に座らせる事が出来たのが不幸中の幸いでした。
………その利用者さんが………
新年になったばかりの1日に、お亡くなりになったと………
身体は動かせないけれど、とても元気でした。
話しをする事も出来ました。
私が怪我をしたのは、年末の土曜日だったんですが、その後、月曜日にもご利用があったそうです。
デイサービスのご利用は、年内その日が最後でした。
その日もいつもと変わらず、とても元気だったそうです。
なのに、何でこんなに突然に………
尿道に管が入ってたんですが、時々そこから菌が入って、熱が出て入院する事がありました。
今回も、そんな感じで入院した様です。
この訃報を私に教えてくれたのは、あのキャラバンの63歳の運転手さんでした。
私の携帯電話番号を聞き出して、電話をかけて来てくれたのでした。
運転手さんは、月曜日にその利用者さんを、ご自宅までお送りし、最後に声をかけた人になりました。
運転手さんは、その方ととても仲良しになっていたから、本当にショックを受けていました。
運転手さんは、仕事場では気丈にしていたみたいですが、私との電話で、二人して泣いてしまいました。
私が、床に倒れた時、その利用者さんによけいな心配をかけてしまったんです。
「僕がこんな病気になったりしたから…」って。
必死に否定しました。
「違う違う!!私がドジだからだよー!」
利用者さんにまで心配させてしまって、本当に馬鹿だったなあと後悔していました。
それが、一番の気掛かりだったんです。
自分がずっと休んでいたら、その方きっと気にするだろうなと。
だから、その方の為に早く治さないとな、と。
だから、………
すごく悲しくて残念です。
あんなに元気な方だったから、亡くなるなんて思ってもみませんでした。
彼の時と同じでした。
ご冥福をお祈りいたします