恥じらい | Moose Nose ~スウェーデンから日本へ~

Moose Nose ~スウェーデンから日本へ~

8年のスウェーデン生活を終え、家族で日本に引っ越して来ました。

いつかの過去記事で、シャワーを浴び終った相方は真っ裸のまま部屋をうろうろするということを書いたことがある。
「外から見えちゃうよ~(°д°;)」
と言う私に、
「大丈夫、見る人なんていないよ。」
と言い切る相方である。


先日、スポーツ用品店でトレーニングウェアの試着をしていたときのこと。
「ろびまろ、どう~?」
と扉の向こうで聞いてくる相方に、まだ下着姿だった私は、
「あ、ちょっと待って~。」
と答えた。
しかし、それが聞こえなかったようで、

ガチャ(ドアを開ける)
「え?なんて?」

と相方。

ちょちょちょちょ~~~い!
何勝手にドアを開けてんの!!

私「ちょっと、待ってって言ったんだよ!
下着姿なんだから勝手に開けないでよ!」

相方「おっけ~!
ちょっと待ってって聞こえなかったからさ~。」

はい、出た~、言い訳。
聞こえなかったらドア越しでもう一度聞け~い!

試着後、
「本当勝手に開けないでよ。
誰かに見られたら恥ずかしいじゃん。」
という私に、
「大丈夫だよ、僕が壁になってたから誰も見てないよ。」
と相方。
「そんなの100%だなんて言いきれないじゃん!」
と言うと、
「(馬鹿にしたような笑い方で)100%だよ笑。」
と返してきた。
更に、相方が続けた。
「ろびまろだって僕に同じことするじゃん。」

馬鹿やろっ!(ビートたけし風)
私は必ず扉を開けていいか聞いてるっつーの。
しかも同じ下着姿でも男と女じゃ全く違うわ!!

と言っても、
「ふっ(半笑い)。
オッケーオッケー、ごめんなさいね。」
と、相方には私の言い分はいまいち伝わっていない様子であった。

え、スウェーデン人に恥じらいってもんはないわけ?
そう思っていたとき、昨日あることを目の当たりにする。

昨日は上の甥っ子、アルビッドの誕生日会であった。
5歳になるアルビッド。
今までの5年間の成長を皆で見ようと、フォトムービーを流した。
しばらくすると生まれたてのアルビッドの姿が出てきた。
分娩室にいるのだろうか。
ヨハンナがアルビッドを抱っこしている。
しかしその姿は裸。
パイがぽろりんちょだ。
皆がそれを見ている。
自分の家族、祖父母、そして旦那の両親もである。

うっそ~~~んΣ(~∀~||;)!



と内心動揺する私。
生まれたての子供を抱いているとはいえ、兄にだって父にだって見られたくない自分の裸。
ましてや義父に見られるなんて、私なら失神するレベルである。
しかし周りは至ってごく普通。
私のように動揺している人なんて誰もいない。
「可愛いわね~。」
なんて言いながら、皆終始にこやかにフォトムービーを観ていたのであった。

結論、スウェーデン人に恥じらいはない。




昨日の誕生日の様子。
クリスマス並みにプレゼントをもらうアルビッド(右)と、兄のプレゼントで早く遊びたいメルケル(左)。

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スケートボード、キックボード、沢山もらってご満悦。

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デザートタイム。

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アイス、生クリーム、出来合いのメレンゲ、そしてバナナを乗せただけのものだった。
こんな簡単でいいんだね。
見た目とかはあんまり気にしないんだね。

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お菓子の日(毎週土曜日)以外でデザートが食べれて、アルビッドも嬉しそう。


キャンディーフラワーが可愛かった。

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このキャンディーを取ろうとしたアルビッドにアルビッドパパが言った。
「アイスクリームも食べたし、今日はお菓子の日じゃないから我慢しなさい。」


じゃあ何故に飾った?

と心の中で思った私である。


アルビッド、5歳のお誕生日おめでとう!!