27日サウジアラビアリアド(モハメド・アブド・アリーナ)
で行われた【THE RING Ⅴ NIGHT OF THE SAMURAI】
【スーパーバンタム級12回戦】
中谷潤人(M.T)VSセバスチャン・エルナンデス(メキシコ)
井上戦へ向けてアピールすべくリアドリングへ登場の中谷。
相手は無敗世界ランカーエルナンデス。
1R、減量苦から解放された中谷はエネルギュシュなスタートをきる。
広いスタンス重心を低くした構えから左を積極的に放ち、オープニングヒットを奪う。
さらに右アッパー。上半身を左に傾けリズミカルな動きを見せる。
左に回りながら右ジャブ。このパンチを内外に入れる。
この動きにエルナンデスは全く手を出せない。
10-9中谷
2R、中谷内外への右ジャブ。
サイドへの動きが良く棒立ち気味のエルナンデスに機能する。
中谷左カウンター。伸び上がってのアッパー。
終盤も強烈なボディー。
ただエルナンデスはタフそう。
10-9中谷
3R、中谷ジャブを軽くはじくように放ち動く。
左アッパー2発。動いてエルナンデスが追ってくるところへ右アッパー。
中谷は相手得意のクロスレンジでも打ち合いに応じ、距離とりワンツー。
例のモロニーを倒したパンチ(上半身を右へ傾けての左)
クロスレンジ展開もありエルナンデスも手数を繰り出してきた。
10-9中谷
4R、エルナンデスはスピードないが、しつこく手数。
中谷に動かれるとパンチ当たらずに逆にカウンター食らう。
クロスレンジで付き合う中谷。動きに余裕がある。
左ヒットもエルナンデスは打たれ強い。
中谷長いリーチ活かして右フックをガード越しに回す。
10-9中谷
5R、タフな相手に中谷は上体を起こしワンツー二発でスタート。
そしてまた重心を落とし強弱パンチ。
中谷の左ボディーは強いが、エルナンデスはタフで手数繰り出す。
中谷も動くとこの展開はすぐにリセット出来るので余裕。
10-9中谷
6R、右ジャブと動き。エルナンデス攻撃をクリンチ分断の中谷。
かなり強引に攻めるシーンも。
ただあまりの手数に時折被弾する中谷。
右で少しバランスを崩す中谷。エルナンデスはゾンビの様にタフ。
10-9エルナンデス
7R、エルナンデスのエンドレスアタックに右へ動く中谷だが、付き合い打ちあってしまう。
少し大きく動くと展開も変わる。そして例のビッグバン左(モロニー倒した左)
ただその後もクロスレンジ展開。
10-9エルナンデス
8R、エルナンデスのパンチは手打ち気味だが、故に手数は出続ける。
動いて出鼻にパンチの中谷だが、またもクロスレンジ展開へ。
また動いてもエルナンデスが距離を詰めてくる。
10-9エルナンデス
9R、中谷は右ジャブで大きくサークリング&エルナンデスアタックをクリンチ分断。
ただカウンターを入れても攻め入ってくるエルナンデス。
中谷も耐久性があるので危機に陥る感はないが・・・。
10-9エルナンデス
10R、右目も腫れている中谷はヒット&ラン。
軽打と動き。
終盤はエルナンデスの時間。
10-9中谷
11R、中谷の左ボディー強いが、止まらないエルナンデス。
右目視界が塞がれている?中谷へ左フックヒット。
10-9エルナンデス
12R、動く中谷。カウンターを入れるが最後までエルナンデスは止まらない。
何とかサークリングでペース握り左アッパー入れ、この回を抑える。
このポイントは大きい。
10-9中谷
3-0(118-110、115-113X2名)で中谷が辛くも判定勝ち。※自分の画面採点は115-113中谷
114-114の芽もあった。118-110のジャッジはあり得ないな。
井上戦アピールに開始から積極的な攻撃、動きを見せていた中谷。
ただ3R頃からロングでもクロスレンジでも戦える中谷は相手土俵のクロスレンジでの打ち合いに応じてしまう。
当初打ち負けずに対峙していた中谷。またいざとなれば動けば分断できていたが、エルナンデスの耐久性と手数、スタミナは想像を超えた。
一発パワーは感じないが呆れるほどの手数とゾンビの様なタフネス。
特に6R~最終ゴングまでエルナンデスの脅威を防ぐ中谷という構図が続いた。
もう少しエルナンデスが早く仕掛けてきたらポイント的には危なかった。
この結果を見て「階級の壁」云々はナンセンス。
エルナンデスの規格外の耐久性、スタミナが中谷の苦闘を演出した。
エルナンデスはスピードやKO率ほどの一発パワーはないが、まるでゾンビ。このクラスでは貴重な激闘製造選手。
中谷もスーパーバンタムではパワーだけではなく技術の比率を高めるのは当然。
エルナンデス戦でも序盤の絶妙なポジショニング。
サイドへの動き。強弱と光るものはあり、隠れた武器の「打たれ強さ」も証明した。
来年5月2日が楽しみであることは変わらない。




