客が食べたものを置きっ放し。
食べ終わったトレーを片付ける場所があっても、机の上に置きっ放しでその場を去っていく。
トレー置き場がないときは、机の上に置いておくしかないのであるが、
それを店員もこまめに片付けに行ったりしない。
多分人が足りていないからだと思う。
店員が片付けない間も客は増えていくわけで、
座りたい席に、前の客の食べた後の皿やらカップがあれば、
それらを隣に空いている机に移動させたりする。
空いている机がなければ、
自分達が食べ散らかしたわけでもないのに、
トレー置き場に持って行かなければならない。
こんなとき、日本のこまめなサービス、そして日本人の気配りに感心する。
客が帰ればすぐに机を片付ける店員。
トレー置き場があれば、自ら自分たちの食べ物を片付けるお客も多い。
スウェーデンに来てはじめて感じたカルチャーショックはこれだった。
今では見慣れた光景だとは言え、
それでも見ていてあんまり良い気もしない。
しかし、人件費にお金を費やすくらいなら、店内の見かけを犠牲にした方がマシ…、
と思うのが、この国のやり方なのかもしれない。
どんなに置きっ放しの食器があろうとも、
それでもカフェには人が沢山入ってくるのである。
細かいことは気にしない。
それが、スウェーデンのカフェスタイル。