生涯無敗50勝(27KO)でキャリアを終えたフロイド・メイウェザー。

 

引退後はエキシビションでの隠居生活。

 

功罪あるがタイソンと共にボクシングのアイコンとして存在している。

4月にそのタイソンとエキシビションを行うが、何と現役復帰を示唆。

 

タイソンとの手合わせのプロモーションの一環だと思われたが、CSIスポーツ/ファイトスポーツと独占契約を結び「公式試合」をこなしていくという。

 

メイウェザーはまもなく49歳を迎えるが、この「復帰」はまさかの経済的問題?

 

先日の「ショータイム」への3.4億ドル(533億円)の資金回収訴訟。

 

また今月に入りマンハッタンの高級アパート賃料未払い(33万ドル)や宝石購入代金未払い(140万ドル)で訴えを起こされている。

 

この金額など払う気になれば何も問題ないが、セレブアスリートにありがちなどんぶり勘定気質が垣間見える。

 

11年前メガファイトで拳を交えたマニー・パッキャオも「現役」

 

個人的にPARTⅡなど観たくもないが、CSIスポーツ/ファイトスポーツの求めるところはそこしかなかろう。

 

メイウェザーは「生涯無敗」がストロングポイントであることを知っており、ボクサーではないコナー・マクレガー戦を公式試合として行い、マルシアの49戦無敗を超えた上でグローブを吊るした。

 

よもやその価値を捨てるような危険な試合には臨まない賢さは有しているはずだが・・・。

平岡アンディ世界戦のメインは

 

【WBC世界ウェルター級タイトルマッチ】

マリオ・バリオス(米国)VSライアン・ガルシア(米国)

 

未だ米国ボクシング界では圧倒的な発信力を誇るライアン・ガルシアが地味な存在の王者マリオ・バリオスへ挑んだ試合。

 

今回もライアンの元トレーナー、ジョー・グーセンが相手コーナーへ周るというストーリー(ライアンは父親と再びタッグ)

 

記者会見でライアンはグーセンを揶揄したティシャツを「プレゼント」し、グーセンは投げ返す「お約束」の演出。

 

1R開始早々、衝撃のシーン。

 

ライアンはロングレンジから強い右フックをテンプルに叩き込む、たじろぐバリオス。

 

次いで同じく右をボディーへ放ち、更に右フックをテンプルにかすめるように放つとバリオスはダウン。開始わずか30秒余り。

 

恐るべき速攻。

 

ライアンはキャリア早期では右でのKOが多かった。

 

右拳を痛め、例の左フック一点突破スタイルになったが、父親との再タッグがこの辺に現れた。

 

バリオスはこれではグーセンを招聘した意味がない。

 

ライアンの序盤の強さは解っているはず。そしてバリオスのスロースターターぶりも。

 

ライアン陣営の裏をかく戦法(原点回帰の右で勝負)が見事功を奏した。

 

結果このダウンで勝負は決まった。

 

以降バリオスはライアンの両拳へ注意を払い、益々手が出なくなる。

 

とにかく打つまでの反応速度が遅いバリオス。

 

ライアンのスピードについていけない展開が延々と続く。

 

硬いガードもライアンの長い右フックが巻いてくる。

 

ライアンは5Rにもダウンパンチと同様パンチでバリオスをグラつかせる。

 

的中率が良いのは左手のセンサが機能している為。

 

そして鋭い左フック。このパンチは胴の長いバリオスのレバーもえぐった(6Rの「ダウン」はノーカウントのスリップ裁定)。

 

試合途中で右拳を痛めたライアンは無理にKOは狙わずにマネジメント。

 

完全に試合をコントロールすると例の悪癖アルマジロの様なディフェンスさえも機能する。

 

バリオスの勝ち味の遅さと手数のなさも誘発したライアン。

 

ほぼ完全試合で予想通りの戴冠。

 

採点は(120-107、119-108、118-109)※私採点120-107

 

ライアンキャリアで初の「正規王座」獲得となった。

 

ライアンは早速リングサイドにいたシャクールへ対戦を呼びかける。

 

アマ時代からしのぎを削ってきた「ライバル」

 

ライアンは公言通り王座を長く保持する気もなくビッグマッチ一択。太く短くの最終コーナーだ。

 

例の疑惑だけが気になるが、ウェルター級シーンが騒がしくなってきた。

 

勝者ライアン:25勝(20KO)2敗1NC

 

敗者バリオスは29勝(18KO)3敗2分けとなった。

 

地味な王者だったが、ねらい目王者としてパッキャオ、ライアンと拳を交え高報酬に恵まれた。

 

米国ネバダ州ラスベガス Tモバイルアリーナ

 

