環学連通信 -3ページ目

環学連通信

各地の生物多様性に関心のある若者が中心となり環境保全学生連帯会議が発足しました。
日本中の水辺の再生を目指し日々活動中!

3月12日から3月23日にかけて、タイ王国へ行ってまいりました!

 



今回の遠征の目的は大きく分けて次の二つ

 

 



タイに生息する魚類を捕獲、観察し、日本の魚類と比較する。

 

・タイと日本の環境を比較し、そこから学べることなどを考える。

 

 


堅苦しい言い方をしましたが、要は魚を採って、生息環境の写真を撮ろうってハナシです(笑)

 


遠征というか、実質環学連慰安旅行の様なものです。

 


本当は、有明海支部のK君と、庄内川支部のI君も一緒に来る予定でしたが、二人とも航空券トラブルで、遠征二週間前に次々とキャンセル…

結局私一人で行くことになりました(u_u)

 

次は絶対に来てもらいますからね!!(# ゚Д゚)


 

さておき、今回の記事は題名通り、タイの市場見学についてです。

 


その国では何が食べられ、何が漁獲されているのかといった情報は、市場へ行けばすぐにわかります。

 


国によっていろいろな食べ物があるので、市場見学はかなり興味深いです。

 



写真ばかりになりますが、楽しんでいただければ幸いです。


 

それでは レッツゴー!!

↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓

 

 

 

タイ、スワンナプーム空港に到着後、すぐにミニバンへ乗り、メークローン市場(線路の上にある市場)で有名なサムットソンクラーム県へ移動。ミニバンは運転が荒いことで有名だそうで、それによる事故も多いそうです…

 

何とか無事に到着。


また、ここにはプラークラベーンと呼ばれる巨大な淡水エイが生息しているメークローン川があります。

 

 

 

淡水エイも見てみたいところでしたが、捕獲道具にかけるための予算が間に合わず、今回は断念。怪魚好きの方、すみません^^;


 

遠征と言えば、まずは魚市場!ということで、ホテルに荷物を降ろしたら直ぐに、例のメークローン市場へと向かいました。

 

 

有明海支部のK君が大好きなシャミセンガイの仲間や

 

 

ミナミイケカツオ

 

 

サワラ

 

 

オニアジ

 

 

ハタの仲間

 

 

エイの仲間

 

 

日本では超高級魚であるマナガツオの仲間(以前熊本県天草市の漁師の方おお話をした際は、一匹4500円は下らないとお聞きしました)

 

 

さらにはルアーフィッシングのターゲットとして人気の高いバラマンディなどが並んでいました。

 

 

メークローン川の河口付近の為、干潟に生息す貝類やエイなどが多かったイメージです。

 

また、日本では食用としての認知がない魚や生物も売っていました。

 

 

観賞魚として人気のナイフフィッシュ。

かなり大きな個体でかっこいいです^^

 

 

東南アジア諸国ではお決まりの、ナマズさんたち。

3枚目の写真のような丸焼きを2つほど食べましたが、ものによってはドブの様なにおいがします。(ドブのにおいの原因については『タイの環境編』にて考察いたします。)

 

 

タニシのスープ。

味はパクチーが効いていてすごくおいしいのですが、からの破片がジャリジャリしていました。おいしいんですけどね^^;

 

 

カエルさん。

鶏肉に似た味で、すごく美味でした!

 


等々・・・

 


市場巡りを満喫していると、なんとペットショップを見つけました!中に入ってみると…

 

 

スッポンだ!

どうやら飼育目的で売られている様です。タイの民家ではよくスッポンを飼うそうです。

 

 

アルビノのナマズさんも…

 

 

こちらはタウナギさん。

これも本当に飼育目的なのでしょうか?

 

 最後に、カラフルなジャリガニさんたち(*☻-☻*)


ザリガニの飼育はタイでは流行っているそうで、ザリガニ専用の水槽なんかも置いてありました。



お値段はなんと150バーツ!日本円でおおよそ450円ほどです。

 


ペットにする動物も日本とタイでは違うんですね~。驚きでした!

 



ペットショップから出ると、ちょうど店じまいの時間だったらしく、市場が次々と閉まっていきました。

 




寂しいなぁと思いつつ、私もホテルへ帰り、翌日からの魚探しに備え、早く休むことにしました(( _ _ ))..zzzZZ

 





 

市場で、どんな魚がいるのかをある程度特定したので、あとは自らの手で捕まえるのみ!






 

 メークローン川で何が採れたかは、『タイで魚とってみた編』にて記載させていただきます!







それではまた次回、お会いしましょう(*^^*)

 

ありがとうございました! 

