本日は有明アリーナへ4大世界戦観戦に。
【WBO-LF王座決定戦 岩田翔吉VSハイロ・ノリエガ】
ライトフライ級らしくきびきびした展開。
ノリエガも低KO率(14勝(3KO))とは思えないほど強気のパンチを振ってきたが、格が違った。
岩田は丁寧に左を突き、2Rにはボディーで相手を止め、3Rに右アッパーでダウンを奪う。
最後は右下から左フックをアゴに決めてTKO勝ち(3R3:00TKO)
ラフな相手に落ち着いてバランスを考えながら戦った。
岩田は幸運な決定戦で戴冠。
試合後矢吹との統一戦を口にしたように統一して初めて王者の称号を得られる。



まずはスタートラインに立った世界王座獲得となった。
【WBA-Fタイトルマッチユーリ阿久井政悟VSタナンチャイ・チャルンパク】
阿久井は開始から例のプレッシャーをかけ続ける。
パンチも硬いので相手にとり実に嫌なスタイル。
6Rまでは阿久井がプレッシャーでペースを握っていたが、タナンチャイも打たれ強く底を割らない。
7R~10Rはタナンチャイのアウトボクシングと左、要所のカウンターがペースを奪う。
阿久井も追い足にスピードを加えるが、逆にタナンチャイのバックステップが機能する。
辛うじて11~12Rを抑えた阿久井が2-1(115-113、117-111、113-115)で判定勝ちで2度目の防衛に成功(私採点は115-113で阿久井)
阿久井はもう少し身体を振り、ボディーを狙いたかった。



世界戦で倒せない試合が続く。攻めにもう少しバリエーションが欲しいかな。
【WBC-F王座決定戦 寺地拳四朗VSクリストファー・ロサレス】
ロサレスサイドにカネロ応援が付くが、オーラも何のその。
拳四朗が原点回帰、見事な組み立てで世界二階級制覇を果たした。
1Rから持ち前のステップから繰り出す左ジャブで差し勝ち、2Rに早くも右でロサレスを効かす。
スピードもパワーも相手を上回り、フライ級でも不安なし。
3Rも右でグラつかせ一気に畳みかけ、KO寸前に追い込む。
4R、ロサレスのサウスポーからのパンチを食らいややグラついたが、また冷静に距離を測り、ぺースを渡さず、ロサレスを削り続けた。
但し今日の拳四朗は無理にKOは狙わない。
判定決着濃厚の流れだったが、拳四朗の右でロサレスの鼻が折れている?とのドクター判断で11R0:06TKOが宣告された。
粘るロサレスに一度もペースを渡さない完勝。
このスタイルが貫徹できるならフライ級王座統一にも可能性が出て来る。
あとは残された時間との闘い。
その意味でも激闘封印勝利は良かった。






【WBA-Bタイトルマッチ井上拓真VS堤聖也】
メイン。
ハートの強い堤だが、拓真がレッスンを付けると予想していた。
事実スタートから技術差が出ており、拓真は相手パンチを躱し、右アッパー好打。
ロープを背負いながら堤の旺盛な連打を躱す余裕を見せていた。
ただ堤は空振りもお構いなしに手数を止めない。
空振りしても三発、四発と続けて来る。
拓真はL字&上体で躱すが、これが結果良くなかった。
上体が立ち、堤の接近戦がより機能する。 珍しく拓真はボディ連打を食らい効いてしまうシーンも。
ポイント的には接近していたが、10R拓真は痛恨のロープダウンを取られる。
これはかなり不運な裁定。結果的に勝敗を分けてしまった。
後がない拓真は前へ出て11Rポイントを抑えるが、最終12R堤は魂の攻撃で勝利を決定付けた。
採点は3-0(114-113、115-112、117-110)で堤が番狂わせの勝利。
私採点は114-113で堤だったが、この試合の勝者は間違いなく堤。
技術では敵わない拓真に魂の連打を敢行し続けた。
拓真が序盤にもう少し泥臭く対応していれば負けることは無かっただろうが、 世界との差を見せつけるという意識が変な方向に出てしまった。