【WBA世界スーパーライト級タイトルマッチ】

ゲーリー・アントゥワン・ラッセル(米国)VS平岡アンディ(大橋)

 

日本拳闘界世界戦史の中でもトップクラスのゴタゴタに巻き込まれた平岡世界初挑戦。

 

1R、試合直前の渡米だが、平岡は調子良さそう。

定石通りの右ジャブは速い。

ラッセルも工夫して入って来る。

クリンチ際でも激しいアクションのラッセル。

右フック強振。怖いパンチだ。

 

10-9ラッセル

 

2R、ラッセル入って来る。一見平岡も巧くさばくが王者の攻勢ラウンド。

10-9ラッセル

 

3R、ラッセルは平岡ジャブをブロックし、出てくる。

右フックで飛びこみ平岡をロープへ。

平岡も左カウンター狙うが、ラッセルの激しいボディー攻撃。

下→上(返し右フック当てる)

ラッセルの右は怖い。

 

10-9ラッセル

 

4R、前半右の差し合いでは平岡負けていないが、挑戦者として仕掛けないとポイント獲れない。

ラッセル攻め上げ右入れる。

またロングレンジからの平岡の左は躱す。

ショートレンジの打ち合いでは回転力がある王者が断然上。

 

10-9ラッセル

 

5R、平岡左長距離砲は見られ躱されているのでボディーへ持っていきたいが、ラッセルの低い体勢からの入りが激しい。

そしてやみくもに出るわけでもないラッセル。

この戦法ならスタミナも持つ。

終盤ラッセルの右フックで平岡がぐらつく。

 

このままでは敵地で大差がつきそうだ。

 

10-9ラッセル

 

6R、ラッセルは入っての右フック狙い。

中盤平岡はラッセルへのボディーに手ごたえ掴み攻めるが、ラッセルも巧くやり過ごす。

 

10-9平岡

 

7R、平岡ラッセルの入りに左カウンター。タイミングは初めて?合った。

ただラッセルは決して右を止めないのでペースは渡さない。

平岡は徐々に詰めていく。

クリンチ際でも負けずに左右パンチをボディーへ突き刺していく。

ラッセルの反撃も雑になるので左カウンターの好機到来。

 

仕掛け遅いが挑戦者らしさを見せたラウンド。

(終盤はラッセルも反撃右アッパー入れる)

 

10-9平岡

 

8R、平岡は左パンチタイミング合ってきた。

小柄なラッセルへ有効な打ち下ろし。

ラッセルも右を忘れずにペース戻そうとするが、平岡は出てくる。

ラッセルも巧く動くが平岡攻勢点。

 

10-9平岡(公式はラッセル?)

 

9R、ラッセルも速いコンビ復活。

巧く迎え打つ。

速いコンビ当て脚と地元の利を活かす戦法。

後半平岡ボディー攻撃で下らせ右アッパーもアゴへヒット。

 

10-9ラッセル(割れる?)

 

10R、開始早々平岡のボディーがローブローになり小休止。

再開後前へ出てくる平岡を巧く迎え打つラッセル。

またこの試合の生命線である右ジャブでペース握る。

ここで平岡右ボディーがロー判定で減点1

これは大きな失点。

 

10-8ラッセル

 

11R、ポイント不利の平岡は出ていく。

ラッセルは付き合わずにパンチ即クリンチや単発パンチ&ムーブ。

平岡もフルスイング系のパンチで攻撃姿勢は見せた。

 

10-9平岡

 

12R、勝つにはKOしかない?平岡は開始からパンチ放っていく。ラッセルはクリンチ分断後、最終ラウンドの為、動き復活し、良い左当てる。

平岡もスタミナ残量はあり、終了間際ブレードパンチを惜しみなく放つが、ゴング。

 

10-9平岡

 

ラッセルが3-0(117-110、116-111X2名)で初防衛に成功。※自分のTV画面採点では115-112でラッセル。

 

諸々ハンデがありながら平岡はよく対抗したと言いたいが、やはり仕掛けるのが遅かった。

 

5Rまでの失点が大きく、6R~ボディーを起点に挑戦者らしさを見せるシーンもあったが、時すでに遅し。

 

10Rの減点で勝敗が決定的となった。

 

平岡は12R攻め立てたようにスタミナ残量が有ったが、それなら序盤に気概を見せて欲しかった。

 

ラッセルは最後まで生命線の右ジャブを忘れなかったのが勝因。

要所で戦う王者の片鱗をみせた。

 

平岡は一定程度の耐久性も感じさせ、攻撃力でも対抗で来た。

 

やはりあとはハートだ。この試合もハートの強さの違いが勝敗を分けた。

 

この経験が活きるか否か。クラスがクラスだけに世界再挑戦は困難な道だろうが、この内容でラストファイトという選択はなかろう。