重篤な事故を受けプロアマ一丸となり防止策を協議した。

 

またジム練習生、アマ選手のスパーリング中での事故も発表された。 

 

その昔は専門誌などで練習中の事故が報じられることも有ったが、最近では業界報含め発表していなかったと思う。 

 

この報道でボクシング人口は減るだろうし、新たに門をたたく人も増えることはないだろうが、全てを明らかにし対応方針を打ち出したJBC、JPBA、日本ボクシング連盟の姿勢を支持したい。 

【JBC&JPBA】 

KO負した選手に対する90日間の出場資格停止処分の厳格化し、CT検査を受けた場合に60日間に短縮できるルールは撤廃。 

 

前日計量から当日体重が10%以上増えた選手に転級を強制する案は今回は導入見送り、継続審議。 

※10%超え選手転級はリカバリーを制限する=脱水症状が戻らないという事にもつながりかねないし、井上尚弥はじめとする一流選手へ転級を強いるのは現実的ではないという面もある。ルールが及ばない世界戦では不利=危険にもなりうる。 

今後どの様な結論を出すか注視したい。 

 

「新人王トーナメント戦」や「日本王者が指名戦を行う「チャンピオンカーニバル」で罰則のないハイドレーションテスト(尿比重検査)を導入し、前日計量前と試合当日の脱水症状についてのデータ収集を実施する。 

※水抜き減量は塩抜きも併用し「効果」を上げているが 

塩抜きが人体(脳)に与える影響も医学的検証が必要。 

  

「プロテスト受験時」や試合後の脳のMRI検査の実施はCT検査との併用を模索する。 

 

「世界戦以外でも試合時に救急車を会場に常駐させる。※民間救急車常駐では約20万円費用が発生。 

 

※上記の安全対策は継続審議で9月上旬に第二回の理事会を開催するという。 

 

【日本ボクシング連盟】 

39歳選手のスパーリングでの事故を受けて 

「35歳超や5年以上の競技ブランクがある選手に画像検査を義務化。 

今後安全管理強化の為、JBCとも連携する。 

 

本来なら発表したくないジム内での事故例も明らかにした両団体は本気だ。 

 

プロアマが手を組み、ボクシング競技継続に向け安全対策へ本腰を入れる。 

 

個人的に事故防止に諸々考えが有る(先日UPブログから更に色々考えた)が、基本はジム責任者不在時に練習生同士のスパーはご法度。 

 

マススパーでも責任者不在時は避けるべき。 

 

また以前拙ブログで猛反対した「頭蓋内出血」で引退した元王者の復帰承認などあり得ない事例であった。

 

医学的に問題ないと診断されていても、もし事故が起きたら日本拳闘界は終わる。 

 

何度も書くが安全対策費用捻出にあたり寄付やクラウドファンディングでも立ち上げてもらいたい。また入場フィーに安全対策費用を上乗せしてもらっても良い。喜んで協力させて頂きます。 

 

 

お騒がせ男の本領発揮。 

 

11月14日ジャーボンテイ・デービスがYoutuberボクサー、 ジェイク・ポールとエキシビションマッチを行うという。 

拙戦を演じてしまったラモント・ローチとの再戦を明言していたが、どこへやら。 

 

無敗王者という自身価値があるうちに報酬優先の選択。 

 

ポールはYoutuberにしてWBA世界クルーザー級14位にランクされている。 

 

その地位に相応しい実力があるかは疑問だが、フィジカル自体は優れており、ライト級主戦場のデービスとのガチ対決はナンセンス。※両者ウェイト差は約30kg 

 

よってエキシビションと相成った。 

 

真面目なボクシングファンは眉をひそめるだろうが、自分は若年世代の目に「ボクシング競技」が留まるのであれば、アリだと考えている少数派。 

 

過去ポールが手合わせしたマイク・タイソンとのEXや弟ローガン・ポールがメイウェザーとエキシビションを行った時にも反対の立場ではなかった。 

 

チャベスJrとの対決は流石に思うところは有ったが、ボクサーがセカンドキャリアで稼ぐことは悪い事ではない。   

 

冗談抜きに今若年層にボクシングの種をまかねば、この競技は衰退する一方だ。 

 

インスタ2837万人、YOUTUBE2090万人、X470.8万人のフォロワーを誇るジェイク・ポール。 

 

デービスが過去最高の報酬を手にしたのはライアン・ガルシア戦(PPV120万件138億円、ゲート収入31億円)だが、デービスはジェイク・ポールとのエキシビションでライアン戦を上回る報酬を得るかもしれない。 

 

現在保持するWBA世界ライト級王座だが、ポールとのエキシビション時にWBAに相応の金額がもたらされるのであれば王座は安泰だろう。 

 

再戦を袖にされたラモント・ローチはサウジアラビアで堤駿斗との防衛戦か?噂されるシャクール戦実現なら暫

定王者ジェームス・ディケンズが正式王者へ?

先日(8月17日)開催されたサウジアラビアリアドで行われた興行のメインはやはり最重量級。 

 

ヘビー級NO.1プロスペクトの誉れ高いモーゼス・イタウマ(英国)が元WBC暫定ヘビー級王者・ディリアン・ホワイト(英国)と対戦。

 

それこそ1950年代のロッキー・マルシアノVSジョー・ルイスの時代から次期世界王者候補を元タイトルホルダーへぶつけ、箔を付けるというマッチメイクは行われてきた(1960年代のカシアス・クレイVSアーチー・ムーア(ムーアは元LH王者)) 

 

最近では団体数増加で元世界王者に事欠かないので、更にこの傾向は顕著に。 

 

ただ若干20歳、プロキャリア13戦目の選手に元暫定ヘビー級王者をあてがう事には、やはりインパクトが有る。 

 

戦前予想はイタウマのKO勝ちに傾いてはいたが、まさかここまでのパファーマンスを見せるとは・・・。 

 

 

1R、サウスポーイタウマはスタンスを広く取り素早い右ジャブ。 

 

その右は早くフェイントも織り交ぜ、ホワイトの攻撃をかわし右を入れるという高レベルな物。 

 

ホワイトもややクラウチングのクラシカルスタイルで対峙も相手のスピードに面食らっている。 

 

早くもロープへ追い詰めたイタウマは文字通り上下のコンビを雨あられの如く浴びせる。 

 

途中にフェイントも駆使する鬼コンビ。 

 

最後は右フックをアゴへ入れダウンを奪う。 

 

立ち上がったホワイトの足元はおぼつかず主審はストップ宣告(1R1:59TKO) 

 

もうイタウマの良いところしか見えなかった一方的な勝利。 

 

194cm 106kgの身体とは信じられない程、スピードが有り正に中量級スタイル。 

 

この戦法が12R続くとも思えないし、耐久性は未知数だがあと2試合で引退??のオレクサンドル・ウシクとの技術戦が見たくなるほどの出来だった。 

 

人種のるつぼという側面はあるが、英国ヘビー級は次から次へと有力選手が生まれる。 

 

フランク・ブルーノが孤軍奮闘していた時代からは考えられない。 

 

正に全盛時代が続いている。 

右はクイーンズベリー・フランク・ウォーレンプロモータ