癒し 天使たちのことば -11ページ目

癒し 天使たちのことば

日々降ろされる霊天上界からのメッセージと共に、
心癒される言葉や、励まされる言葉をお届け致します。

 
 
いつもブログをご訪問頂き、ありがとうございます。
 
「天照様の物語」を過去に掲載していたものを、再度公開いたしました。
また、「天之御中主尊様の物語」「須佐之男尊様の物語」等も公開致しましたので、テーマを参考にお願いいたします。
今後、物語の続きも随時UPしていきますので、よろしくお願いいたします。
 
尚、昨日等の物語の文章は、重複いたしますので削除いたしました。
 
多くの皆様に、ご支援いただいている事に、心から感謝いたします。
ありがとうございます。

 

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「潜在意識との会話(霊言)」

 

ブログ更新がおろそかになっていましたが、ランキングが上がっていて、更新していなかったことを反省しています。
以前みたいにアクティブにブログの更新は難しいかと思いますが、それでもなるべく時間を作って、ブログの更新を続けていきたいと思ってます。なので、今後ともよろしくお願い致します。
 
今日は、ランキングUPを祈念しまして、特別に私の潜在意識を呼び出し、会話をしてみたいと思います。(皆様の参考になればと考えました。)
 
通常ならありえないことでしょうが、私とすれば、ごくごく真面目に取り組んでいます。
 

一般的に、潜在意識がどのような考えを持っているか、それを見抜く事は大変難しいものであります。しかし、潜在意識と会話をすることで、その思いを知ることができると思います。
 
そして、その潜在意識を変えることができるのであれば、人生を劇的に生きることが出来るのではないかと思います。
 
今日は、その事についてチャレンジしてみたいと考えます。どの様になるか分かりませんが、やってみましょう。


―――潜在意識を呼び出す。―――

 

Q:はい私の潜在意識でしょうか
 
A:はい
 
Q:おいで頂き誠にありがとうございます。
潜在意識という言葉の中に、いろんな存在が混在しているように思いますが、基本的にどのように考えたらよろしでしょうか。
 
A:まぁそうねぇ、分かりやすく言うならば、自分の魂の中に持っている世界であり、そこに充満している力であると言うことです。
 
Q:「人には潜在意識があり、なかなか思う様にはいかない、そこで潜在意識に確りと自分のやりたい事を伝えねばならない。」と云う話を聞きますが、その潜在意識と云うのはどの様に考えたら良いのでしょうか。
 
A:まぁー、本音のところで思っているところと言う捉え方をしている。なので確かにその通りであると言う事も言える。だが、そればかりでもないと云う事も言える。
 
Q:たいていの方は、豊かな富を得たいと考え、勉強したり研修に行ったりしていますが、この富に関することについてどの様にしたらいいのでしょうか。
 
A:そう、この潜在意識と言うのは、そう言う名前で呼ばれている。分かり易くする為にそういう意識があるのだと言うことになっておる。これも時としては、誰もが知り得ない、力を発揮するものである。
 
Q:私はこれから大きく羽ばたきたいと思っております。そのためには資金的なものも必要になって来るかと思います。その資金的なものを得たいと思っていますが、なかなか思う様にはいきません。これについて何か考え方の間違い等を教えて戴けませんでしょうか。
 
A:ん。潜在意識と言うのは、自動的に、自分自身を目的地に運ぶものである。ただし、それは、その潜在意識が受け取った情報の通りに、動くものである。
つまり、自分としては、繁栄をしたいと思っているにも係わらずその実、潜在意識の部分では、思いもよらぬ考え方をしている事があるのである。
物事の善悪を度外視して、この意識の向くままに、仕事を淡々となすものである。そこには価値判断と言う事は、ないのである。良かろうが悪かろうが、そのことにはお構いなしに心底思った事をなすものである。
如何様にしてこれをなすかと言う為には、繰り返し理想を語り、思い、行動を起こそうとする、その事が、この潜在意識をうまく使って行く方法である。
 
Q:なる程ですね。それでは今私は、私の潜在意識である貴方はどのように考えておられますか。富と云うものと、世の中に役に立つということについて、どの様に受け取っておられますでしょうか。
 
A:富については、正直なとこ、過分な富を持ってはならないと思っております。そのような余裕があれば、他の者達のために、使い果たせよと、思っております。
ただ、進んで行きたい、世のお役に立ちたいと言う気持ちは、無くなってはいないので、その方向付けについて、こうあらねばならないと言う思い、それを繰り返し、思い起こしているところであります。
 
Q:それでは、もうすこし潜在意識に入れる為の方法をお教え下さい。
 
A:そのコツとしては、真面目に真剣にやるよりも、緩やかな心の時に、繰り返し思うことが効果的であると、和むことが必要である。なぜならば、人は心地よいと感じた時に思った事は入りやすい、苦しいと思った事は、その印象が強ければ強いほど、またそれも入りやすい。ならば、心地よさの中で繰り返し良き事を思うことにより、この意識を変えていく事は可能である。
 
Q:今、日々に届いている思いはどの様なものですか。
 
A:やはり、出来ぬ自分、ならぬ自分、これを思っている時間が多い、その時の心境が伝わってくる。
 
Q:と云う事は、日々出来ない自分を作っているのですか。
 
A:はい。
 
Q:そうですか、出来る自分を作っていかねばならないですね。
では、この様に霊言をしている時は、どの様に伝わってきますか。
 
A:霊言をしているときは、穏やかで、非常に心地の良い物を感じる。また自信の程がうかがえる。
 
Q:瞑想の時はいかがでしょうか。
 
A:瞑想の時も良い、ただ瞑想の時は、おもいのほか緊張してる事が多い、緊張とは反対の世界である。何かをなさんとして、かえって心が、頑なになることがある。ある意味、適当であることも大切である。
 
Q:分かりました。ありがとうございます。
 
A:はい。
 
*****************
 
んー、少し分かりづらいところがあったと思いますが、参考になったでしょうか。 
私自身は、新たな発見があり、成る程なーと思うところがあります。これからも、潜在意識との会話をしながら、積極的にチャレンジしていこうと思っています。


 

 

  
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「心の精妙さ」の続きもありますが、されど、次の文章をUP致します。
この事については、少々迷いもありますが、祈りながらお伝えする者で御座います。
 

「火遠理尊様の物語」より

15
 

 この大和の国を、収めることにより、我らは、神の創られし国をここに打ち立てたる、その歴史をしるす事となるのであります。
 
今より遙か三千年あまり前の事、それは、高く遥か上空より舞い降りたる、1人の美しき天女あり。その天女は、遙かに風のたなびく上空にとどまり、我らの住まいたる所にひらひらとその衣をなびかせながら、まるで舞いを舞っているかの様に、飛び回っていたのでありました。それがいったい何者であり、何のために、ここにその姿を現したのであるか、我らは知る由もなかったのであります。
 
ただその天女は、薄い羽衣の、その美しき色合いと共に、キラキラと輝く黄金の輝きを放っていたのであります。衣に散りばめられたその黄金色の輝きは、その金粉をひらひらと舞いらせながら、我らの上空を飛び交っていたのでありました。
これは、何かの報であるに違いないと、我らはそのように感じたのでありました。
 
その姿を見たものは、そう多くはいなかったのであります。不思議なことにその姿をはっきりと見たと言う者と、 まったく見なかったと言う者と、 2種類の人々に分かれたのでありました。何故にそのようなことが起きたか、我らはその意味を知らずにいたのでありました。だがそのことが後々の時代になって、やがてゆるりゆるりとその意味を知ることとなったのでありました。
 
その天女の姿を見たと言う者たちは、それを神として崇め、神の存在を信じたのでありました。またその様なものなど現れはしなかったと言った者たちは、神の存在を信じる人々をあざけ笑ったのでありました。そうして長い月日が流れ、人々はやがて天女のことを忘れていったのでありました。
ある時、天は怒りを現わし、大地は火を噴いたのであります。
それは恐ろしくも美しく、見事なまでに真っ赤な火を噴いたのでありました。
 
真っ赤に燃えた溶岩が流れ、大地は隆起し、その麓にいた者たちは皆、その溶岩に飲み込まれてしまったのでありました。見たことも無い大噴火を目の当たりにして、一瞬にして我らは神の怒りを感じたのでありました。
逃げ惑う人々、逃げきれずに飲み込まれて行く人々、かろうじて逃げのび命を拾った人々、様々に分かれていったのでありました。
 
命の助かった者たちはやがて、その山の怒りが静まるのを待ち、またせっせと大地をならして、生きる力を蘇らせていったのであります。
やがて人々はこの神の怒りについて、語り合う事となっていったのでありました。多くの命を犠牲にした、あの神の怒りは何であったのか。 1人びとりが、その事について真剣に向き合って考えたのであります。そしてお互いに、もうこれ以上、神の存在を疑うべくもない、明らかに神は存在すると言う事を、はっきりと自覚したのでありました。
 
なぜならば、そこに命を授かって助かった者たちは皆、あの天女の姿を見た者であったからであります。それらをあざけ笑っていた者たちは、 1人残らず、あのやまの溶岩に飲み込まれていたのでありました。
そのことがわかった時、神を信じる心がいかに大切であり、我らは命そのものを、神から授かっているのだと云う事を思い知らされたのであり、疑う余地など爪の先ほどもなかったのでありました。
この様にして、我らの神への畏敬の念は、より深くより強く、はっきりと根付いていったのでありました。
 

神は見事にその存在を信じなかった者達を、 1人残らず召し上げられたのでありました。
これほどまでに人々の心に残る出来事は、なかったのであります。それからと云うもの、人々は口々に、この神への信仰心を大切にすると言うことを、代々伝えていったのでありました。
それらは様々なところで、人々の生活にかかわりながら、その信仰を伝えていくと云う仕事をつくりあげていったのであります。
 

我らは、決して神の存在を忘れてはならぬ。
神の国の民であると云うことを、深く深く肝に命じ、子・孫へと語り伝えていかねばならぬのであります。それを忘れぬ様にするために、人々は様々な行事を作り、様々な習慣を作って、生活と切り離すことのできない信仰の世界と言うものを、一つ一つ作り上げていったのであります。
 

