ヘルシンキに着いて4時間後、ようやく搭乗時間となった。
時刻は18時50分(日本時間で夜中の2時50分)。
寝ているサムを起こす。
案の定大泣きするサム。
「ごめんね、眠いよね。飛行機の中に入ればまた眠れるからね。頑張ろうね。」
と声をかけ続けた。
搭乗時間のアナウンスが出るちょっと前に入り口で待機していたので、機内に一番最初に入ることができた。
座席は一番後ろの席を確保していたので、後から来る人のことも気にする必要もない。
サムをまず席に座らせた。
抱っこ紐にいるアンはまだ一人座りがおぼつかないので、アンを抱っこしたまま小さな荷物を座席の下に置いた。
大きな荷物はさすがに座席に入らないので、上の棚に置かなければいけない。
抱っこしている状態では自分一人では持ち上げられず、
すぐ近くに立っているCAに助けを求めた。
「すみませんが、この荷物を上に上げるのを手伝ってもらえませんか?」
CAは
「座席の下に置けるでしょ?」
と言うので、
「いや、この荷物は大きすぎて座席の下には置けないんです。なので上にあげるのを手伝ってくれませんか。」
と再びお願いをした私。
CAはため息まじりでこう言った。
「わかったけど、私だけじゃ無理だからあなたも一緒に持ち上げなきゃだめよ。
私の荷物じゃないんだし・・・。」
ぷっつーーーん
いやいや、あんた一人で持ち上げろなんて一言も言っていないんだが!?
赤ん坊を抱きながらじゃ一人で荷物をあげられないから、手伝ってもらえないかお頼みしたんでしょーよ。
横柄に、手伝え!なんて言っていないわけですよ。
今はコロナも流行っていて、もしかしたら乗客の荷物を持つなっていう決まりになっていたのかもしれないけれど、
日本からの便ではCAさん(フィンランド人)はすすんで手伝ってくれたからここでも頼んだのだ。
万が一触ってはいけないっていうことであれば、そう言えば良いんでないの!?
わざわざ、「私の荷物じゃないから。」とか言う必要ある!?
あぁ、今思い出しても腹が立つったらありゃしない。
ヨーテボリまでの飛行時間は1時間半。
その全てを私たちは睡眠に費やした。
私は途中で2回起きた。
2回目に起きた時、再び寝ようとしたら、
うっ・・・気持ち悪い・・・。
突如襲ってくる吐き気・・・。
どうしよう、これはマジで吐くかも。
でも、アンを抱っこし、私の肩にはサムが寄りかかっているので、トイレにも駆け込めない。
座席にあったエチケット袋を慌てて口元に押し当てた。
吐く!!
と思った時が一瞬あったけれど、
ちょっとオエっとなったくらいで幸い吐くまでには至らず。
その後吐き気は徐々におさまっていった。
睡眠不足、疲れ、コロナに対する過度なストレス、そして昼ご飯以降何も食べていないという最悪のコンディションだったので、血糖値が急激に下がったのが原因かな?なんて予測する。
でも、不幸中の幸い、吐かなくて本当に良かった・・・。
そして約1時間半後、ついにヨーテボリに到着。
やっと着いた。
ゴールは目前・・・。
最後の力を振り絞り、私たちは飛行機を降りた。
続く。
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飛行機はほぼ満席で、当たり前だけどみんなスウェーデン人でした(一人アジア人女性がいたかな)。
前に座っていた老人グループの女性の一人が仕切りに私の方をチラチラ見てきました。
彼女が家族(友人?)に何か言った後に、彼女のグループもみんなこっちを見てきました。
そうよね、時期が時期なだけにアジア人がいるのってやはり気にするよね。
勿論あんまり良い気分ではないしなんとなく居づらかったけれど、
でもそんな視線よりも眠気の方が勝りすぐに眠ってしまいましたが。
吐き気が来たのもかなり焦りました。
最後の最後で、なんでぇ!?って。
ゴールも目前なのに、空港で動けなくなってしまったらどうしよう、
気持ち悪い中助けを求められるだろうか、
と色々な考えが頭を駆け巡りました。
でも、吐き気があったのは本当一瞬で、
その後は嘘のように気持ち悪さもスッと無くなったので、
結果、なんともなくて本当に良かったです。
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先週、お庭の桜が満開に近かったので、家族でお花見をしました。
季節は春、でも、まだまだ冬のコートと帽子が手放せません。
マグカップはスタバのYou are hereコレクションシリーズ。
ギリシャで買ったこちらのマグの日本デザインです。
日本を想いながらの花見となりました。
そして、14日にアン、11ヶ月を迎えました。
ついこの間生まれたと思ったら、もうあと1ヶ月で赤ちゃん卒業です。
は、早い!!
アンは成長が他の子に比べると遅くて、寝返りも9ヶ月過ぎてからだったのです。
心配ではあったのですが、ネットで調べると、我が子も寝返りが遅かった、というママさん達が結構いて、
とりあえず焦らず見守っていました。
その後、やっと寝返りしたぁ!とホッとしたのも束の間、
それからの成長が早いのなんのって!
すぐにずり這いをするようになりました。
こっちに戻るフライトでは一人座りも安定していなかったのが、今では、
あたち、どこでも座れちゃうのよ
おぉぉぉ、座れてる!と思って感動した1週間後くらいには、
スチャッ!!
クララが立った〜!ばりに驚き感動する私。
アンさん、母ちゃんあなたの成長に追いつけません!!
ふふふ、そんなの知らないわ。
あたち、どんなところでも立っちゃうわよ〜。
とにかく色んなものを触りたい、口に入れたいお年頃。
母ちゃん、監視が大変になってきました
あの大人しかったアンはどこへやら。
今ではサムとおもちゃを奪い合うくらいのおてんば娘へと成長しとります。
我が家ではサムをよくゴジラと言っていたのですが、
サムがゴジラなら、アンはモスラといったところでしょうか。
ゴジラVSモスラの戦いを毎日繰り広げているのでした。
最後に我が家のゴジラ↓。
♪トミカトミカ、プラレールっ
と毎日歌っている、トミカ大好き、アンパンマン大好き、トーマス大好きな男の子に成長しました。
ちなみにゴジラVSモスラの戦いが見れる時、それはこのプラレールの線路をモスラが破壊する時が多いです。