12月27日サウジアラビアリアドで行われる井上尚弥防衛戦(アラン・ピカソ)は、現在軽量級を席巻する日本拳闘の規格外興行。 

 

絶好のプレゼンの場と化しそうだ。 

 

先日まさかの陥落を喫した拳四朗は残念ながら未出場となる模様だが、 

 

井上尚弥の他に出場が噂される選手は、中谷潤人、今永虎雅(VS世界ランカー)、坂井優太、堤駿斗、麗斗 

他計10名(佐々木尽) 

 

当初日本VS墨国(メキシコ)の構図予定もとらわれずに開催されるという。 

 

サウジアラビアとの時差は6時間(日本が早い) 

 

サウジアラビアと米国の時差は7時間(サウジが早い) 

 

放送はDAZN?

 

プレゼンの趣もあるので米国ゴールデン時間に合わせての開催でも構わないが、となると選手は午前中に試合? 

 

あり得ないか。 

まずは9月にモンスターがムロジョンを片付けることが先決。 

 

その後発表される概要を楽しみにしたい。  

横浜BUNTAI三大世界戦 

 

【WBA世界ライトフライ級タイトルマッチ】 

高見亨介(帝拳)VSエリック・ロサ(ドミニカ) 

 

現在日本人世界王座挑戦者は6連敗中 

 

切り札高見に大いに期待がかかっていた。 

 

1R、小柄ながらロサも足を踏ん張りパンチを放ってくる。 

 

8勝(2KO)とは思えないパンチの切れ。 

 

パンチの重さ自体は高見が上回っていたが、ロサも王者のプライドを感じさせる立ち上がり。

 

2Rも後半高見の連打(左フックを打ち抜いた)に逆転されたが、ロサの調子も良く仕上げてきている。 

 

サウスポーロサはポーリー・アヤラを思わせる優れた選手だったが、 やはり高見のスペック、総合力が徐々に上回り始める。

 

5R脚を使う高見。これを貫徹されたらロサは厳しい。 

 

6Rは左を当てたロサのラウンド。

※試合を通じ唯一のポイント。 

 

7R、高見はこの試合のキーパンチボディーでロサを効かす。 

 

高見はこの試合右ボディを多用。 

 

基本ライトフライ級で右ボディーを効かすことは困難だろうが、このパンチの的中率は高く、繋げるパンチの良い前奏となった。

 

そして何と最終的にはこのパンチでしぶといロサを効かせてしまうとは・・・。 

 

ロサも基本打たれ強くショートパンチで反撃。試合通じて右ボディの技術も高かったが、9R高見の右ボディを食らい効いてしまう。 

 

そして10R攻め入る高見の右をカウンターで食ったロサはダウンを喫する。 

 

ダメージ有ったが残り時間少ないため、クリンチに逃げるロサ。 

 

高見がクリンチを振りほどきロサはスリップを喫したところで主審がストップ宣告(10R2:48TKO) 

 

採点に大差が付いていたことを考慮してもこのストップはロサにとり厳しい裁定。 

 

但し高見の見事な戴冠劇であることは間違いない。 

レベルが高い王者ロサから10戦目で王座を奪うとはお見事。 

 

167cmと長身の高見の本領発揮はフライであり、将来的にはスーパーフライだ。 

 

脚も使えハートも強い高見。 

 

スター性も感じさせる。 

 

大場政夫2世に名乗りを上げることが出来るだろうか? 


その為には先日パンヤに痛烈なリベンジを果たしたカルロス・カニサレスとの手合わせはマスト。

 

楽しみな23歳だ。

横浜BUNTAI三大世界戦。

 

【WBA世界バンタム級タイトルマッチ】 

アントニオ・バルガス(米国)VS比嘉大吾(志成) 

 

「負けたらそのまま引退会見」文字通り背水の陣で挑んだ比嘉。 

 

1Rはお互い様子見。 

但し振り分けるとバルガス。 

 

2Rもラスト30で手を出してきたバルガス。 

 

3Rから比嘉は持前の運動量の多さで打って動き右も決める。 

 

但しパンチフォームが大きい比嘉に対し、バルガスのそれはコンパクト。 

 

スピード、回転の速さという観点ではバルガス。 

 

この差がポイント的にはかなり大きかった。 

 

4R、比嘉は得意の左フックを絶妙の角度から入れ、値千金のダウンを奪う。 

 

ただバルガスも猛然と反撃。 

 

打たれ脆さは有るが、回復が早くこのシーンも想像通り。 

 

この回を終えてバルガスのKO負けは無いと感じた。 

 

比嘉にはこのリードを攻めつつもいかに守っていくかがテーマとなった。 

 

作戦通り5R比嘉は脚と左。左ジャブが実に機能した。 

 

6Rも巧く動きながら小休止するがペースを渡さない比嘉。 

 

但しスタミナ残量はバルガスが上回り、この疲労度の差は試合終了まで逆転することはなかった。 

 

ただ比嘉は9、10Rを抑える。 

 

10Rはバルガスは明らかに比嘉のパンチにダメージを受け効く。 

 

11R、バルガスは手打ちコンパクトでポイントを挙げたが、自分の採点では比嘉が2Pリード。 

 

12R倒されなければ戴冠と感じていたが、ポイントに確信が持てない陣営&比嘉は攻め入り、痛恨のダウンを喫する。 

 

これでジ・エンド・・・。 

 

判定は三者共113-113。自分の現地採点も同じ(比嘉は3、4、5、6、9、10R※4Rは10-8) 

1、2Rを辛めに付けたので比嘉勝利の予感も有ったが、無念の引き分け。 

 

WBCルールであれば比嘉は最終ラウンド脚を使い捌いただろうが、最終回攻めていくのが比嘉大吾。 

 

試合後比嘉は引退を表明したが、惜敗の後2連続引き分け。悔いが残らないのだろうか? 

 

ここは拳闘界の大仁田になっても文句は出ないだろう。 

 

ただ個人的には比嘉が27戦も戦うとは想像していなかった。 

 

フライ戴冠時も「太く短い」選手生活を想像した。 

 

高いKO率から強打者のイメージも有るが、巧さもある良いファイターだった。 

 

個人的にはデュランの様な巧いファイターになることすら想像したことも有った。 

 

結果良くも悪くも南国気質が比嘉の魅力だったという事。 

 

試合の流れも良い時と悪い時がそれこそ波のように訪れてきた。 

 

一方辛くも王座を守ったバルガスだが、想像通りアゴに難点があり怖さはない。 

 

試合後リングへ上がった堤聖也とは好試合を演じるだろうが、勝ち抜けられる力はないだろう。