遂にジェシー・ロドリゲスがバンタム級に進出。

 

意外にもファーストターゲットはWBA王座。

 

6月13日米国アリゾナ州で同王座へ挑む。

相手はWBA世界バンタム級休養王者アントニオ・バルガス(メキシコ)

 

現在正規王者には堤聖也(角海老宝石)が居るのだが、鼻骨折の影響で防衛戦が出来ない状況。

 

バルガスが休養明けという事で正規王者へ返り咲き。

 

堤が「休養王者」へとなることが予想される。

 

堤にとり酷な裁定だが、ここはジェシー・ロドリゲスと拳を交える絶好の機会と捉えたい。

 

打たれ脆さも感じさせるバルガスの勝機は低く、ロドリゲスがWBA王座に就くだろうが、ロドリゲスと堤との対戦指令がWBAより出るとみる。(※WBA王座挑戦権を有している増田陸という存在はあるが)

 

激闘王として太く短くの堤聖也にとりバムは格好の相手。

 

巧く速いバムにとりエンドレスアタック&変則の堤は嫌なタイプだ。

 

またバンタムで暴れてきた堤のパンチは重い。

 

何よりも折れない心は一番の武器。

 

試合報酬もさることながらバム戦は堤聖也一世一代の大勝負となる。

 

今回の措置に納得は行かないだろうが、前向きにとらえたい

 

その卓越した技術で世界フライ級を14度防衛。

 

メキシコが産んだリングのマエストロ、ミゲル・カント氏が逝去。

 

カント氏は1975年1月、日本の小熊正二よりWBC世界フライ級王座を奪い、

 

以降ベツリオ・ゴンサレスにリベンジ(2連勝)、高田次郎、花形進、触沢公男、マルティン・バルガス、小熊正二(2回)、アントニオ・アベラルら相手に防衛すること実に14度の偉業を達成した。

 

154cmリーチ160cmと体躯には恵まれなかったが、究極の左ジャブと防御技術で前途の強打者たちを空転させた。

 

特に印象深いのには計3度戦った小熊正二(当時表記)との防衛戦。

 

2度目の対決は小熊の手が挙がっても不思議でなかったが、3度目の対戦では完璧にコントロール。

 

気配を消した左ジャブと右もジャブの様に使い、苦手とも思えたサウスポー小熊に完勝した。

 

カント氏も計45ラウンド戦った小熊が一番手強かった選手だろう。

 

15度目の防衛戦で敵地韓国にて朴賛希に王座を明け渡したが、15ラウンド制、当日計量、6オンス。最もボクサーが「強かった」70年代を技術で生き抜いた名選手。

 

昭和のボクサーは幾人ものテクニシャンにレッスンを受け、遅い歩みだが日本拳闘界の技術進歩を果たしてきた。

 

先日期待の片岡雷斗(大橋)がデビューしたが、大橋会長に言わせると

「ミゲル・カントにそっくり」

 

カント氏が日本で披露した技術は、脈々と受け継がれているということだ。

 

5年前、拙ブログでメキシコ歴代PFPトップ10を記したが、このメンバーと順位は今も変わらない。

 

1位:フリオ・セサール・チャベス

2位:サルバドル・サンチェス

3位:カルロス・サラテ

4位:ルーベン・オリバレス

5位:リカルド・ロペス

6位:カネロ・アルバレス

7位:ビセンテ・サルディバル

8位:マルコ・アントニオ・バレラ

9位:ミゲル・カント

10位:ファン・マヌエル・マルケス

カント氏の生涯戦績:74戦61勝(15KO)9敗4分

※世界王座獲得は45戦目。尊敬でしかない。

 

ミゲル・カント氏のご冥福をお祈り申し上げます。

 

ボクシング・ビート最新号(2026年5月号)

 

表紙は井上尚弥&中谷潤人

強めのコントラストが緊張感を高める。

 

【井上尚弥VS中谷潤人展望】

カラー16頁に渡る大特集。

 

専門誌の強味を活かした両雄の過去全試合(共に32戦)振り返りは圧巻。

 

中谷が対戦した日本人世界王者経験者3名が語る「ビックバンが勝つ展開とは?」まさに仰せの通りだ。

 

スーパーバンタム初戦で「階級の壁では?」とも思わせた中谷も2戦目ではフィットしそうだ。

 

減量前の中谷の体躯は凄まじいものが有る。

 

 

【井上拓真VS井岡一翔】

この一戦ある意味メインよりも勝負論が有り、予想が拮抗している。

 

拓真が井岡へリスペクトを感じ用意していれば負けないと思うのだが。

 

【飯田覚士対談】

番狂わせを起こした小國以載。ここはどんなに吠えても許される。

 

【アマの名伯楽2名卒業】

高見公明、木庭浩介両氏。共に拳闘指導は継続!

 

高見がアマ王者フロイド・フェイバースと対峙した試合を後楽園ホールで観た。

 

選手としても一流だったが、選手指導で実に拳闘界に貢献してくれた人物、

 

【チャンピオンの殿堂】

大好きなルペ・ピントール(メキシコ)

 

懐かしい写真。ピントールとカワサキKZ1000。

 

ピントールはオートバイ事故で負傷したこともあったが、カワサキに乗っていてうれしいな。

 

とにかく左手の重要性を体現した選手で素質よりも努力の選手のイメージが有る。

 

村田、テル、ゴメス、メサ戦は今も定期的に観ている。これからも何度も観るだろうな。

 

5月2日の大一番。

 

ボクシング・ビート今月号は会場や配信で観る方々必携だ。