神への畏敬の念をもち、感謝をして、ありがたくその恩恵を預かる。この謙虚な態度が、我らの命を、どこまでも永く繋ぎ、永らえて行くための大切な大切な事なのであります。
我らは、この遥か昔に起きた真実を、分かり易く何時までも人々に伝わっていく様、様々にそれらを伝えて行く方法を、編み出していったのでありました。
 

またしても永き時が流れ、神の存在を軽んじるものが現れ、また、その存在すら、信じないに者たちが、次から次へと現われてくるその時代には、必ずや神は気づきのための雷を降ろすのであります。何度繰り返し同じようなことが起こったであろうか、にも係わらず、人間と云うのは、やはり同じく愚かな事を繰り返すものであります。
そのことを思わば、私の心は、まこと痛みを感じるのであり、人々をして神の存在を信じさせしめる為に、何ができるのかそのことを常に常に、考えているのであります。
 

神の御心を、この三次元の世界に写し取り、人々が真なる幸福を胸に抱きしめる事が出来る様、我らは日々、静かに、そのための仕事をなしているのであります。
これから先も、 三千年前の、あの大きな犠牲を払った出来事が、また同じく繰り返されることの無きよう、我らは肝に命じて、伝え歩かねばならぬのであります。
 

それがため、何度でもこの国を納める仕事を、なしているのであります。
そのことが繰り返し行われ、他の国の人々にまで広がってへ行く時、我らの使命は、やがて終わるのであります。
だが今はまだまだ、その仕事をなしてゆかねばならぬ、道の途中なのであります。
 

KU:ありがとうございます。お話しにあった大震災の件で御伺い致します。
 現代の日本は、信仰心の無い人が大勢を占めているのが現状で御座います。また、先の東北であった大津波も、神の怒りと考えられますが、この事が神の怒りであると云う事を信じない人々が大多数を占めています。この様な状況では、また次の大災害が来る事が予測出来ると思いますが、どうでしょうか。また、来る場合その時期はいつ頃になりますでしょうか、宜しくお願いします。
 

火遠理尊様:時期については、非常に流動的なところではありますが、いずれそのことが起きるでありましょう。いつと言うことを特定するのは難しい、だが近い未来において起こりうると言う事は申しあげておきましょう。
 

KU:ありがとうございます。
 
 

≪大震災の事が気になるので、更に違う方に聞く事にしました。参考までに!≫
エドガー・ケイシー様をお呼びいたしました。
 

KU:おいで頂き、ありがとうございます。
  今現在の日本は、消費増税が決まり、先の大津波や原子力発電所の被害等で大変な状況ではありますが、何と無く静かな感じを受け取っています。今現在、何が起きているのかお教え頂ければと思います。
 

エドガー・ケイシー様:今は地殻変動が起きています。地面のずっと下の方で変化が起きているので、地上に居る者には分かり得ない事であります。それも小さな変化である間は、それをどの様なデータでもって調べたところで、微細な数値しか上がらず、その正体そのものをつかまえる事は非常に難しい事でしょう。だが確実に地殻変動は起こっております。
 

今、その神は、これを変化させて行く事を、僅かにためらいながらも、致し方なくスイッチが入った状態になっております。
 

スイッチを切る事も可能性としてはあるが、このまま進むでしょう。
いずれにしても、その鍵を握るのは、この世に現在ただ今生きている人の心。
それらが如何様に作用するかと云う事をはっきりと知らぬままに、一人びとりが思い思いに、その現実を引きずっていくでありましょう。
 

KU:以前、他の霊人様のお話しによると、年末、年始が大きな山場ではないか、少なくとも2年以内と聞いたのですが、如何でしょうか。
 

エドガー・ケイシー様:  はい・・・・・

KU:忍耐ですね。

エドガー・ケイシー様: はい

KU:ありがとうございます。

 

  
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  大変、長い期間、ブログの更新が出来ないままになってしまいました。その間、多くの方より、励ましの言葉やお気づかいの言葉を沢山頂きましたが、それでも時間が取れず、更新が難しい状況でありました。御言葉を頂いた皆様やいつも御訪問下さっていた皆様には、本当に有難く感じています。ここに、改めて感謝させていただきます。
ありがとうございます。

 さて、今日は何も物語を用意していませんので、何か伝えるべきものは無いかと考えましたが、なかなか見つかりません。それではと、少々恥ずかしい事ではありますが、私の個人的な心の気付きを紹介させて頂ければと考えました。皆様に何らかのお役に立つ事があればと思います。


「心の精妙さ」について

 

 よく精神世界や宗教の世界では、「心を精妙にする」と言う言葉が使われます。そして、その言葉を聞くと、意味や雰囲気が何となく分かった様に感じているが、よくよく考えて見れば、殆ど理解できていない事に気付いたのです。

 今まで、神社仏閣や研修施設等の宗教施設へ行って、精妙な気持ちになったりしていたと思っていたのですが、それを表現するとなると、なかなか難しいし、また十分には分かっていませんでした。あえて表現すれば、「心の中に悪い考えが出ない」と云う位で、あとは清々しいとか、心が洗われるとか、その様な感覚に頼るしかありません。
もちろん、皆様の中には、「心の精妙さ」を表現できる方も居られるかと思いますが、私には、今一つ理解できていませんでした。

 そこで、心の精妙さについて表現して見ようと思います。とても難しいと思いますが、心の精妙な世界を皆様にも体験して戴く事で、理解して頂ければと思います。なるべく分かり易く表現してみますので、私と一緒に心の精妙な世界へ行ってみましょう。

 それでは先ず、心の精妙さを話す前に、「心」と云うものの存在を認識できているかどうかを、問わなければなりませんが、ここが最大の難所だと思います。自分自身に正直に問うてみていただければ、意外と、心と云う言葉は解るが、心の存在が分からないと云う方が大半ではないかと思います。この心の存在を認識できる方は、既に精神世界の住人だと思われますが、まだ心が認識出来ていない方は、次の方法で心を発見してみて頂ければと思います。

 では、一日の終わりに、今日一日に思った事や考えた事を紙に書き出してみて頂ければと思います。自分は、今日一日何を考えたのか、思い出しながら書き出します。最初は何も思い出せないかもしれませんが、数日続ける事により、段々と自分が思った事が書ける様になって来ます。それを暫く続けていると、日常の時々に於いて、自分が今何を考えているのかが、手に取る様に分かるようになります。そして、いつも思いが移り変わっていく様子も分かるでしょう。それが、大雑把に言う貴方の心の存在であり、心の動きです。

 他にも心を発見する方法はあるかと思いますが、意外と簡単に出来る方法なので紹介します。

 この心が発見が出来たならは、次には、「その心こそが貴方自身である。」と認めて頂ければと思います。この世的なる名誉や肩書、収入や蓄財の高下等には一切関係なく、その心そのものが本当の貴方なのです。これを受け入れて見てください。

 どうです。日々の思いが本当の自分だと云う事を受け入れられますか?
 なかなか厳しいものがあると思いますが、如何でしょうか?

 ここは、何かを呑み込むように、ゴクンと呑み込んでいただき、受け入れて頂ければと思います。
ここからが始まりです。
これは、数日かかると思いますので、やって見て頂ければと思います。

 大丈夫です。この発見したばかりの心には、本物の貴方も居ますが、偽物の貴方も居るのです。次には、それを分けて行きます。なので、安心して、今のありのままの貴方の心を見つめて下さい。そして、それが自分だと、受け入れて頂ければと思います。
この心を発見し、心が自分自身だと認める事で、次なるステップへ入ります。

では、心の発見にトライして見て下さい。

 

  
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アーサー・コナン・ドイル霊指導

 

推理小説「      」

 

第3話
 
「警部、やっぱりこれは被害者の交際相手、
 これが一番線が濃いんじゃないでしょうか?」
「それはそうだが、必ずしもそうとは限らん。証拠が無い。
 関係を持ったからと言って殺人をした証拠にはならない。
 そこを詰めなければならんぞ。」
「はい」
「交際相手は分かったの?」
「いや、それがまだ、当たってる最中なんだ。」
「同居の女性に聞けば、分かるんじゃない。」
「ああ、マーガレットさんだろ?」
「うん。」
「今、彼女の処へ仲間が行ってる。」
「そう、先ずそこからね。」
「そして、第一発見者は?」
「ホテルの従業員です。」
「なるほど、そこからも何か聞ける筈だ。当たってくれ。」
「はい、分かりました。」
「ソフィア、君も手伝ってやってくれんか?」
「ええ、分かりました。では私も行って来ます。」
「ああ、よろしく頼むよ。」
「ねえ、ジェイ、待って。手分けして行きましょう。」
「ああ、じゃあソフィアはマーガレットを当たってくれる。」
「今、行ってるんでしょ?」
「行ってるよ。さっき行った処だから追いかけて。
 僕は被害者の交際相手を当たる。」
「何か資料を持ってるの?」
「ああ、彼女の携帯電話から通信記録を取った。
 そこに出てくる人物を全部片っ端から洗うことにするよ。」
「分かったわ。じゃあお願いね。」
 
「あーえっと、ここね。ブルック通り5番街。あのマンションだわ。
 ふーん随分と高級な所に住んでるのね~。これは自分一人では住めないわね。
 こんな処には。かなりお金持ちのパトロンがいたみたいね。
 という事は、ルームシェアをしているマーガレットも同じような生活をしている
 訳だから、結構難しいかもしれないわね。あ、ピーター、私も一緒に行くわ。」
「ああ、ソフィア、有難う。
 ジェイに言われてマーガレットの家を今から尋ねるけど、
 この辺は高級街だね。」
「そうよ。普通のOLじゃ、こんな所に住めないわよ。」
「うん、そうだね。
 なんだか話がややこしくなってきそうだな。」
「さ、行きましょう。」
「ああ」
 
