先日後楽園ホールで行われた
IBF世界ライトフライ級タイトルマッチ
【タノンサック・シムシー(タイ)VSセルヒオ・メンドサ・コルドバ(メキシコ)】
下馬評では挑戦者コルドバを推す声が多く、自分も新鋭コルドバの戴冠を予想していた。
王者タノンサック:39勝(34KO)1敗 25歳
挑戦者(1位)コルドバ:27勝(23KO) 25歳
25歳同士の強打者対決。
1R、長身サウスポーコルドバはバランスよく、センスを感じさせ、パンチは硬そう。
タノンサックが左を突くとコルドバも前の手。
タノンサックは定石通りの右を上下に。
そして比国選手の様に踏み込んでの攻撃。
カウンターも打てるコルドバに対し、度胸があるな。
コルドバ硬そうなコンビを当てるが、その後タノンサックが思い切った右ストレートをボディーへ差す。
10-9タノンサック
2R、コルドバは左アッパーボディー好打。
対しタノンサックは強気に右。踏む込みも良く伸びるパンチ。
距離潰したいタノンサックに対し、突き放したいコルドバ。
攻め入るタノンサックにコルドバの右フックカウンター。
タノンサックの足元が揺れる。
効きながらも前へ出るタノンサック。乱戦に持ち込むが、コルドバの左ストレートを食らい後退。
少し落ち着いたのちに右二発でコルドバを下らせる。
ロープへ詰めての連打。左フックがアゴに入り、コルドバは痛烈なダウンを喫する。
ダメージ深く、ここで止めても文句は出ない場面だ。
再開後も効いておりダウンするもノーカウント。
ここを見逃すはずもなく連打を仕掛けるタノンサック。
最後は痛烈な右カウンターでコルドバは大の字。
即ストップかと思われたが、田中主審の悪いクセでカウントを取り始める。
立ち上がったが大きくふらつく様を見てKO宣告(2R2:32KO)も、これは即座に止めなくてはダメ。
余計なパフォーマンスなど主審はやらなくてよい。
黒子に徹し、事故を防ぐことに全力を注いでほしい。

しかしあの強いコルドバ相手に勇気ある攻撃敢行、2Rで倒すとはタノンサックは覚醒したな。
タイ人ボクサーが世界戦で別人のようなパフォーマンスを見せるというサンプルは多いのだが、それにしてものKO劇。
レベルが違うが、井上VS中谷もこのようなシーンが起きるかも?と思わせるほどのシーンだった。
ライトフライ級王者の中ではサンティアゴ、カニサレス、岩田に次いで4番手評価のタノンサックだったが、この勝利で自信をつけ大化けする可能性も出てきた。
一方敗者のコルドバはダメージが心配だが、潜在能力があることは間違いない。
13日はタノンサックの夜だったということか。