麻酔をかけてもらった。
治療後、うまく笑えない。
一体私の顔はどうなっているのだろうか。
そうして相方に写真を撮ってもらうと、
左右見事に違う顔!
それはまさに、
ジキルと
ハイド。
いや、ジキルと、
ハイド?
どっちでもいいか。
麻痺した部分は辛うじて目は少し笑っている。
とにかくおかしくておかしくて、
相方と終始笑っていた。
そして笑う私の顔を見て更に笑う相方。
うまく笑えない自分に対して更に笑う私。
家までの帰り道はこの繰り返しであった。
家に帰り、うがいをしようとすると、
麻酔をした方の口から水がこぼれるこぼれる。
なんとなく、唇も少し膨張しているように見える。
水を飲むときは片方の口から慎重に飲んだ。
数時間で切れると思っていた麻酔、
だが、3時間経っても切れる気配はない。
19時半、お腹が空いてしょうがなかったので、麻酔が効いたまま夕飯を食べることに。
慎重に口の中にご飯を入れ、食べた。
しばらくすると、
あれ、ご飯が中々口の中に入らない、
押し込んでも入らない、
という状況に。
なんと膨張した唇につっかえていた。
感覚がないのでつっかえていることにも気づかない。
そんな私を見て、相方は、
笑いをこらえていた。
麻酔は6時間も効いていた。
歯医者であんなに強力な麻酔をかけられたことは初めてである。
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