どうもこんにちは
愛知県で頑張っている人です。
いつも我々環学連の活動についてご覧いただきありがとうございます。

本日はラムサール条約指定地、藤前干潟についてお話させていただこうと思います。

まずは藤前干潟についてです。
この干潟は、貿易港である名古屋港、工業地帯に囲まれているとあり昔から埋め立てが進められてきました。戦時中にも埋め立てが行われていた との話もあり、現在においてはかなり面積が狭くなってしまった干潟になります。
また、名古屋市はこの干潟を埋め立て場にしようという計画を立て、一時危機的状況におかれました。が、当時の市長様らをはじめとした地域の方々による懸命な抗議活動の結果、干潟の重要性が理解され、埋め立て計画は中止、またその後にはラムサール条約による保護対象として指定を受けることができました。
当時の市の調査員は満潮時の干潟を見て、何もいない閑散とした場所
として、埋め立てには何も問題はない と主張していたそうですが、地域住民からなる調査団の干潮時の生物調査によってその豊かさが証明された との話もあります。
地域の声が大逆転を生んだ、一つの例なのではないでしょうか…。

堅苦しい話はここまでにして
次はどんな生き物がいるのか
今回の調査の結果から、ご紹介したいと思います


ソトオリガイ、エビジャコ、ヒラムシspです。
続いて

ニホンスナモグリです。
写真には無いですが…

様々な生き物がいます。

ここで重要種となるアナジャコ、ニホンスナモグリの紹介。

彼らは巣穴を掘って生活しています。
その巣穴にスコップを入れ、綺麗に割ってみると…表面の色が変わっているのに気が付くと思います。
これは、酸素を穴の中に巡らせることで土に含まれる金属質の酸化によるものです。
彼らは穴の表面を酸化、硬化させることにより、巣穴の崩壊を防いでいるのです。
それだけでなく、土中に酸素を行き渡らせるといった役割も担っている他、穴を利用するハゼなどの生き物への住処の提供、オオソリハシシギなど鳥類のエサとなったり
生態系への寄与は大きく、豊かな干潟を象徴する種ではないか、と考えています。
同様の役割はゴカイ類や貝類も担っていて、両者ともこの藤前には数多く生息しています。


他の調査ではチワラスボや、ウナギなどの珍しい生き物が確認されたり、
時期によってはガンテンイシヨウジウオやスジハゼをはじめとしたハゼ類などの幼魚を見ることも多く、“生命のゆりかごとしての干潟”
ということで重要な場所であるということは生き物をみるとよく分かると思います。

しかし、一見すばらしい環境に見えるこの干潟にも深刻な問題はあります。


ほんの10〜20分でこの量のゴミが何袋も集まってしまいます。そう、ゴミがかなりの数流れ着いているのです。
庄内川をはじめ大きな河川が3つ干潟に流れ込みます。その川から流れてきたゴミは干潟に溜まります。
干潟を掘っていると釣り糸の塊に当たったり、ビニール袋に当たることはよくあります。
こういった物は干潟に生息するあらゆる生き物への害となります。
また、

プラスチック片です。
特に5mm以下の物はマイクロプラスチックと呼ばれます。みなさんも一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか。
こういった細かいものは回収することが難しく、また、分解されることなく環境中に蓄積し、食物連鎖を経て最終的に我々か口にする可能性がある、いわば全ての生き物にとって危機となるものであります。

生き物のゆりかごに大量のゴミ…
これは大きな問題だと思っております。

我々はこれからも地域の方々と協力し、保全活動に努めていきたいと思います。

また、少しでも多くの方々にご参加いただき、干潟の重要性及びゴミ問題について、一度考えていただきたいと思った一件でした。


以上になります。
お付き合いいただきありがとうございました。

(愛知県支部)



第3回カワベリング---川辺の未来を作る社会実験---





“「カワベリングー筑後川の未来を作る社会実験ー終了しました( ´ ▽ ` )ノ」

筑後川という素敵な川辺空間を、参加者の皆さんと楽しみながら感じて、触れて、楽しんで、音楽に揺れて・・・本当に素晴らしい社会実験を開催する事が出来ました( ´ ▽ ` )ノ

Good Newsのゴミ拾い活動には釘崎 誠治 (Seiji Kugizaki)さんを筆頭に久留米の釣り人の皆さんが参加して頂き、船に乗って水上のゴミを拾う活動を行って頂きました。釣り人の皆さんとお話させて頂き、筑後川への思いの深さに感動しました。今回のゴミ拾いの参加者は190人と、過去最高になりました。

また、NPO法人 くるめ日曜市の会の皆さんも出店して下さり、筑後川の恵みを受けた野菜や久留米絣の小物、くるめウス近くにある窯元さんのお店、松きのこ屋さん、0942Tシャツなど、「街」という舞台で、筑後地域の未来に向けて頑張っている皆さんが「川」に来て頂きました。福山直子さん、栗原 咲子 (Sakiko Kurihara)さんというとっても心強い仲間のバックアップのおかげで、カワベリングは実現しました。ありがとう( ´ ▽ ` )ノ

スターバックス コーヒー 久留米上津バイパス店さんの皆さんはいつもより更にオシャレに、素敵に参加者の皆さんにコーヒーを振る舞って頂きました。川辺で珈琲を中島 幸弘 (Yukihiro Nakashima)さんが作って頂いた素敵なサトイスに座って頂く、こんなに贅沢な時間を筑後川で過ごせるなんて。みなさん、思わず笑顔が沢山零れていました。