コンコン
「こんにちは、マーガレットさん。お留守ですか? マーガレットさん。」
「はーい。どなた?」
「警察の者です。すみません。ちょっとお話いいですか?」
「いいわよ。待って今開けるから」
ガチャ
「なあに? こんな時間に。」
「あ、ごめんなさい。まだお休み中だったの?」
「そうよ。いつもお昼ごろ起きるわ。」
「遅いんですね。夜の遅いの?」
「そう。夜も遅いわ。玄関先だと近所の人に迷惑だから中に入って。」
「有難う。お邪魔するわね。」
「お邪魔します。」
「高級な処ですねぇ~」
「あらそうかしら? そうでもないわよ。」
「いや、普通のOLだと住めないわね。こんな所に。」
「どういう意味?それ」
「いえ、別に。
 で、マーガレット、あなたベティさんとこの部屋で同居してたのよね?」
「そうよ。それがあんな事になるなんて、ベティが可哀想。
 ねえ、早く犯人を捕まえてください。
 私のたった一人の友達だったベティをあんな目に合わせた犯人が憎い。
 お願いします。もう犯人の目星はついてるんですか?」
「いやあー、それがまだ。」
「何してるの。あなたたち警察でしょ。早く見つけて。」
「ええ、分かったわ。落ち着いて。2~3聞きたい事があるんだけど。」
「何?」
「ベティさんが殺された日、同じ時間にあなたはどこにいたの?」
「私はこの部屋にいたわ。
 ベティが帰って来るのを待って、じっとここにいたのよ。」
「どなたかそれを証明してくれる人はいる?」
「いないわよ。いるわけないでしょ。一人でいたんだもの。
 なに、私が疑われてるの?」
「いえ、そういう訳じゃないんです。
 これは皆さんに一通りお聞きしている事ですから。」
「あんまりお気になさらないでください。マーガレットさん。」
「ええ、とにかくその時、私はこの部屋に一人でいました。
 誰もそれを証明してくれる人なんていません。」
「そうですか。分かりました。
 何か最近のベティさんについて、変わった様子はありませんでしたか?」
「変わった様子って言ったって、分かんないわよ。
 彼女も一生懸命に生きてる人だったから、お互いにすごく頑張ってたのよ。」
「彼女の交際相手について何か知りませんか?」
「知らないわ。彼の話は時々聞いてたけど、誰です? 
 名前までは知らないの。彼っていつも言ってたから。」
「彼ねえ。」
「だけど、その人には奥さんがいるらしかったわ。」
「妻子持ちかぁ。ああ、子供さんもいたんですか?」
「だと思う。」
「なるほど。じゃあ二人は不倫関係にあったて訳だ。」
「そういう事になるわね。」
「でもベティはすごく彼の事、愛してたわよ。大好きだって。
 奥さんとも別れて欲しいんだって。そう言ってたわ。」
「奥さんはその事に、気づいていたんですか?」
「いやー、そこまでは分からない。
 分からないけど、そうねぇ、週に3回くらい会ってるような事言ってたと思うわ。
 だからバレてたかもねー。もういいでしょ。帰ってください。
 私、思い出すだけでも辛いの。」
「ああ、ごめんなさい。マーガレット。
 もう帰るわ。妻子のある男性とお付き合いがあったのね。
 ベティは。あの、最後に一つ聞いていい?」
「なに?」
「ここは猫を飼ってるの?」
「ええ、飼ってるわ。キティよ。キティ、キティほらいらっしゃい。
 ほら、これがその猫よ。」
「ああ、可愛い猫ね。有難う。お邪魔しました。ではまた。」
「ええ、ご苦労様でした。」
バタン
 
「はぁ~、やな感じ」
「う~ん、マーガレットはだいぶショックを受けてるみたいですね。」
「ええ、そりゃそうでしょ。ルームメイトが殺されたんだから。
 まして、若い女性で、それはショックよね。」
「不倫かぁ。よくある話だな。じゃあまずその不倫相手から当たる事ですね。」
「ええ、そっちは多分ジェイが行ってくれると思うわよ。」
「そうですか? 分かりました。じゃあ、署に戻りましょう。」
「ええ、戻って資料を整理するわ。」
 
「なるほど、そうですか。では、ご主人はいつも帰りが遅かったんですね。」
「ええ、いつもって訳じゃありませんけど、時々帰るのが遅い日がありました。」
「なるほどね。」
「あの。すいませんけど、主人が疑われてるんですか?」
「いや、まだそういう訳じゃありません。
 今は被害者と関わりのあった人達全員に聞いて回っている段階です。
 またご主人のおられる時に来ますので。」
「ええ、主人とそのベティさんとはどういう関係だったんです?」
「ああ、それは私は何とも言えません。奥さんの方で気づかれた事は?」
「最近主人の様子が少しおかしいとは思っておりました。香水の匂いがしたり。」
「香水ね。あ、でもそれだけでは何とも言えませんから。
 ではこれで失礼します。」
 
「うーん、トム・ロジャースかぁ。取り敢えずもう一度出直しだ。」
「ああ、何か分かった? ジェイ」
「あ、それがこっちは空振りだよ。トムがまだ戻ってなくて。
 しかし、トムの会社に行ってみて、分かった事があるんだ。」
「何?」
「うん、トムは最近自分の仕事でエンパイア・プライド社の会長と会う機会が
 増えてたらしいんだ。」
「エンパイア・プライド社。」
「うん、あの車を作ってる会社の?」
「そう」
「へえ。なるほどね。トムの会社は確か・・・」
「うん、部品を作ってる会社だ。
 あちこちの取引先に多くの部品を卸してるらしいが、
 トムはそのトップセールスマンだったみたいだ。」
「なるほどね。エンパイア・プライド社ねぇ。
 ふ~ん、まあその辺りまで捜査の範囲を広げてみなくちゃいけないわね。」
「ああ、そう思ってる。またトムには改めて接触するよ。
 奥さんの様子はどうだった?」
「うん、トムの様子が最近おかしいという事は気づいてたみたい。
 香水の匂いとかしたんだって。そして時々帰りが遅くなったりして。」
「なるほどね。」
「ベティとトムは不倫関係にあったみたいね。」
「やっぱりそうか」
「じゃあ、先ずトムに全力アタックだ。頼むわよジェイ。」
「ああ、任せといて」
 
「だから、僕はやってない。」
「ロジャースさん。正直に言ってくださいよ。
 ベティスミスが殺された夜、あなたはベティと一緒に過ごした。そうだね。」
「それはそうです。」
「うん。そしてその後、ベティがあの部屋で殺されていた。
 絞殺だ。明らかじゃないのか?」
「違う。僕はベティと別れた」
「あのホテルでか?」
「そうだ。僕は先に出たんだ。」
「どうして一人で先に出るの?」
「彼女が色々言い出して喧嘩になったんだ。」
「喧嘩ねぇ。いわゆる男女の痴話喧嘩でしょ? 
 うーん、喧嘩になったからって自分一人だけ先に帰ったのかねぇ。」
「帰ったんですよ。何度同じ事を言ったら分かるんだ。」
「うーん、そうですか? 
 あなたがあの部屋で、彼女と一緒に最後の夜を過ごしたという事は、
 はっきりしている。
 それは証拠も上がっている。だから間違いない。あなたもそれを認めている。
 うーん、しかしそこからあなたは彼女と別れて一人先にホテルを出た。
 そのあとに彼女は何者かに殺された。そう言うんだね。」
「そうとしか考えられないです。とにかく僕は彼女とそこで別れたんです。
 そこから先の事は僕には何も分かりません。」
「うーん、という話だ。」
「ふん、なるほどね」
「他にも動機を持ってる者がいると思うから片っ端から当たってくれ。」
「分かりました。」
 
「どうして私がここに呼ばれなければならないんです?」
「ああ、奥さん。どうか気を沈めてください。
 参考までにお話をお聞きしたいだけなんです。」
「こんな所に呼ばれただけでも私は大きな汚点だわ。
 私がどうしてそのベティ・スミスとかいう女性を殺さなければならないの?」
「いや、それは何とも言えません。
 あなたは最近のご主人の様子がおかしいという事、気づいてましたよね。」
「それは気づいてたけど」
「誰か女性がいると、そう思っていませんでしたか?」
「そりゃ思ってはいたわよ。普通そう考えるでしょ。」
「うん、本当はご主人の交際相手の事を、
 あなたよく知ってたんじゃないですか?」
「知る訳ないじゃない。どうして私がそれを知るわけ?」
「うん、色々と知る方法はあると思います。」
「冗談言わないで頂戴。私がそんな事、知るわけないわ。」
「例えば、ご主人の携帯を見るとか・・・ 可能ですよね。」
「それは可能だけど。。。」
「携帯を覗いた事、ありませんか?」
「そんなの、無いわ。」
「本当に? 正直に言ってくださいよ。
 ここで嘘をつかれると、後で面倒な事になる。
 今のうちに解ってる事ははっきりと言っといた方がいい。
 そうでなければ、あなたにとって益々不利な事になるかもしれませんよ。」
「嫌ね、それ。ええ、見たわよ。だってあの人の態度がおかしかったんだもの。」
「うん、やっぱりね。で、そこでベティ・スミスという名前を知った。」
「ええ」
「どうやらこれがご主人の交際相手らしいと、あなたは勘ぐった。」
「ええ」
「どんな気持ちがしましたか?」
「どんなって、そりゃ腹が立ったわよ。」
「そうですねぇ。相手を憎いと思いました?」
「ええまぁ。それは憎いと思いました。」
「ふーん・・・ ベティさんが殺された夜、あなたはどちらにいましたか?」
「家にいました。」
「それを証明出来る方は?」
「あの日はたまたま子供達は親戚の家に遊びに行ってたから、誰もいなかったの。
 私一人家にいました。証明出来る人はいません。」
「そうですか。いや、有難うございました。
 またお伺いする事があるかもしれません。その時はよろしくお願いします。」
「もう帰っていいのね。」
「どうぞ」
「失礼します。」
 
「うーん、トム・ロジャース、そして妻のルイーズ。
 ふーん・・・ ルイーズには動機がある。
 夫の不倫相手だからね。だけど、ロジャースには何があるんだろう?」
「そうねぇ、喧嘩をしたっていう事でしょう? 
 まあ中には喧嘩をして思い余って殺してしまったという事もあれば、
 内容によっては有りうるわよ。」
「うーん、そうだなぁ。エンパイア・プライド社はどうだ?」
「ええ、今色々と調べていますが、ロジャースがここのところ、
 足繁く通っていたらしいという事は分かりました。
 だけど、それ以外には何の手がかりも無く。
 ああ、会社の日報から割り出したんですが、」
「うん、何だ?」
「ロジャースは、他にもローラー社へも関わりを持ってるらしい 
 事が解ってきました。」
「そうか、ローラー社かぁ。エンパイア・プライド社のライバル会社だな。
 うん、何か臭うぞ。」
「同居のマーガレットの方も聞いてはみましたが、
 これといって変わった事はありませんでした。
 猫を飼っていたし、遺留品に猫の毛があった.
 その理由がはっきりと証明されました。」
「なるほどね。マーガレットはベティが殺された当日はどこにいたんだ?」
「家にいたそうです。」
「一人でか?」
「はい、」
「うん、なるほどね。じゃあとにかくマーガレットにもう一度当たってみてくれ。
 それとローラー社、それとエンパイア・プライド社、
 こっちの方にも調査を進めてくれ。」
「はい、分かりました。」
 
