平岡アンディ一世一代の大一番。

11月15日米国フロリダ州マイアミ

 

【WBC世界スーパーライト級タイトルマッチ】

ゲーリー・アントゥワン・ラッセル(米国)VS平岡アンディ(大橋)

 

過去日本ボクサーで同級王座に就いた選手は三名。

 

藤猛※米国籍、浜田剛史、平仲明信

 

何れも文字通り王座を強奪。衝撃的なKOで王者となった。※三名の要したラウンドは計4Rという瞬殺劇。

 

敵地ということもあり平岡も倒さなければ王座は望めない。

 

短期勝負は平岡の土俵ではないが、相手は開始から仕掛けてくる短期即効型。

 

メインにジェイク・ポール登場とあってカオスな観衆の前で王者は殺傷本能全開で迫ってくる。

 

平岡独特の距離感で分断したいが、時として強気カウンターを放つことも必要。

 

とにかく雰囲気にのまれ何も出来ないまま飲み込まれてしまうという事が平岡の負けパターン。

 

親子で磨き続けたブレードの切れ味を出さぬままに試合を終えることは慙愧に堪えないだろう。

 

ある意味の開き直りが活路を開く為の条件だ。

 

海外挑戦はハンディだが数少ない利点は開き直れること。

 

王者は超攻撃的な反面、攻撃時の防御に不安がある(=被弾覚悟で正面から潰しに来る)。

 

アゴにカウンターが入れば番狂わせも可能。

お互い家族が強さの秘訣。

※ここへ来てデービスの訴訟問題により興行自体が延期。

平岡は準備期間が増えたと前向きにとらえたいが、中止の可能性も取り沙汰されており先が見えない状況だ。

 

その昔ボクシング興行は金の生る木だった。

 

具志堅用高世界戦計15試合で莫大な富をなした協栄ジム金平正紀会長。

 

今では考えにくいが具志堅戴冠戦の山梨開催は別としても15試合のうち東京開催は4試合のみ。

 

また唯一のノンタイトル戦も埼玉県大宮市での開催。

 

札幌、別府、名古屋、広島、北九州、大阪、高知、金沢、地元沖縄とまさに全国ツアーの様相を呈していたが、その興行の多くは「売り興行」

 

現在でも角界が地方巡業の際に取っている手法。

 

各地方にいる「勧進元」へ1興行いくらで売り、角界は基本ノーリスク。

 

協栄ジムが完全な売り興行と並び歩合興行もあったと推察されるが、協栄ジムは売りが成立した時点でノーリスク。

 

極論言えば観衆0でも赤字にならない構図。

 

興行収入とは別に具志堅全盛期は1億円を超える放映権料がTBSから支払われていた。

 

とにかくボクシング世界戦を地元で開催したい興行主は数多くいた時代。

 

またボクシング以外の活動がメインだったが、康芳夫のような怪しげな呼び屋が金平会長と組んでモハメド・アリVSマック・フォスターを実現させたこともあった。

 

いま世界戦はほとんどが自主興行(買い興行)だろう。

 

反社との決別や良い意味での封鎖的構造があやしげな興行主の参入を防いでいるし、ノウハウがない興行主が手を出してうまくいく世界ではない。

 

安全性担保、カバナンスの観点でも現在の形が健全であることは間違いない。

 

ただ少し寂しいのはその昔は企業活動で成功を収めた企業オーナーがボクシングジム経営に参入し、相応の投資で数多くの選手を育て上げていた時代もあった。

 

東北の某ジムはすでになく、関東にある世界王者複数排出したジムもオーナーの急死により、既にジムにその企業との資本関係はない。

 

現在亀田興毅興行の金主が無尽蔵の投資を続けている。

一部のコアファンからは論も起きているが、自分は安全性担保さえしてくれれば、例の国でも興行にも賛成だし、この投資がいつか報われて欲しいと願っている。

 

王道は帝拳ジム、大橋ジムの運営の安定感は他の追随を許さないが、伊藤雅雪、いつの日か井上尚弥らにも期待したい。

 

デラホーヤ、メイウェザーやパッキャオ。名選手がプロモーターとして業界にいてくれるのはファンとしては嬉しいことだ。

 

配信マネーやアラブマネーは一部の選手、ジムに限られる。

 

業界全体がさらに儲かる構造になってほしいものだ(世界戦以外にも金を生む)。

 

そのためには有望選手育成と共にIR一択だ!

12月17日両国国技館

ノニト・ドネア(比国)との対戦が内定している堤聖也(角海老宝石)

 

海外記事で5年間の闘病の末、WBA世界バンタム級正規王者アントニオ・バルガス(メキシコ)の母親が逝去。

 

当初予定されていた堤聖也との「統一戦」に出場出来なくなり、正規王者には前提王者のドネアが昇格。

 

堤との「統一戦」を行うとの報道があった。

 

ただ最新のWBAランキングではバルガスが正規王者のままでドネアも暫定王者に名を連ねている。

 

そして何故か堤の名がランキング自体からも消え失せている。

 

これは一体??

またJBCは暫定王座戦を認めていないので、ドネアVS堤にどのような冠が就くのだろうか・・・。

 

「挑戦者決定戦」?または特例での「暫定王座戦」?

 

とにかく正式決定を待ちたい。