先日世界王者レイモンド・ムラタラ(米国)と極上の技術戦を展開しながら判定で惜敗したアンディ・クルス(キューバ)

 

この試合トップランクとの入札に競り勝ったマッチルーム(88.8888万ドル1.36億円)はクルスを世界王者にするという当てが外れた。※トップランクは55万ドル(8470万円)

 

この惜敗。クルスがあのカウンター戦法でポイント勝ちを確信していたのなら課題修正すれば次回の機会に戴冠は容易だろうが、ムラタラのプレスにあの戦法を取らざるを得なかったという事だと話が変わってくる。

 

ただあのサイボーグロマチェンコも世界初挑戦の際は、オルランド・サリドの確信的ラフ戦略、戦法(体重オーバー)にプロの洗礼を受けた。

 

その後ロマはさらにサイドへの動きに磨きをかけ、一気に世界トップの座に駆け上がった。

 

クルスも潜在能力だけならロマチェンコに近いものを持っている。※あくまでも近いもの。ロマは向こう40年間は出ない未来から来たサイボーグ。

 

さて見事な勝利で一転脚光を浴びることとなったムラタラ。

 

地味な存在だったが今後名のある選手との対決で大金を稼ぐだろう(クルス戦は約8800万円?)※早速テオフィモ・ロペスVSシャクール・スティーブンソンの勝者へ宣戦布告。

 

現在の世界ライト級王座は

WBA:ジャーボンテイ・デービス→空位

WBC:シャクール・スティーブンソン

WBO:アブドゥラー・メイソン

IBF:レイモンド・ムラタラ

 

デービスは裁判沙汰で試合日程も見えてこない。このままフェードアウトの可能性もある。

 

シャクールはスーパーライト級王座(テオフィモ・ロペス)へ挑むが予想通り戴冠となれば転級するだろう。

 

ロマチェンコが引退。キーション・デービスも転級。

 

世界王者候補サム・ノークス(英国)は同国のジョー・コルディナより新鮮味があるファイターだが防御面や米国勢のスピードに対応出来るかというと微妙。と一見手薄に映りながらもムラタラのあのパフォーマンス見せられた日には、我が国ライト級世界ランカー(宇津木秀)との実力差は途方もなく大きいと言わざを得ない。

 

期待の堤駿斗も怪我を治してまずはスーパーフェザー級王座狙い。

 

ライト級世界王座は途方もなく高い頂だ。

 

ただこれも日本人の誰かが壁をぶち破れば、バイアスは消える。

 

その意味でもスーパーライト級へ挑む平岡アンディに風穴を開けて欲しいのだが・・・。

既定路線とは言えタイソン・フューリーの再起宣言。

 

未だマーケット的には熱いヘビー級シーンにおいて貴重なタレントであり、実力者であるフューリーの再登板は(特に)サウジアラビアにとっても喜ばしいところ。

 

先日タイでの「トレーニング光景」がSNSで出回ったが、今度はなんと同国少林寺拳法道場でのトレーニングシーンが。

道着に着替えたフューリーが拳のみならず蹴りも繰り出す。

 

道着に隠れているが、心なしか脂肪の鎧が目減りしたような感を受ける。

 

206cm120kg超の体躯にしてここまでの動きが出来ることがフューリーの強味。

 

この少林寺拳法トレーニングは単なる気分転換の一環だろうが、武術ならではの間合い、相手の踏み込み攻撃を察知する能力、防御面(相手の攻撃からの捌き、かわし、ずらし)には寄与すると思う。

 

事実相手の突進をさばきクリンチ後、攻撃するような様の動画も。

 

元々距離感に優れたフューリーだけに共通項を見つけ諸々活かすことは可能。

 

左と共に脚が生命線のフューリーだけにこの蹴りトレは復帰に向け良いウォーミングアップとなるだろう。

 

海外ボクサーと武道。

 

ワールドワイドとなった空手出身のボクサーも少なくないと推察される。

 

今回のケースとは違うが、幼少のヘクター・カマチョがブルース・リーに憧れあのスピードスタイルを形成したことは有名な?エピソード。

 

さて気まぐれなフューリーの復帰ロードはいかに。

今年初の国内開催世界戦興行が発表された

 

3月15日(日)横浜BUNTAI

【WBA世界バンタム級挑戦者決定戦】

ノニト・ドネア(比国)VS増田陸(帝拳)

 

昨年12月17日堤聖也と激闘を演じたドネアが早くも再来日。

 

かけられた冠はWBA王座挑戦者決定戦だが、堤の怪我の具合も気になる。

 

3月15日当日までには冠が書き換えられているかも知れない。

 

増田は前戦の出来は良くなかった。ボクシングの幅という観点ではドネアが数段上だが、左強打一点突破の増田。

 

好カードであることは間違いない。

 

 

【WBC世界ライトフライ級タイトルマッチ】

ノックアウト・CP・フレッシュマート(タイ)VS岩田翔吉(帝拳)

 

帝拳同門の後輩たちの活躍でやや影が薄くなった岩田だが、再び輝くのに格好な王者への挑戦。

 

ミニマム王座を16度守り、昨年末ライトフライ王座を獲得したノックアウト。

 

個人的にはタイ敵地で挑戦をしてほしかったが、試合報酬含め国内開催用意するのは帝拳の役目。

 

4カードのうち最も拮抗した選手同士の対決だ。

 

 

【WBO世界フライ級タイトルマッチ】

アンソニー・オラスクアガ(米国)VS飯村樹輝弥(角海老宝石)

 

昨年飯村の怪我で流れた対戦が再びセットされた。

 

現在フライ級では頭一つ抜けているオラスクアガ。

 

今回も瞬殺?

 

【WBA世界ミニマム級タイトルマッチ】

松本流星(帝拳)VS高田勇仁(ライオンズ)

 

これは実に潔い判断だ。

 

前回は偶然のバッティングで高田が負傷し昏倒。

 

両者ともに納得がいかない結果だったが、松本側から再戦を申し入れ。

 

高田もこれに応え好試合を演じて欲しい。

 

初戦を観た感じでは松本が高田をコントロールしつつあった。

 

高田があの5ラウンドで何を感じどう対抗するか?

 

楽しみな再戦だ。