「マーガレットさん、」
「どうして私がここに呼ばれなくちゃいけないの?」
「ええ、すみません。もう一度だけ、お尋ねしたいんです。」
「なんなの?私は単なる被害者の同居人よ。
 私の知ってる事は何でもお答えするけれど、同居してたからって、
 何でも知ってるってわけじゃないわよ。」
「はい、解っております。
 マーガレットさんがベティさんとどのようなお付き合いをされていたのか?」
「お付き合い? ルームシェアをしている仲間じゃないの。それだけよ。」
「そうですか? 
 ベティさんについて、もう少し詳しく教えてもらえませんかねぇ?」
「だから、あんまり詳しくは聞いてないって。」
「何か隠してるんじゃありませんか?」
「隠してなんかないわよ。」
「そうですか。何か思い出したら、また警察の方に連絡をしてください。」
「ええ、分かったわ。思い出したらね。」
「今日はどうもお手間を取らせました。」
 
「ベティ。あなた危ないわよ。気をつけなさい」
「解ってるわよ。マーガレット。心配しないで。
 だって私は会長の手帳の中を覗いて、その数字を彼に教える事ぐらい、
 簡単に出来るんだもの。」
「何だか危ないわね。」
「でもそれで彼が喜んでくれて、私毎日会えるようになるんだったら、
  簡単な事よ。」
「そうなの。」
「うん、マーガレットあなたはどうなの?」
「うん、私は全然普通よ。」
「あらそうなの?」
「そうよ。私はただ、あなたの事が心配なだけ。他には何も無いわ。」
「なんだか知らないけど、とにかく私は会長の手帳を覗かなくっちゃ。」
「はぁ・・・気をつけなさい。」
「はーい、分かってるわ。」
 
「マーガレット」
「はい」
「例の話はうまくいってるのか?」
「ええ、会長。ちゃんとこっちには話を通してありますから。」
「そうか。トムは最近顔を見せないがどうなんだ?」
「ええ、大丈夫です。」
「そうか。」
「今日、来ますので。」
「そうか。トムが来たら、私のこの隣の部屋で話をすればいい。いいね。
 他の者に見られてはならないよ。」
「解っています。」
 
「トム・ロジャースです。秘書のマーガレット・オハラさんに繋いでください。」
「承知しました。マーガレットお客様よ。トム・ロジャースさん」
「上がって頂いて」
「いや、マーガレット」
「あら、トム、久しぶりね。」
「ああ」
「どうぞこちらへ」
「ああ」
パタン
 
「トム。久しぶりだわ。」
「あ、そうだね。マーガレット。」
「ダメよ。ここはとなりに会長がいるのよ。」
「いいじゃないか。誰も入って来ないだろ?」
「ダメよ。やめてトム」
「もう我慢が出来ないんだよ。」
「ダメよ。やめて。いや~ん」
「マーガレット寂しかったんだよ。」
「お願いやめて。」
「いいから、会長は入って来ないだろ?入って来ないよ。大丈夫だから」
「どうしてそんな事が分かるの?」
「勘だよ。ほらここに座って。」
「知らないわよ。」
「いいさ。どうなってもいいよ。」
「いや~ん、やめて。ハァ・・・」
 
「失礼します。」
「ああ、どうぞ」
「会長、おひさしぶりです。」
「ああ、トム、有難う」
「いえ」
「君にはまあ色んな事を頼んだが、いいものを見せてもらったよ。
 彼女のあの顕な姿は私も興奮したよ。」
「はい、あんな感じで良かったでしょうか?」
「ああ、次はもう少し激しくしてくれ。」
「はい、分かりました」
コンコン
「失礼します」
「あ、ロジャース君、有難う。それじゃまた頼むよ。」
「分かりました」
「お茶をお持ち致しました」
「あ、有難うございます。」
「いや~なかなか君の処の製品は良くってね。またしっかり頼むよ。」
「はい、こちらこそよろしくお願いいたします。」
「この次はいつその資料を持ってきてくれるのかね? 早い方がいいがね。」
「はい、では今週末にでもいかがでしょうか?」
「ああ、いいね。待ってるよ。分かりました。では失礼いたします。
 マーガレットさん有難うございました。」
「いいえ、失礼いたします。」
「はい、失礼いたします。」
 
「ふーっと・・・・会長の頼みは色々とあるからな。
 で、今度はローラー社だ。
 レイモンド会長に一席を設けるという約束をしてたから、
 それはこの日に設定しよう。
 しかし、あのフィリップ会長もすごい趣味だよなぁ。
 俺にマーガレットを抱かせてそれを見てるんだからな。
 年を取ったらそういう楽しみ方もあるのか。
 まあいいや、こっちはいい思いをして、金になったらそれでいい。
 じゃあ次はレイモンドさんといこうかな?」
 
「う~~なかなかデッカイ会社だよねー。 何度見ても立派だぁ。
 ここは一体何を企んでるんだろうな? 」
 
「会長」
「ああ、ロジャース君、待ってたよ。」
「はい、」
「例の話はどうなった?」
「はい、先方は今週末ではちょっと都合が悪いので
 来週にしてくれないかという話でした。」
「そうか、分かった。来週の何曜日だい?」
「火曜日はいかがですかという話です。」
「うーん、火曜日か。午後なら空いてる。」
「分かりました。
 ではその日にお会い出来るようにセッティングしますので、
 またご連絡させていただきます。」
「うん、頼むよ。よろしく頼む」
「分かりました」
 
「ねえ、パパ。お小遣いが足りなくなってきちゃったの。」
「そうかそうか、いくら欲しいんだ?」
「うーん、ちょっと沢山いるかも・・・」
「なんだ、またか。
 はい、取り敢えず今現金はこれだけあるから持って行きなさい。」
「有難う。うーん、大好きパパ。
 1、2、3、4、5・・・はぁ有難う、嬉しいわ。
 ねえ、シャワー浴びてきて。」
「ああ、そうしよう」
「えっと、手帳、手帳っと。あ、これだ、ちょっと待ってよ。
 数字を見ろって言ったわね。どこに書いてるのかしら? 
 ふーん? えっと、この数字だっけ? えっと・・あ、これね。
 なんだかよく分からないわ。でもとにかく書き写して 
 215・・839・・41。
 OKこれでいい。はぁ・・ドキドキよ。」
「パパ~ 私も入るぅ~」
 
「分かったわ。数字、これよ。21583941、これだって。」
「ありがとう。助かったよ。ベティ」
「ううん、これが何の数字だか私には分からないけど、
 とにかくあなたの役に立ったのなら、それだけど憂いしわ。
 ねえ、毎日会える?」
「あ、ああ・・ちょっと今は無理だけど、そのうちね。
 会えるようになると思うから。ね。」
「ありがとう。嬉しいわ。ねぇ、もう一回やりましょう。」
「はぁ・・・・」
 
なんだかこれはややこしい話になってきましたねぇ。頭の中を整理しなくっちゃ、よく全体が分からない。だけど、この中に犯人がいるんですよね。
 
じゃあ、また!
 

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アーサー・コナン・ドイル霊指導

 

推理小説「      」

 

第2話
 
「こっちはもうすぐ分かるわ。ジェイ、貴方は?」
「ああ、こっちも出た。」
「そう」
「マックレイ警部、検死の結果が出ました。」
「そうか、じゃ報告を頼む。」
「はい。被害者はベティ・スミス25歳。
 ブルック通り5番街の高級マンションに住んでいました。」
「うん、死因は何だ?」
「はい、絞殺による殺人という事です。」
「そうか。殺人事件だな。」
「はい、そうです。」
「遺留品は彼女のバッグの中に携帯、財布、車の免許証、
 あと化粧道具、ハンカチそんなものが入っていました。
 それからピアスが床に落ちていました。
 あと彼女の衣服から動物の毛が発見されています。」
「ああ、その毛はもうすぐ解析が出るから。
 あ、今、出たわ。ネコの毛ね~。」
「ネコ。」
「ネコを飼ってたのか?」
「ええ、そのようです。」
「なるほど、じゃあ洋服についていても不思議は無いな。
 他には犯人の手がかりになるようなものは無いのか?」
「はい、検査の結果、男性の体液が体内に残っていました。」
「そうか。やっぱりそうか。」
「それから・・」
「うん、それから?」
「首を絞められた割には抵抗した跡が無い事が分かりました。」
「そうか。それは一体どういう事だろう?」
「うーん、いや、そりゃそういう仲の男女関係なら有りうるかもしれないな。
 血液型は分かったのか?」
「はい、O型です。」
「そうか。じゃ、早速に犯人を当たってくれ。」
「分かりました」
「あ、ジェイ待って。他にもこれがあるわ。」
「ん? 何?」
「ベティ・スミス25歳、同じ部屋にマーガレット・オハラ25歳が同居していたの。
 ルームシェアっていうやつね。マーガレットからも事情を聞いて。」
「分かった。じゃ、行って来ます。」
「ああ、」
 
 う~~ん これは密室殺人ですねぇ。何かすぐに犯人が見つかりそうな気がするな~。血液型はO型だって言うし。男性と一緒にこのホテルで、その行為に及んでたんだ。その挙句に絞殺された。うん・・・という事は、彼女の交際相手を当たればいいんだ。何だ、意外と早く犯人が上がりそうな気がするな~・・・
 や! こんにちは、コナン・ジュニアです。どうもこの密室殺人は以外に簡単に犯人が上がるかもしれません。僕の出番は無いかもしれないな。だけど、油断しないでね。簡単だと思った時点で迷宮入りになるような事件だって中にはあるんだ。早速、続きを覗いてみよう。
あ! まだベティ・スミスが殺される前の話みたいだね。じゃ、覗いてみよう。
 
