その名前の通りのフレンチカフェである。
スウェーデン全体ではわからないが、ヨーテボリではいくつかのチェーン店がある人気のカフェの一つだ。
店内へ入ると、私たちのように大雨を逃れてやって来た客でいっぱいだった。
幸い空いている席はあったので、席を取りスイーツを吟味。
一目で、これだ!と選んだスイーツがこちら。
パイ生地に生クリームとイチゴをサンドした、
日本のシュークリームのようなスイーツ。
実はスウェーデンでシュークリームを食べたことはおろか、見かけたことすらない。
たまに来る、何かが無性に食べたくなる症候群。
そのほとんどは日本でしか手に入らないものなのであるが、
その一つがシュークリームであった。
食べたくて食べたくてしょうがなかったシュークリーム。
それが今、今私の目の前にシュークリームに似たスイーツがある!!
最後の一つでいつ売り切れやしないか冷や冷やしたが、
無事に購入!
神は味方してくれたのだ!!
購入したと同時に後ろのカップルが
「Oh, NO~~~~~」
と叫んでいた。
同じものを狙っていたようだった。
ふふふ、すまんな。
でも早いもの勝ちなんでね(●´ω`●)ゞ
あなた達の無念は私が受け止めるよ。
雨にも負けず、風にも負けず、
数々の困難に打ち勝ち、ゲットしたスイーツ。
暖かいコーヒーと一緒にスイーツタイムスタート。
程よい甘さの生クリームと少し酸味がきいたイチゴとのハーモニーがまたたまらない。
カスタードクリームバージョンがあれば更に日本のシュークリームに近づくであろう。
相方はチョコマフィンをチョイス。
濃厚なチョコの生地の中にチョコチップも入っており、更にトップにはチョコクリーム。
チョコ好きの為の、チョコづくしのマフィンである。
お店の雰囲気も中々良い。
この絵の色合いが素敵で気に入った。
よく見ると、
あの有名なフェルメールの絵画、「真珠の耳飾りの少女」もさりげなくいる。
ユーモアあふれる作品である。
帰る頃には、びしょびしょに濡れたズボンも乾き、雨も小降りになっていた。
スイーツも堪能したし、満足満足・・・では終わらない。
アパートに帰り、ちょっと休んでから夕食の準備をした。
夕食は相方おじいちゃんが釣った、海ザリガニ。
おすそ分けしてくれたものである。
ザリガニを食べるのはスウェーデンでは普通のようだ。
池のザリガニと海のザリガニ、
同じようで違うらしい。
が、両方ともここスウェーデンで食べられているのだという。
相方は池ザリガニは食べたことがないらいしい。
『気分的に・・・なんかね。」
そう答えた相方。
まぁ、わからなくもない。
ちなみにスーパーで冷凍で売られている池ザリガニを目にすることができる。
海ザリガニは魚屋さんで購入するととても高い。
1キロ300クローナ(約4200円~4500円)ほどするそう。
それを2キロ分タダで頂けたのである。
相方おじいちゃん、ありがとう♥
殻を割ると中からプリプリの身が出てくる。
それを野菜や卵と共にパンの上にのせ、
そしてガーリックマヨネーズで頂く。
味はエビとあまり変わらない。
「このエビ(räkor)美味しいね。」
という私に、
「ザリガニ(Kräftor)ね。」
と訂正する相方。
細かいな・・・。
プリプリとした食感がとてもたまらないサンドイッチ。
スウェーデンに来た際に、機会があればぜひ試してほしい。
美味しいスイーツと美味しい夕食を食べれた最高の記念日。
これでこれからまた頑張れるってもんです。
移住1年記念おめでとう~(^-^)/