相方友人結婚式〜パンナコッタが食べたくて編 2〜 | Moose Nose ~スウェーデンから日本へ~

Moose Nose ~スウェーデンから日本へ~

8年のスウェーデン生活を終え、家族で日本に引っ越して来ました。

メイデッシュは4時間オーブンでじっくり焼いた子牛のステーキが出てくると、
披露宴が始まって間もなく出てきたシェフが説明していた。
こりゃ美味しそうだな、と期待していたが、
前菜が出てきてから1時間、待てども待てども出てこない。
お腹空いたのを通り越して、ぐーとも言わなくなった私のお腹。
そうして待つこと1時間半、ようやくメイデッシュが出てきた。
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あれ、なんか私の想像と違うけど、
まぁ、食べてみるか。
パクッ。

味薄いな、おい…。

思わず相方を見ると、
相方も食べたあとに、私をチラっと見て、
「塩が欲しいね。」
と一言。
明らかにかかっているソースが足りないし、
芋も、オーブンで焼かれ何も味付けされていないそのままの芋を食べている気分。
お肉は柔らかい歯ごたえなのに、
味付けがいまいちだから、肉の良さが失われてしまっている。
あんなにも待たせといて…。
期待外れな一品であった。

100人の参列者に6人ほどのウェイター達が料理を運んでいた。
端の席から順々に料理を配っていたので、
私たちが食べ終わるころにようやく真ん中の列の人たちにメインが届き渡った、という感じであった。
全ての人に料理を配った後、ウェイター達がまた何かを持ってきた。
肉の追加用のソースであった。
私たちの列は端の席なので、料理も最初の方に配られており、
メインを殆ど食べ終わっているか、もしくはもう少しで食べ終わる人たちが多かった。
そんな頃にお肉のソースが来て、これには皆失笑。
何もない皿にソースをかけ、おちゃらける人もいた。
もっと早く持ってこいや…。
おそらく殆どの人がこう思ったに違いない。

時刻はこの時すでに9時をまわっていた。
私が帰ろうと思っていた時間だ。
しかし私はデザートのパンナコッタを食べたかった。
私はパンナコッタが大好きなのである。
「デザートが来るまで待とう。」
そう思った。
メインは4時間オーブンで焼いていたから遅くなったに違いない。
デザートはすぐに来るだろう。
そう思ったのであるが、それは間違いであった。


続く。