「ロジャース君、例の話はどうなったかね?」
「はい、会長、もう間もなく日程が決まると思いますので、
 あちらの予定が決まり次第、連絡させて頂きます。」
「うん、早く頼むよ。」
「ええ、解っております。」
「ところで君は、奥さんは元気かね?」
「はい、有難うございます。家内は元気にしております。」
「うん、会った事はないが、君の奥さんは余程しっかりした人だなと、
 前から思ってたよ。」
「そうですか。 どうして?」
「うん、そりゃだって、いつも君の服装をみてたら分かるよ。
 パリッとしたシャツを着てアイロンの行き届いたそのシャツを見ていると、
 奥さんがなかなかしっかりしてるらしい事ぐらい、私には分かるよ。」
「いや~、そんな事はないですが、」
「奥さんによろしく。仕事を頑張ってもらわないと、いけないからね。」
「はい、有難うございます。では、私はこれで。」
「うん。」
 
「ねえ、こんどいつ会えるの?」
「うん、だからまた連絡するって言ってるじゃないか。」
「うん・・・私は退屈なのよ。」
「分かってるよ。だからこうやって今も会ってるじゃないか。」
「だって、1週間に3回しか会えないのよ。」
「3回も会ってる。」
「嫌よ。毎日会いたいのに。」
「そんな訳にはいかない。仕事もあるし、僕には家庭もある。」
「いいじゃない、そんなの。」
「そういう訳にはいかないんだよ。それより、君の話が聞きたいね。」
「何を聞きたいの?」
「うん? うん、もう少し色々と聞きたいよ。
 ほら、趣味とか、好きな食べ物とか」
「あら変ね。そんな話、どっちだっていいんじゃないの?」
「そうかなぁ。僕はそうは思わないけど。」
「私はそんな事、どっちだっていいわ。うふん・・」
「おいおいおい、頼むよ。2回目はもう少し後にしようよ。」
「ふん、嫌ね。まあいいわ。ライター取ってちょうだい。」
「はい」
「フー」
「しっかりしなさいよ。一体いつになったら私を満足させてくれるの?」
「そう言うなよ。これでも一生懸命なんだ。
 君はさぁ、僕の一番興味のある女性だよ。」
「もう本当にそうなの? 信じられない。」
「嘘じゃないよ。」
「どうしてそうなの?」
「どうしてって、別に理由は無いよ。
 こんなに愛してるんだ。興味が無い訳が無いだろう?」
「そうかしら? あんまりそんな風に見えないけど。」
「ほら、タバコを消して、こっちに来いよ。」
「いや~ん、もう・・・うふん・・意地悪」
「うるさい」
 
おっとこれは見てられないですねぇ。肝心な処です。男女の絡みだ、だけど僕にはちょっと刺激が強いから、ここは出ていく事にします。おー激しい。
 
「えっと、忙しかったわ~。お部屋お部屋はどうなってるかしらん? 
 ベティちゃん、べティちゃんは一人でいるのかな~? 
 ただいま~っといるわけないか・・・
 ま~たどっか行っちゃってんのね~本当にもう・・・
 ベティはもう男好きねえ、嫌んなっちゃう。
 まあいいか、私がちょっと留守の間にさぁ、お部屋ん中、ガタガタじゃない。
 困ったわよね~。掃除して、料理でも作っとこうかな~。
 それにしてもあのオヤジ、嫌んなっちゃう。スケベおやじ。
 気持ち悪いったらありゃしない。だけど、仕方が無いわね~。 
 お金の為だから。ま、いいか。美味しいもんでも食~べようと。」
 
「いいね。」
「この次は金曜日に会える?」
「ああ、会えるよ。」
「必ずよ。」
「うん」
「だって、どうしても私、我慢出来ないのよ~。
 お願い、だから来てね。」
「解ってる。あのさぁ、ベティ。僕も会いたいんだよ。
 本当は会いたいんだよ。毎日でも。
 だけど仕事が忙しくてさ、なかなか会えないんだ。
 でさぁ、手伝ってくれないかな~?」
「あら、私が手伝うの、仕事? 何を?」
「うん、僕ね、今仕事でどうしても情報が欲しい事があるんだ。」
「あらそう。面白そうね。何? 何でもするわよ。」
「うん。あのね、」
「もうなによ。」
「ベティに出来るかな~?」
「何言ってんの、私だって何か役に立つ事、あるのよ。
 何にも出来ないと思ってんのね。」
「いやいやいや、そんな訳じゃないんだけどね。
 出来るよな~きっと。」
「勿論よ。貴方の為なら私はなんだってするわよ。」
「ホイ来た。そうだと思ったよ。さすがだね。
 ね、じゃ僕の頼み一つだけ聞いてくれる?」
「ええ勿論よ。何? 言ってみて。」
「うん、今仕事でさ、ちょっと重要な情報を欲しいと思ってる事があって。
 ある人物の手帳の中にある情報を盗んで欲しいんだ。」
「なにそれ? 私に出来るかしら?」
「今、出来るって言っただろ?」
「うん、言ったけど。ある人物って? 」
「うん、ローラー社っていう大きな会社なんだけど、
 そこの会長レイモンドって言うんだ。」
「ふっ・・・ ローラー社のレイモンド・・・」
「どうしたの?」
「ううん、ううん、いや別に。それがどうしたの?」
「うん、この会長に近づいて、手帳の中にあるものを見てもらいたいんだ。」
「あ、そう。その会長に近づくのね。
 それで・・手帳の中を見るの? ん~わかった。出来るかな? 
 出来るかもしれないわね。出来ると思うんだ。
 ん~そうだね、ん、なんとかうまく接点を見つけて」
「あの会長に近づいて欲しいんだ。」
「ん~、分かった。そうねえ、ん、任しといて、うまくやるわ。
 で、何を見ればいいの?」
「ん、それがこれなんだ。」
 
おお、情報を盗むって言うのか。彼女にスパイさせるんだな。何て奴だ。ローラー社といえば、こないだエンパイア・プライド社の会長との一席設けてくれって、頼まれた相手じゃないか。その会長の手帳の中を見てくれって言うんだね。ほ~・・これは益々見逃せなくなってきたぞ~・
 
「あ~あ、ベティは遅いわね~。
 べティの好きなハンバーグにしたのに今日は。 まあ、いいか。
 もう少し待ってみよう。
 キティ、キティ~、は~い、いらっしゃ~い、ほらほらほら、いらっしゃ~い。
 ほ~ら今日は上等のキャットフードよ~。食べなさい。
 あんただけよね~。いつも私の傍にいてくれるのは。
 ねえ、今頃ベティお姉さまはどこで何をしてると思う?
 本当に失礼よね~。人が料理を作って待ってるって言うのにね~。
 あ~あ、テレビでも見て待ってようっと。」
 
「じゃ、頼んだよ。」
「ええ、分かったわ。それが出来たら会えるのね。」
「そう、会える。うまくいけば、毎日でも会えるようになるかもしれないよ。」
「頑張るわ。私。」
「うん、くれぐれも気をつけてね。」
「解ってるぅ~」
「愛してるよ」
「ありがとう。頑張るわ。じゃあね、バイバイ」
「うん、バイバイ。フー、これでよしと。さあ、帰るか」
 
「ただいま」
「あら、あなた。遅かったじゃないの。
 もう子供達もすっかり待ち詫びて、もうすっかり寝てしまったわよ。」
「あ~、ごめんごめん。悪かった。」
「ご飯の用意出来てるわよ。」
「うん、ありがとう」
「ん? あなた? なんか香水の匂いがするわね。どうしたの?」
「あ~いやいや、どうもしないよ。
 今日さ、仕事で取引先の課長と一日一緒だったんだ。
 その課長がさ、女課長で香水がプンプン臭くてさぁ。
 一日一緒に車で移動したから、匂いが移ったんだろう。」
「あらそう? その香水の匂い、前にも嗅いだ事があるわ。
 よく一緒に仕事で回るの?その課長と。」
「ああ、たまにね。ハハ、美味しそうだな~。頂きます。」
「ふ~ん、そうなの。どうぞごゆっくり。」
「ああ、有難うルイーズ。やべぇ、早く食べて風呂に入ろ。」
 