筑後川河川敷に流れる素敵な音楽の数々、BiMyさんの歌の数々は、今や筑後川には無くてはならない存在になりました。心地よく流れる上田 ユミ (Yumi Ueda)さんと三好 敏 (Satoshi Miyoshi)さんの歌声が聞こえると、皆さん花壇に腰掛けて音楽に酔いしれたり、子ども達は踊ったり、誰かさんは涙したり(笑)

エイサーの皆さんも、筑後川に登場「エイヤーサーサー!!」と参加者の皆さんと一緒に大声で掛け合いしながら、エネルギッシュで元気な踊りを披露して頂きました。

山田 智絵 (山田 さえ)さんの似顔絵ワークショップでは、小さい子では2歳のお子さんが、一生懸命お母さんの似顔絵を描くという微笑ましい姿がみられました。

「筑後川の雫」というオリジナルノンアルコールカクテルを作って、おそらく久留米で初めて筑後川BARを出店した山口 航平 (山口航平)のCraicHouse JAM、こいつ、マジで何処でお店出しても格好よくやっちゃうんだよな♪クールな筑後川の河川敷を見せてくれました。

小宮春平くんは、1mを超えるソウギョやウナギを柳川から運んで来てくれました。子ども達は目を丸くして、ウナギのつかみ取りに挑戦したり、ソウギョに触れたりして楽しんでいました。

Good Newsスタッフの桑田浩明ちゃんが発案し、企画してくれた「ゴミ釣りゲーム」。ゴミを釣って疑似分別作業も行うなどして子ども達に楽しみながら学んでもらう取り組み。桑ちゃんが初めて企画も内容も考えて取り組んでくれた企画。嬉しかった〜。

河川敷では、アウトドア店「ゼビオ」さんがSUPやハンモック、カヌーなどの体験活動を参加者の皆さんに提供して頂きました。筑後川の真ん中から見る景色って、本当に最高なんです。子ども達はどきどきワクワクしながらSUPやカヌーに乗って目をキラキラしながら楽しんでいました。筑後川って、楽しいね!

最後は筑後川SUNSETを見ながら、BiMyさんのライブに酔いしれながらBBQ。もう最高だよ。

Good Newsという活動も9年目を迎え、「いつか・・・」と描いてきた夢のカタチが垣間見れたそんな1日でした。

僕らの、まだまだ荒削りな夢を受け入れて下さり、「社会実験」という舞台に大きな気持ちで挑戦させてくれた、国土交通省九州地方整備局筑後川河川事務所の皆さん、いつもいつも背中を押してくれる久留米市河川課をはじめとした職員の皆さん、

そして何より「筑後川防災施設くるめウス」にて、誰も行った事が無いような数々の取り組みを受け入れてくれた川嶋さ・・・福々亭 金太郎 (Fukufukutei Kintaro)さん

1日、カワベリングの舞台を支えてくれた久留米大学災害ボランティアネットワーク「ゆめくる」。夜遅くまで本当にお疲れ様。ゆめくるの皆の力が無かったら、昨日はあんなに素敵なイベントにならなかったよ♪

カワベリングに関わってくれた全ての皆様、本当に本当にありがとうございました!!

幾つもの垣根を越えた皆で「川辺の未来を考える、世界一愛される川辺を世界中に作るプロジェクト=カワベリング」は完成しました。

主役は参加者の皆さん、筑後川の河川敷で様々な「川辺の過ごし方」で遊んだり・楽しんだり・守ったり、川辺の過ごし方が広がる事でマナーアップにも繋がったりしていく、そんな素敵な未来がこれから広がりますように。

写真はGood NewsのFBページで順次あげていきますのでお楽しみに!!

心から、心から感謝申し上げます。楽しかった!お疲れ様でした♪”
(主催者 中島重人氏のFacebookより引用)







ということで、環学連(有明海支部)は、筑後川の生き物と触れ合うブースを設けてさせていただきました!





今回の目玉である筑後川の巨大魚ソウギョ(外来種)を搬入しました。


<ソウギョ>
コイの仲間の1mを超える巨大魚。戦時中に食用目的で、戦後は除草目的で移入された。その巨体故に大量の水草を根こそぎ捕食し、その食害が各地で問題になっている。




ソウギョの他にも、ウナギ、ギンブナ、ザリガニ等も動員しました。






結果は大盛況!
実際に触れることで初めて分かる経験があります。子供たちが外遊びができない世の中(例えば小学校で配布される夏休みのプリントにはほぼ必ず“水辺に近づいてはいけません”と書かれています)だからこそ、こういった体験が必要なのだと考えます。

また、市民イベントの1ブースとして出展することにより、幅広い方々が訪れます。また、水辺体験などよりも、保護者が安心して体験させられるハードルの低さも、功を奏したようです。

このような体験をきっかけに、自らの興味の種を育てていって頂きたいものです。自然への興味、生き物への関心は、環境問題に接する基礎になるからです。

さてさて、そういうことで私たちにとっての社会実験も上手くいったようです!


次回は6月4日の久留米市環境フェアを予定しています。