人がいない空港①/我が家に帰ってきました。 | Moose Nose ~スウェーデンから日本へ~

Moose Nose ~スウェーデンから日本へ~

8年のスウェーデン生活を終え、家族で日本に引っ越して来ました。

出発当日。
睡眠時間は4時間だった。
なんとも言えない気持ちで、成田空港に向かった。
車から見える桜は綺麗だったけど、なんだか切なくなった。

フライトが急遽キャンセルになりました〜
なんてならないかなぁ、なんて淡い期待を抱いたけれど、
問題なくチェックインできてしまった。

いつもと違うのは、日本人の姿がほとんど見当たらなかったこと。
いや、日本人だけじゃなくて、
北欧の人すらほとんどいない状態だった。
皮肉にも、チェックインするのに待ち時間なくいけたのは、子連れには有難い状況であった。

こんなにも人がいない成田空港は初めて。

いつもは外国人観光客で賑わっているお土産屋さんも、
この通り。
異様な空港の静けさに、コロナへの不安と恐怖心を更に掻き立てられた。

いよいよ両親とお別れの時間。
あんなにも気持ちが苦しくてしょうがなかったのに、
いざお別れとなると自分の予想とは裏腹に、そこまで涙が出なかった。
泣いたけれども、号泣まではいかなかった。
いつもなら、荷物検査に行く途中だと、もう涙がボロボロ出てくるのだが、
今回はスッと引いていく。
悲しいはずなのに泣けない。

なぜだろうと思った。
後々思いついた理由としては、
多分、これから子供二人を連れてフライトをすることで、
自分しか子供達を守れないのだからしっかりしないと、と気持ちを引き締めていたのであろう。
知らず知らずに私は、二人の母親にちゃんとなっていたんだ。
と、思うのであった。

さて、これから長い戦いが始まる。

続く。

宇宙人しっぽ宇宙人からだ宇宙人からだ宇宙人からだ宇宙人からだ宇宙人からだ宇宙人からだ宇宙人からだ宇宙人あたま

空港で働いている方も毎日コロナへの不安を抱きながら働いているんだなぁと思ったら、本当にお疲れ様です、という気持ちになります。

8キロ以上のアンを抱っこして、2人のオムツが入ったマザーバッグに、子供のおもちゃやお菓子と離乳食などが入った荷物(7キロくらいかしら)を持って、ゲートまで行ったのですが、
まぁ、サムがあっちへ行ったりこっちへ行ったりで本当に大変でした。
これまた幸いと言うべきか、人が全くいなかったので、人様に迷惑かけることはなかったのですが。
こっちもドスコイなアン(最近体重増加が凄まじい)と、重い荷物を持ってるものですから、追いかけることも出来ず、
「さむー!早くおいで!
あ、来ないの?じゃあお母さんとアンだけで飛行機乗っちゃうからね!」
とか、はたまたジュースで釣ってみたりなど、四苦八苦しながらゲートに向かいました。

途中でフィンエアーの人が迎えに来てくれて、焦りましたが、
「お時間はまだあるので、慌てなくて大丈夫ですよ。」
と声をかけていただき、
荷物を持ってくださいました。

もう飛行機に乗るまでに既にどっと疲れてしまい、これからフライトが始まるのかと思うと、
私は果たしてやっていけるのか?と、全てを投げ出したくなったり…チーン

ちなみに、私の母のチケット代は幸いにも全額戻るとのことでした。
と言うのも、私たちは最初、4月7日の9時台のフライトを取っていたのですが、
それがフィンエアーの都合でキャンセルになり、11時台のフライトにチェンジせざるを得なかったので、
フィンエアー側の勝手な都合、ということで全額返済してもらえる…とのことで、そこは本当に安心しました。

魚しっぽ魚からだ魚からだ魚からだ魚からだ魚からだ魚からだ魚からだ魚からだ魚からだ魚あたま

さてさて、近況報告といたしましては、
昨日我が家に帰ってきました。
はい?スウェーデンに戻ったのは先週でしょ?
と思ったそこのあなた。
読者様は覚えていらっしゃいますでしょうか。
我が家、3月いっぱいまで貸し出ししてたんです。
なので、当然我が家には帰りたくても帰れません。
と言うことは、行く場所は自然とこうなります↓。

はい、戻ってから1週間、義実家に滞在していたのです…。

これがもう本当に別の意味で辛くて大変でしてね。
それはもう後々ブログで愚痴って話していこうと思いますが…。
昨日、4月1日にやっと我が家に帰れた次第です。

家を貸し出すのに、家のものをほぼ全て段ボールに入れて片付けたので、スーツケースに加えての荷ほどきが本当に大変ではありますが、
義両親の目も気にせずグータラできるので、最高です。
今はキッチンとバスルームの物、あとはスーツケースを4つ荷ほどきしました。
まだ荒れてるし、まだまだ荷ほどきしないといけないものが沢山あるのですが、
とりあえず、生活する上での必要なものは荷ほどきしたので、あとはのんびり少しずつやっていきたいと思います。