 
「ただいま」
「あー、やっと帰ってきた。ほら、ベティ遅かったじゃないの。」
「お腹ペコペコよ。」
「もう、作って待ってたんだから」
「ごめんごめん。あ~美味しそうなハンバーグ」
「そりゃそうよ。貴女の好物だから一生懸命作ったのよ、これでも。」
「ありがとうマーガレット・・愛してるわ~。」
「なにが愛してるよ。さぁ食べましょう。一緒に。」
「うん、あ~お腹すいた~。。。ねえ、マーガレット、仕事はどうなの?」
「ん、仕事? いやよ。あのオヤジ。」
「あそう。でも仕方無いんじゃないの? 
 雇ってくれたんだから、我慢して仕事しなさいよ。」
「そうだと思うんだけどさ、セクハラもいいとこよ。」
「あら、そうなの? で、どんなセクハラ?」
「そりゃ、ひどいわよ。お尻は触るし、胸は触るし・・。
 触らないと一日が終わらないのよ。
 それでも文句が言えないの。嫌んなっちゃうわ。」
「触るぐらい触らしてあげなさいよ。減るもんじゃなし。お金、お金。」
「ベティは割り切ってるわね~。あなたもお金なの?」
「そりゃ、そうよ。お金でなくっちゃなんで、あんな親父と付き合うのよ。」
「そうよね。だからこんな高級なマンションに住んでるんだもんね~。」
「そうなのよ。でさ、私今日びっくりしたの。」
「どうしたの?」
「う~ん、ちょっとね。私の彼氏。」
「あ~、彼氏。ううん、」
「と話してて。 私さぁ、彼氏の役に立ちたいのよ。
 愛してるわ。大好きなのよ。」
「あそう、で、何の話だったの?」
「それがさ、私の付き合ってるあのオヤジの手帳から情報を盗めって言うのよ。
 私が付き合ってる事、知ってるのかしら?」
「あら、偶然?」
「そうなのよ、何とかして近づけって言うのよ。」
「まあ! どうして?」
「ん、何か仕事でさ、関係があるみたい。知りたい情報があるんだって。
 手帳の中に書いてある、その数字を見てくれって言うのよ。
 私びっくりしちゃった~。でもね、出来るかしら、私って小芝居したのよ。」
「はぁ、本当に悪い女ね、アンタも。」
「だってそりゃそうよ、あんなオヤジと付き合ってるなんて、
 彼にバレたくないもの。」
「で。どうしたの?」
「うん、勿論引き受けたわよ。だって役に立ちたいもの。
 その情報を持って行けば、毎日でも会えるかもしれないって
 言われちゃったのよね~。」
「フッ、馬鹿ねあんた。本当単純だわ。」
「いいのよ。だって好きなんだもん。奥さんとも別れて欲しいわ。
 それほど好きなのよ。」
「はい、はい、分かりました。丁度いいじゃない。
 あの会長の手帳を覗くぐらい、アンタにとって訳もない事なんでしょ?」
「そうなのよ、とっても簡単なことなの。だけどそうは言えないわよ。
 必死になってやったんだってそんな風に報告しなくちゃね。」
「へえ~、おもしろい事があったのね。」
「あなたは? マーガレット」
「ん、かわり映えなしよ。でもね、なんか忙しそうなの。
 そしてどこに行くにも私がついていかなきゃいけないでしょ。
 大変なのよ。来週はまた出張よ。」
「そうなの。じゃまた暫く留守ね。」
「そうなのよ。
 だから今日はあなたとゆっくり二人で食事をしようと思って、
 帰ってきてハンバーグ作ってたのよ。」
「ありがとう。マーガレット、嬉しいわ~。
 あなたとは一生の友達ね。ん、美味しいハンバーグ」
「そうよ。私達は一生の友達、この友情は壊れないわ。
 だけど、忠告しとくわよ。
 あなた、あっちもこっちも、そんな風な事してたら、
 そのうちバチが当たるわよ。」
「大丈夫よ。あのオヤジはね、もうあの年だから何も出来ないのよ。
 だけど私の体を触ってるだけでいいんだって。
 自分は何も出来ないからって。
 私はちょっと感じてるようなふりをしてるだけ。
 それだけでお金になるんだからいいじゃない。
 で、彼氏で私は満足してるって訳よね~。」
「は~ぁ、悪い奴よ~。ほどほどにしなさいよ。」
「マーガレット、あんただってそうなんじゃないの。」
「あら、私はそんな事ないわよ。
 だってあの会長とも別に何も無いし。
 彼氏だって今はいないしね。」
「いつどうなるか分かんないわよ。」
「ふふ、まあね。それはあるわね。。」
「あ~ホント美味しいこのハンバーグ」
 
ううん、この二人はなかなか強者ですねぇ。なんだか今日は面白い話を沢山聞いてしまったし、なんか目のやりどころのない場面も見てしまいました。この事件の核心の部分にだんだんと近づいていってるのでしょうか? ん~・・ 考えてみましょう。では、皆さんも考えてください。
 
チャオ。
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いつもこのブログにご訪問いただき、誠にありがとうございます。

今日から、新しいジャンルの物語にチャレンジしようと思っています。なんと、推理小説にチャレンジです。
そこでお願いする霊人の方は「コナン君」、あいや正確には「コナン・ドイル」様にご登場願い、推理小説を霊言にて語っていただきましょう。

果たしてどの様な物語が登場するか、楽しみです。では、始めさせていただきます。

そうそう、未だ題名は決まっていませんが、果たしてどんな題名が付くのか、それも推理して下さいね。

では、始めます。

 

*************************

 

アーサー・コナン・ドイル霊指導

 

推理小説「      」

 

まえがき

 

  コナン・ドイルの世界へようこそ。
今日はこのように雨が降っているので、大した問題は起きる筈はないと思うが、もしかして、事件が起きるかもしれません。
 私の部屋はいつも、古い木の机と書物や書類が積み上げられ、インクの匂いのするペンが置いてある。そんな処でこうやって、物語を考えているのは私の至福の時間なのです。
どうか皆さん、暫くの間、私の空想物語にお付き合いください。
今日は少しいつもと趣向の違う話にしてみようかと思っていますが、どのような話になりますかどうか。

2013年8月25日    
アーサー・コナン・ドイル

 
第1話
 

  サイレンはけたたましく鳴っていた。 ウ~~ ウ~~   ピタッ
パトカーから騒がしく警察官が降りてきた。
何があったのだろう?
ああ、申し遅れました。私はコナン・ジュニア。ちょっと皆さんには馴染みがないかも分かりませんが、この物語の案内役をします。物語の中には僕は登場しませんが、僕はどこでもその現場に行って、見たり聞いたりする事ができるので、その様子をお伝えしますよ。
どうやら今日も、事件があったみたい。行ってみよう。
 

「う~~ん。これは密室殺人か・・・で、第一発見者はどなたですかな?」
「ああ、私です。部屋を掃除しようと思って入ったところ、こんな状態になっていて・・・」
「う~~ん・・・お客は何人いたんですか?」
「いや、そりゃ二人だと思いますが。」
「どんなお客?」
「それが分からないのです。顔は見ませんでした。」
「そう。うん・・・遺留品を調べて。」
「はい」
「指紋取って」
「はい」
ああ凄い、警察官の人達が殺人事件の現場に来て調べているよ。
わあ、どうやらここは古いホテルのようだった。
う~~ん、そう。小さなホテル。女の人が死んでる。しかも全裸で。
「うん、じゃあ写真を撮って、署に戻って、それをもう少し詳しく検証してみよう。」
バタバタと色んな人達が出入りして、バチバチと写真を撮ったり指紋を採ったり、部屋の中をあちこち調べ回っている。多くの警察官が入って来た。
どうやらここは街の外れの昔からある小さなホテルで、いわゆる男女のカップルが利用するところ。そういうタイプのホテルでした。
いきなり殺人事件なんて・・・でもここからがこの物語の始まりなのだよね。
 

パタン
「あなた。早く朝食を済ませて。」
「ああ、分かった。」
「早くしないと遅刻するわよ。」
「分かってる。」
トムはいつものように、妻のルイーズが作ってくれた朝食を食べながら新聞を読んでいました。出勤前のいつもの日課です。トムの仕事はサラリーマン。中堅のサラリーマン。ごく普通の家庭にいて、奥さんと子供達が二人。とっても幸せそうな家庭に見える、ごく普通の家族達でした。毎朝トムはパンにバターとジャムを乗せて、シュガーを入れないミルクだけの入ったコーヒーを飲んで、新聞を一通り読んでから出勤するのが朝の日課でした。
「あ、あちちちち。ルイーズ、ルイーズ。」
「なあに」
「済まないコーヒーをこぼした。タオルを取ってくれ。」
「もう本当に子供みたいね。はい。大丈夫なの?」
「ああ。大丈夫だ。危うい処でカッターシャツを汚す処だったよ。」
「慌てないで。」
二人はごくごく普通の夫婦でした。
「あ、もうこんな時間だ。行かなくちゃ。」
「気をつけて行ってらっしゃい。」
「ああ、行ってくるよ。子供達も頼んだよ。」
「ええ、分かってるわ。早く帰ってね。」
「ああ、行ってくるよ。」
トムはいつものように車に乗り込んで走って行きました。会社は都会にある大きなビルの8階にありました。
 

「へえ~、すごいなぁ。これがトムの会社か~。なかなか大したもんだね。」
おっといけない。僕は登場しないんだった。
「おはようございます。」
「あ、おはようございます。」
「今日も綺麗だよ。」
「まあ、お上手ね。」
ふ~んトムって結構やり手だね。受付の女性に軽く声を掛けた。女性は喜んで、あんな感じなんだ。そう、ごくごく普通にいつものように仕事についたのでした。ルルルルル ルルルルル・・・・ 早速に仕事の電話がかかってきた。
「はい、私ですが・・・お世話になっております。・・・・有難うございます。では今日の午後、早速に向かいますので、・・・・・はい、有難うございました。」
へえ~ なかなか忙しそうだねぇ。あれ?携帯を見てる。メールが入ってるんだ。トムはなにやら携帯からメールに返信をしていました。朝から忙しいんだなぁ。
「・・・と。これでよし、と。じゃぁ今日は昼から出かけるから午前中に書類をまとめよう。」
そう、年の頃なら44~5? そんな感じだよね。中堅サラリーマンだけど、脂の乗った感じで生き生きとしている。そんな人でした。
 

「あ~あ、今日も化粧が乗らないわ。夕べ夜ふかししちゃったからな~。こんなんじゃダメよねー。」
あ、これはまた、誰なんだろう? 
「ふぁ~眠た~い」
う~~ん。昼前になって歯磨きをして、今やっと起きたんだ。若い女性だ。
どっかで見た顔。はっ! 思い違いかな? まあいいや、もう少し様子を見てみよう。
「ふ~ん、えっと、今日のニュースはっと。何があるの?」
新聞を読んでる・・・
「ふ~ん、また株が暴落したっていう話ね。一体いつになったら景気が良くなるの? よく分かんないけど、世の殿方達はあんなに一生懸命に働いてるっていうのに、可哀想にねぇ。頑張って頂きたいものだわ。あ、そうだ。おはようのメールしなくっちゃ~。」
誰かにメールしてる。「おはよう」だって、昼前だよ。
「おはよ、パパ。ハートマーク、送信」
パパ? 怪しい雰囲気だなぁ
「ふぁ~・・お小遣いなくなっちゃった。まあいいか。おねだりしちゃおうっと。えっと、今日は、そうそう洋服を買いに行こう。どこがいいかしら? ん、あそこも、ここも見たしな~。もう少しこう何て言うの、私を綺麗に見せる洋服って無いのかしらね? えっと、今日はあっちのデパートに行ってみよう。そうね、じゃあ軽くあそこでランチをして、その後、ショッピングね。パパのカードで買っちゃおうっと。」
うん? パパのカードで買い物かぁ。贅沢な奴だなぁ。
 
「いらっしゃいませ。」
「ありがとう。」
「何名様でいらっしゃいますか?」
「一人よ」
「どうぞこちらへ。」
「ありがとう。あら・・窓際の席は空いてないかしら?」
「失礼いたしました。ではこちらのお席へご案内いたします。」
「ありがとう。ああ良かった。ここからだと景色がいいのよねぇ。ありがとう。ランチをお願いするわ。この特別のランチセット」
「承知いたしました。」
「ふぅ~ん、 あぁ~ら素敵。あんな小さく見えるわ。みんな一生懸命働いているのね~。なんかたまには一人っていうのもいいわね。マーガレットが出かけちゃっているから、私は一人っと。一人を楽しんじゃおう。」
ふ~ん、マーガレットが出かけてる? ふ~ん、そうなのだ。一緒に住んでるんだ。なるほどねぇ。だけどこの人と、さっきのサラリーマンと何の関係があるのだろう?
 

