自己紹介 | Moose Nose ~スウェーデンから日本へ~

Moose Nose ~スウェーデンから日本へ~

8年のスウェーデン生活を終え、家族で日本に引っ越して来ました。

本日クラスに新しい生徒がやってきた。
インドネシア人の女性である。
新しい生徒が来ると、決まってうちの先生は生徒みんなに意味のない自己紹介をするように申し立てる。
うちのクラスは30人ほどいるのだが、
30人が一気に名前と出身国を言っても、新入生にとって全員の名前と出身国を覚えることは不可能に近い。
現にこのクラスに来て4か月目の私は、未だにクラス全員の名前を覚えていない。

さて、今回も先生から同じように、皆も彼女に自己紹介をするよう促してきた。
順々に自己紹介していく皆。
しかし、途中で自己紹介しようとした生徒が二人、かぶって言ってしまったため、
どっちから先に言うべきか譲り合う状態に。
見かねた先生が、
「○○からお願い。」
と言ったのであるが、彼女は先生の言ったことが聞こえていなかったらしく、そのまま黙っていた。
しばらくしてまた、
「○○の番よ?」
と先生。
そこで彼女は自分の番だと気づき、自己紹介をする。
その次が私の番であった。
先生とアイコンコンタクトを取った私。

OK、私の番ね。

と心の中でつぶやき、まさしく自己紹介しようとした矢先、

「わたし・・・」
「彼女はろびまろ。出身国は日本よ。はい、次~。」

と私の言葉を遮り先生が急ぎ目に私を紹介。


なんでじゃヾ(。`Д´。)ノ!!


前の生徒の自己紹介の譲り合いで少々時間を食ったため、
先生も少々もどかしそうにしていたのは見ていてわかった。
しかし、自己紹介くらい2秒で終わることを、
しかも「わたし」まで言ったのだから最後まで言わせろよ、と思うのであった。


誰が私を紹介してもいいのではあるが、
言葉を遮られ思わず苦笑し、そして少々イラっとした私であった。