エジプトのスフィンクスのすぐ横に、これまた謎めいた、河岸神殿という建造物があります。
この神殿は大ピラミッド以上の巨石で造られているそうです。
大きな物は、厚さ3メートル、長さ9メートル、幅3.6メートル、重さ200トン以上もあるとの事
この200トンを超える巨石が、12メートルも持ち上げられている場所があると言うのです
河岸神殿は、こんな巨石を何百個も使って造られています
また、同じように不思議な巨石建造物は、世界のあちこちにあるようです
古代南米のアンデス山中に栄えたインカ文明の石造建築物は、接合面にカミソリの刃一枚も挿し込めないほど、ピッタリ組み合わされている巨石の石組みで有名です
代表的なものに、ペルーのオヤンタイタンボの6枚屏風岩があります。
50トンから80トンはあろうかと思われる花崗岩切石が、6個横に並べられているのです
また、クスコ郊外のサクサイワマン城塞遺跡にも驚かされます
まるで、豆腐を切るように、岩が階段状に切断されているのです
この地方は地震が多いそうで、太古の建造者たちは、その点を十分考慮に入れていたようです。
クスコ市内あちこちで見られる石組みは、巨石を多面多角に切り出して、隙間もない程、がっちりと組み合わせています
また、直方体の石でも、隣の石との接合面にわざわざ凹凸をつけて、ずれないように工夫してあるのです
そして、何より不思議なのは、巨石の運搬方法なのです
高さ150メートルの丘に立つ6枚屏風岩の花崗岩は、同じ丘のどこを探してもないそうです
一番近い採石場は直線距離で、約10キロ離れた川向こうの330メートルの山の上だそうです
また、サクサイワマン城塞の切石の重さは、30トンクラスがざらで、最大の切石は、推定250トンだそうです。
その最寄りのルミコルカ採石場は、やはり谷を越えて35キロほど離れた、川向こうの山の中腹にあると言うのです
最大160トンを超える玄武岩や安山岩の巨石ブロックを、自在に切断、成形して緻密に組み上げた技術ばかりでなく、その運搬方法と持ち上げ方法は謎ばかりです。
インカやその前の時代には車輪のたぐいは発明されていないとなっています。
こうなると、もはや常識的な考えは通用しないという事です。
マヤ文明もそうですが、車輪の概念が無かったと言う事は、別の言い方にすると、車輪は必要で無かった、になります
つまり、何らかの反重力装置と、レーザー光線よりも高度な切断道具を、彼らは使用出来たと考えるのが、最も納得できるのではないでしょうか
そうすれば、ピラミッド建造の謎も、全ての巨石建造物の謎も解けます
私たちは、既製の概念に捕われない、柔らか頭にならなければ、決してこの謎多き真実を受け入れる事はできないと思います。
でも、受け入れたら、ものすごくワクワクする真実です