「やあ、どうもどうも、ロジャース君、よく来てくれたね。」
「はい、有難うございます。会長のお呼びとあらば、いつでもどこからでも飛んで来ますよ。」
「いや~、そんな無理をしなくてもいいんだよ。私も近頃めっきり年を取ってしまってね。外に出るのが億劫になってしまって、どうもいかん。運動不足だ。たまには街の中を歩くぐらいの事をしたらいいんだが、会社の中さえ殆ど歩く事が無いよ。ハハハ・・・これだと車椅子生活と変わんないな。」
「いや、会長、もうすぐ歩いていただかねばならない事がありますので、ご心配なさらずに」
「ロジャース君、君の処の製品は私の会社ではなかなか評判がいいよ。」
「はい、有難うございます。」
「ふん。もうしばらく契約期間を伸ばそうと思うが、どうかな?」
「そりゃもう願ったり叶ったりで・・・」
「そうか。ただし、それには一つ条件がある。」
「条件と言いますと?」
「うん。君は確か、あのエンパイアプライド社の会長と懇意にしていたよな。」
「ええ、まあ存じ上げていましたけど、懇意というか、面識はあります。」
「うん、どうだい、一席設けてくれんか?」
「はい、会長のお望みとあらば、私でお役に立てるものでしたら。」
「うん。まあ一度、会って話をしてみたいと前から思っていたんだ。」
「そうですか? だけど、あそこは会長。ライバル会社ですよ。」
「分かっている。だから話をするんだ。うまくやってくれ。それが出来たら契約期間を延長しよう。」
「分かりました。全力を尽くしてやらせて頂きます。」
「うん、期待しているよ。」
「はい、有難うございます。」
ちょっと待てよ。色々と登場人物が出て来たぞ。一体どうなっているんだ、これは。
「ああ、ロジャース君がお帰りだ。お送りして。ああ、ご苦労だったね。」
「はい、会長、有難うございました。ではまた後日。そして今日のお話はお任せください。」
「ああ、当然分かってるだろうが、他言は無用だ。」
「勿論です。有難うございます。失礼いたします。」
「う~ん、ロジャースかぁ・・・あいつは使えるかな?」
ふ~ん、ここの会長はなんか凄いタヌキ親父みたいな顔をしているねぇ。何を考えているんだろう? あ、メールを見ている。覗いてみようか。ハッ! ハートマークが付いている、さっきのメールだ。
え? え? あの若い女性が? パパ? え?
 

  
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地獄の世界をリアルに表現した物語
貴方は、ここから何を学ぶ事が出来るのでしょうか。
  

「蜘蛛、その後」

  

芥川龍之介先生霊指導 

 

第二話

 

 私の心は、何時も晴れる事は無く、どうしてこんな所に来てしまったのかと、そんな事ばかりを考えていたのであった。もしもこの世界が、本当に死後の世界で、地獄の一丁目と云う所であるとしたならば、私はとんでもない所に来てしまったものだと、思うのである。
 
 一体これを、どうやってこの世界から抜け出せばよいのか、皆目見当がつかなかった。少しずつ、段々と目は慣れて行き、周りの景色が見え始めていた。見渡す限りの岩山の様な所であった。何処かに梯子がある訳でも無く、天国への入り口を、探してはみるものの、空も薄暗く、何のひっ掛かる所も、見つかりはしなかったのである。梯子など掛かっている訳も無い。
 
 目を良く凝らして見れば、そこ此処に、何やらうごめく人影が見えていた。それらの人影は、私と同じ様に、何をどうすれば良いのか分からないまま、うろうろと立ち歩いている者たちの姿であった。何かを一生懸命に拾い集めようとしている者、また、空を仰いで、何処かに抜け道が無いかと、探している者、あるいは、じっと岩の様に成って、蹲(うずくま)っている者、それぞれに皆、肩を落とし、背中を丸めて、夢も希望も無い、その思いを、全身で現わしている様であった。
 
 私は、それらの人々を見て、もしや私自身も、あの様に見えているのであろうか、それを思った時に、腹の底から湧きあがる、えずく様な、嫌な感覚が込上がって来たのである。私は、此処に居る連中の様な人間では無い、その様な存在では無い、そう思いたい気持ちが、胃の辺りで、むかむかとむかつく思いとなって、ぐるぐると回っているのが分かった。何とはなしに腹が立った。
 
 何でこんな所にいなければならないのだ。私は一体、何をしたと云うのだ。何故この様なおぞましい世界へ、あの様に、背中を丸めた猿の様な者達と、同じ所に入れられなければならなかったのか。どう考えても、納得がいかなかった。
 
 諦めて、とぼとぼと歩き始める迄に、随分と時間が掛かったと思う。どのくらいの時間が立ったか、全く見当もつかない。気が付けば、時計も持っていない。何処かに、壁掛け時計など、ある訳も無く、太陽が昇っているのも見えないので、一体今が何時頃なのかも分からなかったのである。私は、時間を気にしていた。今は何時だと、だが良く考えて見れば、たとえ今が何時であったとしても、この状況に変わりが無いのであれば、時間等関係が無いではないかと思ったのである。時間の観念を、この時に私は、手放したと思う。そしてまた、とぼとぼと歩き始めたのである。
  
 暫く歩いても、その景色は、殆ど変わる事は無かったのである。私は一体何処へ行こうとしているのか、ただ無目的に、歩いているだけだった。最初に私に声を掛けて来たあの人物は、既にもうこの近くにはいない様であった。それが一体、誰だったのかも分からないまま、私は一人で歩き始めていたのである。
  
 更に暫く行くと、何やら呻(うめ)き声の様なものが聞こえてきた。不思議なもので、たとえ呻き声であっても、この様な所に永くいれば、それが一体何なのか、興味を持ったのであった。私は、呻き声のする方に、近づいて行ったのである。
 
「うぅ~~~ うぅん~~~  うぅん~~~ うぅん~~~~ 」
「もしもし、もしもし、大丈夫ですか? どうしたんです。」
「うぅん~~ い~たいよ~ 」
「痛い! 何が痛いんです。何処が痛いんだ。」
「うん~~ お な か が 痛い。痛いよ。」
「お腹がいたいのですか? 
 それはいけない、医者は居ないのかな。
 病院、病院は無いのかな。
 何故、痛くなったのだ。食べ物に当たったのか? 
 それとも、盲腸か? どう云う痛みなんです。」
「はぁ! 痛い。 分からない。 急に差し込んできた。
 痛い。」

その蹲った人は、ただ痛い、痛いと、繰り返すだけであった。私は咄嗟に、病院を探そうとしたが、考えて見れば、その様なものが此処にあろうはずも無かった。いや、どうやって探せばよいかも、分から無かたのである。取りあえず、目の届く範囲には、病院らしき建物は見当たらなかったのであった。
 
 私は、その腹の痛さに呻き声をあげているその人に、近づいて関心を示したとたんに、私には違う世界が見えて来た。
はっ! 私の子供であった。お腹が痛いと、泣き叫んでおる。そして、その泣き叫んだ子供を目の前にして、私は、どうしたらいいか分からないでいた。傍には私しかいない。慌てていたのである。子供は、お腹が痛いと泣き叫んだ。しかし私は、どうすればいいか分からない。困った。そう思った時に、妻が外出から戻って来た。
  
 私は、妻の姿を見つけたとたんに、妻に向かってどなり散らしていたのである。
「何をやってるんだ。
 子供がお腹が痛いと泣き叫んでいるんだぞ。
 何をやってたんだ、早くしろ。
 早くしろ、泣いているじゃないか。
 お前は母親だろう、
 どうしてこの子をこんなに、お腹が痛くなるまで、放っておいたんだ。
 お前は、母親じゃないのか。」
私は、ありたけの言葉を使って、妻を罵倒していたのである。

 はっ! 今のはなんだ、夢か? 娘が出て来た。お腹が痛いと泣いている。私はどうしたらいいか分からなかったが、妻が帰って来たとたんに、私は妻をなじった。ありったけの言葉を使って私は、妻を怒鳴り散らして怒っていた。妻の困り果てた様な顔、苦しんでいる娘の顔、その両方の表情が、私の目の前に、ちらついて離れ様としない。その二人の困り弱り果てた者達に対して、私は怒鳴る事しか、しなかったのである。それを、はっきりと、思い出したのであった。
 
 愕然とした。何故、あの様な映像が見えたのか、気が付くと、先程までお腹が痛いと、座り込んで呻き声をあげていた人は、消えていた。どうしたんだ。居なくなった。そして妻の表情が、悲しげな表情になって、何時までも私の目の前から離れないでいた。
 
 私は、何と云う情けない父親であり、夫であったのか。二人の女性が、目の前であの様に苦しみ、困り果てているのに、私のした事は、ただ怒鳴り散らしただけであった。その自分自身の姿に、私は、情けない思いをしたのであった。何と云う、情けない男だ。あの様な場面に差し掛かって、ただ妻を攻め立て、怒鳴り散らすしか、私はしなかったのだ。もっと他に、出来る事があったのではないか。もっと他に、早く二人を助ける力を、自分は持っていたのではないか。何故それをしなかった。私は、自分の取った行動を思い起こして、反省をし始めたのであった。
 
 そうだ、私には、知恵もある。お金もある。力もある。その様な時に、何をどうすればよいのか、他に手立てはいくらでもあったと、それなのに、焦っていたとは云え、怒鳴り散らすしか出来なかった自分を、今度はもっと、その様な態度で無く、きちんとした父親らしく、夫らしい行動が出来る様に、考えが出来る様に、しなければならない。私には、出来た筈だ。私には、それをするだけの能力が、あらゆる能力があった筈だ、それを十分に生かしきらなかった。自分の事だけを、考えていたのだ。子供の事を思い、妻の立場を思いやって、冷静になれば、あの時自分の取るべき行動は、もっともっと違うものであった筈だ。そうか、私は自分の事だけを中心に考えていたのだな。そう考えたのであった。
 
 この薄暗い中に居て、まさかその様な事を、思う事になろうとは、予想もしていなかった。そして、その事を思わせてくれたあの腹の痛い、蹲った人物が、奇麗さっぱり消えてしまっている事のも、不思議な思いがしていたのである。
  
 自分の、自己中心的な言動を、私はその時に、振り返って反省する事に、成ったのであった。
  
続く

   
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女神「リズのダイヤモンド」

 
 

第2章  「星、その変遷の始まり」

第1部
  

憧れとはなんでしょう。
   
憧れとは、あの遠い空の向こうに流れて行く、キラキラと輝いた美しい光、そのもので御座います。
  
わたくしは、遙か昔より、この美しい光に、憧れておりました。
今もそうでありますし、未来に於いても、永久にそうでありたいと願っております。
 
この遙か遠くの空に、憧れの思いを抱きながら、此処にこうしております所の、自分の姿を振り返って見て、それもまた何を感じるものであるか、そっと心の目と耳を傾けるので御座います。
 
それらの事を、思いながら、わたくしは決してそれを忘れる事なく、わたくし自身の内にそれを湛(たた)えつつ、またそれを、新たなるわたくし自身の光として、放出するので御座います。
 
光と云うのは、遙か彼方の天空より来たり、自分自身の内側から込上がって出て来るもので御座います。
 
この感覚と云うのは、誠に言葉では表現しえない、不思議な感覚で御座います。
しかし一度、光を放出する事を体験すれば、決してそれを忘れる事無く、また延々とこの内側より出て来るものなので御座います。
 
その感覚と云うのは、実際に光を出した時に感じるものでありますが、大変素晴らしい経験としてこれを繰り返し、やり進むうちに、その光の出し方のコツと云うものも又、身に付くので御座います。
 
誠に不思議な事でありますが、誰であってもこれを出来る事でありますし、また、それを繰り返すうちに、段々とその力が増して来るのであります。
 
この様にして、何度も何度も繰り返し、あまねく照らし続ける事に挑んできたので御座いました。
 
今は既にそうする事が当たり前の事となり、あえて何かを思わずとも、自然とその事が成せるまでになっております。
 
この大きな広がりを持つ所の光と云うものは、思いを出した時に放射状にその光を放ち、思いの届いた所まで、光が届くので御座います。
 
わたくし達の存在が、この世の人々の未来を、明るく照らし続ける事が出来ると云うのも、その永久なる光の根源のいずる所を、知っているからで御座います。
 
その大きく華やかな光を、さりげなく一輪の花の如くに、差し出す事が、わたくしの仕事で御座います。
 
総べて無になり、一輪の花として、さりげなく存在をする時、既に無量無辺の光は、放たれているのであります。
 
永久に、そして深く、感謝をする物で御座います。
 
 
有難うございました。


 
  
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質問にお答えします。

病気が治た奇跡の話
     
      

ある母親とのお話し

 

 その母親は、実は息子と7年間くらい連絡を取って無くて、息子が飛び出したままになっている。気になって仕方がないし、どうしたらいいかと思っていると云う様な事をお話しされました。その方と暫くお話をしたところ、子供思いで一生懸命に子育てしていた事が伺い知れ、努力して子供を育て、精一杯の事をやってこられた事が良く伝わって来たのです。
 
 その母親の子供に対する思いは、子供を立派に育てたいという思いに強く現れ、母親の大人の考え方で、母親の価値観で子供にそれを教育していったのです。
これがいい、これが正しい、と思って一生懸命にその母親は子供に自分の価値観を教えていかれたんだと思います。
ところが母親と子供とでは個性としての価値観が違い、また男女の違いもあります。しかし、その子供は母親が好きなので、母親の思いに答えようと努力して大きくなった。
 男の子は、青年になって段々と男、男性としての意識が芽生え始めた時に、女性である母親の考え方が受け入れ難くなって来たのだと思います。母親がウザッたくなり、しかしその子は優しいが為に、母親の言う事を聞いてしまう自分がいて、苦しくなり、とうとう家を飛び出した。それから子供は7年間、親に一つも連絡をしていない。
そう云う様に私には感じられたのでした。
 
 それで私は、その母親に子育ての労をねぎらい、本当にご苦労様でしたと。そして母親としてがんばれた事は確かに素晴らしい事だとお話ししたと思います。
その上で、子供さんとお母さんとでは性格も違い、個性も違う。そして男性と女性という事もあり、考え方がどうしても違ってくる。お母さんがその子供さんの考え方を受け入れる事が出来ないままに子供さんは大きくなり、それで子供はその母親の考え方の枠組みから飛び出したくて暴れたんじゃないかと思う。しかし、優しいが為に母親に向かってあまり反抗も出来ず、苦しんだと思う。その解決策として、家出を行ったのだと思います。そこのところをしっかりと子供さんの気持ちになって、また自分が子育てに努力した事は、自分で褒めてやりながら、子供の気持ちを理解してあげれなかった事を、心から詫びてみてくださいと、その様な事をアドバイスをしたと思います。
 もちろん子供さんには連絡が取れないので、自分の心の中でいいので、真剣にその子供さんと向きあいながら詫びてみたらどうだろうかと。その様に言ったところ、その母親は1時間ほど静かな処に行って子供に謝ったそうです。タオルが必要なくらいにいっぱい泣いたそうです。
 
 その母親は、その日の帰宅は夜遅くになってしまい、家に帰った処、いつも夜遅くになると旦那さんから叱られるのだが、その日は旦那さんが優しい言葉を掛けてきた。その変化を何となく感じながら、床についたそうです。
 翌朝早く起き、何となく清々しい気持ちを感じていたそうです。そんなとき家の電話が鳴った。こんな早く誰だろうと思って出たら、なんと7年ぶりの息子だった。
息子は何となく電話したくなったと、そう言って電話してきてくれたそうです。
その母親は昨日の事を息子に話し、そして息子の気持ちを理解出来なかった自分を恥て、子供に詫びたそうです。それで子供さんは会いたいという事になり7年ぶりの再会の約束が出来たのでした。
 
 そしてその後、息子さんから母親に電話があり、その話をした私ともお会いしたい、という事になり、息子さんとその母親と私と3人であう事になったのです。私は少し遅れて行く事になりまして、親子の再会の現場は見てなかったが、息子さんから是非お話をしたいという事だったので、お話をさせていただきました。
 
 息子さんからは「本当に有難うございました。」というお礼があり、色んな事を話そうとされるが思いがいっぱいで暫く言葉に詰まっておられた。
そこで私はその息子さんに話しをさせていただきました。
「大分苦労されたんでしょう。仕事を一生懸命するが、何となくうまくいかず、転々としたんじゃないですか? 自分がやりたい事が出来なくて、何故か旨く行かずに困ったのではないですか? そしてひょっとしたら貴方は何か病気ではありませんか?」
と聞いた処、息子さんは目を丸々として、私に話してくれました。
仕事を3回変わった。一生懸命やるんだけど何故か旨く行かない。そして実は椎間板ヘルニアになっていて、明日の月曜日から病院に入院し手術を受けると云う事を話してくれた。
 
 そこで私は何故そうなるかという話を息子さんにしました。それは母親の考え方というのはどうしても女性の価値観に立った考え方であり、貴方は優しがゆえにお母さんの価値観を受け入れて、一生懸命に母親の思いに応じようとして頑張ってきたのではないかと思う。家を飛び出すという事で、その母親の女性の考え方の枠組みから外れた様に見えるけど、精神的にはそれが出来ておらず、まだまだ女性の考え方の枠の中である事を伝えたのです。
 
 貴方は男性なので、本来なら男性の考え方を知る必要があるのではないかと。
今迄、自分の心の奥にある本来の価値観とは少し違った考え方で生きようとしてしまって、本当の意味での自分というものが、非常にあやふやな状態になっていたのではないか。簡単に言えば精神的な柱というか大黒柱というか、それがあやふやな状態だったかもしれない。そうすると背骨とか腰とか、そういう処の病気になり易い、と同時に力も出ずに仕事がうまくいかないという事がある。だから母親の女性の考え方の枠を出て、男性的な考え方や女性的な考え方と云うものがある事を認識し、自分の中にある男性的なる考え方を、もう一度見直す必要があるのではないかと、お話しさせていただきました。
 
 是非とも男の考え方を、男性としての考え方を責任ある考え方を身に付けて欲しいという事で、その息子さんと男の考え方の話を色々としたのです。そうするうちにその息子さんの顔がどんどんどんどん輝いていったのです。すごくエネルギッシュになってきたのです。
  
 その時に私は感じたのです。治ったと。だから「もう貴方のヘルニアはかなり良くなっていると思いますよ。だから月曜日から入院されても、手術する事はないと思います。しかし、病院では多分その1週間の入院はする事になると思いますが、手術はしないと思います。貴方に十分な時間が与えられる事になると思いますので、そこで自分がしたい事ではなくて、何をしなくちゃいけないかをじっくりと考えてください。」というお話をしました。
    
 息子さんは月曜日に病院に行きましたが、勿論椎間板ヘルニアはもう跡形も残っていませんでした。そしてその与えられた1週間の時間で、精神的教えの書籍を読みながら自分は何をしなきゃいけないのかと、考えて考え、自分がしたい事は山ほどあったけど、自分がしなきゃいけない事は何なのかと、一生懸命考えた末に出した答えが「親孝行しなくちゃ」と云う事でした。
そして家に帰って奥さんと共に、実家に帰って同居する事を決めたそうです。
実家の家業を前から自分はしたかった事が分かり、それを継ぐ事に決めたという連絡が入ったのです。
   
              ***********
   
 以上ですが、この事例から学ぶ事は多くある様に思います。
特に、男性的なる考えや女性的なる考えがある事を、知る事を教えて頂いたのでは無いでしょうか。
現在の社会構造では、この男女の違いによる価値観の違いを学ぶ機会は個人個人に任されており、その事を認識しないままにいる方も多いのではないかと思います。
学校でも、男女平等という扱い、会社でも建前は男女均等と云う事になっています。当然家庭でもその様な流れになりつつあります。
総て母親の価値観で取り仕切られる家庭も、多くなって来ているのではないでしょうか。そうすると、様々な弊害が出始めます。
 
 その様にならない為にも、男女の価値観の違いがあり、お互いにそれを認め合う事で、家庭を素晴らしく発展させていくのだと云う事を、考えていくと良いのではないかと思います。
 
K・U
  
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